今回は2013年1月に有限会社プラッツさんから発売された
1/144 航空自衛隊C-46D輸送機 のコクピットをお題に上げたいと思います
さて、なぜこのキットのコクピットを取り上げたかと申しますと
前回、同社から発売されたインジェクションキットT-33と同じく
コクピットへの(色)塗装指示が全く無かったんです。
「ああっ?こんなマニアックな機体のキットを買うくらいなんやから
んなもん自分で調べりゃ~ええやんけ」という声も聞こえてきそうですが(笑)
やはり世の中マニアだけではないわけでして
そういうオカメみたいなヌルモデラーが何を塗って良いのか分からず
手が止まってしまうのをチョッとでも防げることが出来ればよいなぁ~・・・と
ま、そういうわけで今回紹介させて頂くことにありなりました(^^ゞ
ではC-46D・コクピットの塗装、スタートで~っす
まずはコクピットのパーツ構成から
写真のように一体成形のコクピットパーツに操縦輪が2つのシンプル構成
でもスケールが144と、かな~り小さいですいからコレで十分かな?
メーターパネルはモールドも無く、ツルンツルンのまっ平(笑)ですが
センター部に凸でセンターコンソールがモールドされており
スケールを考え、全体的な雰囲気でみれば、そう悪くは無いかと思いますね。
出来ればフロントのパネル用にメーター類を印刷したデカールを
付属しておいてくれたら最高だったんですけど
そこまで拘るのなら別売りのエッチングパーツを買えば?ってところでしょうか(^^ゞ
では塗装に入ります。
今回、色を調べるにあたり八方手をつくし・・・・・と言うのは嘘八百で
ホームページで情報を募集し、皆様のご協力により情報を得ただけでして
ここで協力していただいた方々にお礼を申し上げます。
さて募集をHPに載せたところ、自衛隊機キット情報の神(KWATさん)が降臨!
数枚の写真&情報を下ろしてくださいました。
それは1980年に発行された「世界の傑作機」からのもので
今回の塗装はそれを元に、オカメの主観で進めています。
ですから間違えている可能性もありますので
その辺りが気になる方は、自分でしっかりとリサーチされた方がよろしいかと・・・(^◇^;)
(実機も、各地に数機残っているそうですしね)
とりあえず得た情報からオカメが仕上げてみた状態が・・・これだ!
はい、ドン!
こんな感じで仕上げてみましたヾ(o゚ω゚o)ノ゙
シートの表面は黒っぽくてテカテカした感じのようで
合成皮革のカバーでも被せているように見えましたので
セミグロス(半光沢)ブラックで塗っちゃってます。
センターコンソールと操縦輪のシャフト部分は少し濁った緑色で
何か当時のジンクロ(さび止め塗料)っぽい雰囲気なので
それに合わせて54番のカーキグリーンを使用
しかし、操縦輪のハンドル部分のみはシートと同じくセミグロスブラック
少しツヤを出して硬い感じにしています。
フロアはそこらに転がっていたグレーにフラットブラックを適当に混ぜ
フラットベースを更に追加して完全につやを殺したもの
実機写真では、もう少~し黒に近い感じに写っていたのですが
質感の違いをハッキリさせたかったので、こんな感じの色で仕上げてみました。
あと、メーターパネルは表裏共フラットブラックの単色ベタ塗りです。
う~ん、やっぱツルッツルはチョッと寂しかったかな
でまぁ~こんな感じに塗りあがったわけですが・・・・どうでしょう?
比較用に単三電池を置いていますので、その大きさが分かってもらえると思いますが
物が凄く小さいですから、雰囲気的にはそう悪くないんじゃ~ないでしょうか
オカメみたいなヌルモデラーなら、これで十分なのです♪
よ~っし、じゃぁ~こいつを機体に入れて見てみましょう
( ;ω;)・・・・・・・・・殆ど見えないねぇ
ぶっちゃけた話、1/144サイズでガラスが小さい輸送機なんかですと
コクピット内なんて殆ど見えないんですから
単色ベタ塗りで仕上げちゃっても間違いにはならないでしょう
もし単色で仕上げるとしたら、オカメ的には
う~ん・・・やっぱフラットブラックがオススメってことになっちゃうかなぁ~
ここまで塗りわけ方の紹介しといて言うのもなんなんですけどね(笑)
ってなわけで、今回は迷えるモデラー用にコクピットの色を紹介させて頂きました。
プラモは人によって求めるレベルが違ってきますので
ま、今回のオカメの記事は、ほんと「参考程度」と考えて
最終的には各自の好きなように仕上げちゃってくださいませ
(`・ω・´)b 結局プラモは自分の作りたいように作る!それが正解なのです
(と、間違っていた時用の「逃げ道」を作っておくオカメなのでした (笑) )