今回はF-15の機首レドームに、計7本付いている
ライトニングアレスタの追加作業の方法を紹介したいと思います。
現在航空自衛隊で使用されているイーグルのレドームには、
ライトニングアレスタ(避雷索)と呼ばれる線が等間隔で7本付いています。
資料本「モデルアートプロフィールF-15」によると、このパーツが追加されたのは
1990年代に入ってからのようでして、それ以前には付いて無かったようですね。
最近の形態でモデリングする時、再現したいと考えられる方も多いでしょうから
今回オカメの作り方をここで紹介しておきますね。
ま、それ程目立つもんでもありませんし
絶対必要って~わけの物でもありませんから
面倒なら付けなくても良いんですけどね
え?オカメですか
ははは、いやぁ~やっぱ自衛隊機ですからね d(^^ゞ イェ~イ
さて、まずはキットの機首部分を組んで合わせ目を綺麗に消す作業から
あ~・・・この辺は説明はいりませんよね
端折って一気に進んじゃいましょう
で、まずは写真のような状態にもっていってやりました。
ここの状態から追加作業を始めます。
まずは写真のように、細切りのマスキングテープで
レドームを一周してやります。
この前後のマスキングテープ間が凸モールドを追加する区間でして
オカメは前側の凹モールドから5mm、後側の凹モールドから2mm
の位置に貼り付けてあります。
え~、これだと大体凸モールドが20mm前後になりますね。
で、ちょうど一週の位置に、写真のようにマークを入れ
テープを一旦機体から剥がしてしまいます。
次に剥がしたテープで一周分の長さを測り
7等分に分割してこれまた位置をマーキング。
そしてそのまま、もう一度機体に貼り付けまして
前後のマークに合わせて、写真のように伸ばしランナーを仮止め
位置が決まったら、流し込みタイプの接着剤を使用し
伸ばしランナーをパーツに接着しちゃいます。
しかしテープに接着剤が流れると、跡が残ってまずいので
ここで流す量は少なめにし、仮固定って感じに留めておきましょうね
さて、固定出来ましたらテープの内側の縁に沿い、カッターの刃を軽く当てて
伸ばしランナーの余分な箇所をカットしてやりましょう。
後は伸ばしランナーと一緒に、位置決め&仮止めのテープを剥がせば
綺麗に等分された凸モールドが出来上がっているはずです。
あ、そうそう
一番下のモールドだけは、写真のように機首から後ろの凹モールドまで
繋がった長い形状をしておりまして
この部分だけは最後に別作業で取り付けてやっています。
7本の伸ばしランナーが固定できて、全ての余分なテープを剥がせましたら
今度は流し込みタイプの接着剤を多めに流して完全に固定しちゃいましょう。
完全に乾燥後、もし溶剤がテープ側に流れちゃっていたりして
表面が荒れている箇所があるのならば、磨いて修正。
これにて追加作業は終了となります。
表面の仕上がりを見るため、1000番のビン入りサフを
エアブラシで吹きつけてみました。
キョ~ッ!どうです?良い感じっしょ♪
さて、今回のライトニングアレスターの追加作業はいかがでしたでしょうか
今回は伸ばしランナーを使いましたが、
同じ太さのものを多数揃える(作る)のは案外面倒なので
他の素材を使用してみるのも良いかもしれませんね。
釣りのテグスなんかを使ってみるのも面白いかな? (^◇^)
今回は思いっきり直球な作業方法の紹介でしたが、いかがでしたでしょうか
これ以外にも色々なアイディアや素材等々があると思いますから
自分でも色々と試してみてくださいね~
では