今回はF-104J、通称マルヨンの無塗装箇所の塗装です
現在1/72スケールのマルヨン・ベストキットと言えば
このハセガワ製の新版キットと言うことで、おそらく異存は出てこないでしょう。
機体の作りに負けず、キット付属のデカールも大判でかなり精密
オマケに多数の飛行隊マークも印刷されておりまして
多数の飛行隊&機番のバリエーションも楽しめるようになっているんですよね(●^o^●)
が、しかし・・・・・
このキットの説明書にある塗装図(3機分)ですが
塩害対策の塗装を施された機体がメインになっておりまして
写真のように、後部無塗装箇所に指示されている塗料が
8番&76番という古くからの定番塗料になっているんですよね・・・
エアクラフトグレーに塗装された機体ならば
まぁ~これでも「そこそこ見れる」ようにはなると思うのですが
(`・ω・´)b やはりマルヨンは銀色じゃないとねっ!!
という方が機体側にも8番シルバーを使った場合
チョット悲しいことになっちゃうんです・・・・・
航空機のベテランモデラーさんなら、同じ塗料を使用しても
少し色を足したりツヤを変えたりして質感を自在に操ることも出来るのですが
オカメを含め、ヌルモデラーにはそんなテクはハードルが高すぎですよね
なわけで、今回の作業は技術の足りない部分を
新しい塗料の性能で補っちゃおうという「テクニック補完計画!」なのであります。
いやぁ~、何か自分で言ってて恥ずかしいものがありますね(苦笑)
まずは今回使用する塗料を紹介しましょう。
最近は各メーカーから色々な高性能メタリック塗料が発売されており
ほんとは色々なメーカー&ブランドの塗料を吟味&選択し、
ベストな色を紹介すべきなのでしょうが・・・・・・
そこまですると、かなり大変なことになっちゃいますから(ってオイオイ)
今回は同一種類の塗料、使いやすい特性、入手の容易さ等々により
クレオスのMr.カラースーパーメタリックをチョイスすることにします。
SM1スーパーメタリックのみ、希釈はレベリングウスメ液が指定ですが
基本的に普通の薄め液が使用でき、クリアーのコートにも耐えますから
比較的使いやすい部類の塗料じゃないでしょうか。
ま、なにより入手が楽って~のが一番良い点ですね。
さて、今回揃えたのは写真の
SM01スーパーファインシルバー
SM03スパーアイアン
SM04スパーステンレス
SM05スパーチタンの4色♪
こいつを使って無塗装部を塗装していきたいと思います。
(;^ω^)いやぁ~・・・・・・・(汗)
ほんとは塗装する前に写真撮影しておくべきだったんですけど
最初の段階では情報コーナーで紹介するつもりじゃ無かったもので
塗装後のこんな見にくい写真になっちゃったんですよ
ウウウ・・・・ごめんなさいね
さて、この写真でマスキングしている所が機体の塗装箇所
そして見えている所が実機の無塗装部でありまして
つまり金属地が剥き出しになっている箇所ですね
この状態が基本のマスキングでして
上から、さらにマスキングしてパネルの色を塗り分けているわけです
では写真の塗装の説明を
左側から順に03番→05番→01番→05番で塗装してあります
下側はこんな感じ
写真中央、01番で塗装したパネルの下面パネルは04番を今回は使用
反対側の右側面も同じ塗り分けです
で、マスキングテープを剥がすとこんな感じに仕上がるんですよね
(*^ 3 ^)b ウヘヘ~ッ どうです?
機体に塗ってある8番シルバーとの対比により
無塗装・金属地という雰囲気がグッと出てますよね♪
このマルヨンという機体ですが
実は尾翼にも無塗装部や塗り分け箇所がありまして
今回はその辺りも紹介しちゃいましょう (●^o^●)サ~ビス、サ~ビス~ゥ~
垂直尾翼中央のメタリック部は04番で塗装
そのパネル前後の塗装箇所と尾翼前縁は
73番エアクラフトグレーを塗装してあります。
で、水平尾翼はこんな感じね(^◇^;)
前&後縁と中央部のパネル、垂直に立っている部分
これらの部分をエアクラフトグレーで塗装
裏面も同じモールドが入っているので同じように塗装しちゃいます。
で、これらの塗装が終わった後にスミ入れ、
デカール貼り等々に入っていくことになるのですが・・・・・う~ん
プラモって仕事じゃありませんし、こんな面倒な塗り分けなんてせずに
サクサク作っちゃう方が精神衛生的にも正しい姿なのかもしれませんねぇ
(;^ω^) って自分でやっといてそんなこと言うなっちゅうねん(笑)
さて、今回は後部無塗装箇所の色の塗り分けを紹介させていただきましたが
資料として、モデルアート別冊モデルアートプロフィールF-104
およびモデルアート2000年10月号をメインに使わせていただきました
この2000年10月号はハセガワ48キット発売時の特集号でありまして
特に、おおくらとしお氏のイラストがムッチャクチャに素晴らしく
今回も含め、最強の資料として毎回活用させていただいてるんです。
おおくらとしお氏のイラストって、いつも凄~~~く良い内容なので
いままでに掲載されたイラストをまとめて、別冊で発売して欲しいですね
さて、このイラストには、さらに細かく塗り分けるための
「ヒント」になる情報がいっぱい入っていたのですが
さすがにそこまで細かく塗り分ける為には
パネルごとに一々調色しなくっちゃいけない程に大変でありまして
今回はビン生の色を使った、結構~大雑把な塗り分けで済ましちゃいました。
ベテランモデラーさんからすると「ふ・・・・・甘いな」と
失笑してしまう程度のものだとは思いますが(苦笑)
塗装図の指示塗装より、少しグレードをアップしたい人には
それなりにはお役に立てる・・・とは思いますので
ま、その辺は生暖かく見守ってやっておくんなさい(^◇^;)
さらなるこだわり(リアリティ)を求めたい方々は
実機写真を参考に、もっと高度な金属質感の再現に挑戦してくださいね
あ、そうそう、モデルアートプロフィールF-104には
良い実機写真やイラスト等々がたくさん載ってますから
持ってない方は一度見てみてはいかがでしょうか?
現在でも楽に手に入り、また、内容も凄く良い本でお勧めですよん d(゚-^*)