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2025年3月4日火曜日

2025/03/04 ハセガワ製ミグ-27の可変翼を後ハメ加工

1/72ハセガワ製MiG-27って、上下分割胴体の組み立て時に
左右の可変翼を挟んで接着する構造になってるんですけど
これだと後から塗装を行う時
可動部に塗り残しを出さないようにするのが
チョ~~~~ッと面倒臭そうなんですよね。

そこで今回、胴体と主翼を別々に塗装してから取り付けが出来る
いわゆる「後ハメ」加工を行ってみることにしました。


まずは元の構造がこの写真で
ここに胴体上部パーツを被せて接着する構造になってます。

で、こいつを加工してゆくのですが


まずはセンター出しのため
元の回転軸部分にある開口部と同サイズ(1.5mm)の
ピンバイスを突っ込んでグリグリと掘ってゆき


裏側まで貫通させちゃってから


更に大きいピンバイスを使って
開口部の直径を「主翼側の穴と同じ位」まで拡大
※大体2.6~7位かな

こんなにデッカイ穴を開けちゃって
完成時の見栄えは大丈夫なんかいな?
と、思われるかもしれませんが


ミサイル用のパイロンを取り付けたら
側面からは見えなくなっちゃいますし
ひっくり返して裏側から見ても
写真のように半分は隠れちゃいますので

( ̄∇ ̄) ま、ええでしょ♪


次に新しい回転軸を制作してゆくのですが
主翼の穴にピッタリサイズの丸棒を持ってなかったので
手持ちのタミヤ製3mm丸棒をリューターに挟み
主翼の穴にピッタリの直径になるまで
旋盤みたいな感じで削って調整。

ってか、そんなピッタリの丸棒をストックしてる人の方が
めっちゃレアなんじゃないでしょか(笑)

あとは先端部分にケガキ針等を使って中心に小さい窪みを付け
それをガイドに0.5mmのドリルで3mmほど穴あけしてから
最後に1.5mmのドリルを使って
元の回転軸と同じ形状にしてやりました。


先端に穴を開けていますので
胴体上面パーツにある突起がシッカリと活用でき


位置決めと強度がバッチリ出ています d(^^ゞ


これにて主翼の後ハメ加工は終了
まだ自作シャフトをカットして
胴体側とツライチにする作業が残ってますが


その辺りはこのキットが完成した時に記事を追記・・・いや
まぁ~・・・その時の状況&気分ってことで(汗)

( ̄∇ ̄) オホホのホ

2022年8月24日水曜日

22/08/24 アカデミー 1/72 F/A-18Eスーパーホーネットのファーストレビュー的なもの (^^ゞ

今回は写真を1024×768でアップしています

飛行機好きはもちろん、オッサン、オバハン世代なら
必ず一度はハマった(はず?)映画「トップガン」
2022年の5月にその続編「トップガン マーベリック」が公開され
それを見たオカメの脳内は「デンジャーゾーン」一色に(笑)

で、その興奮未だに冷めやまぬ中
専用デカール発売に合わせて
劇中のマーベリック機を制作してみようって~ことになったのですが
そこで使用するアカデミー製1/72「F/A-18Eスーパーホーネット」を
初めて仮組してみたところ・・・・

(;^_^) ムッチャよ~出来とる!

これ、スケールモデルとしては珍しいスナップフィットキットなんですけど
かなり上手い設計になっており
初心者でも比較的楽に完成まで持っていけるようになってるんですよね。

飛行機のプラモって作ったことないんだけど
映画に感動してスパホのプラモが作りた~~~~い!
な~んて方も多々出てきてるんじゃないかと思いますので
そういう方へのお勧めみたいなものも兼ねて
今回キットレビューを掲載してみようかと思います。


まずは箱に入っている機体関係パーツの写真から。

大きさは真ん中の単三電池と比較してもらうとして
各パーツ(ランナー)を広げ、まず第一に感じたのは
「程よい精密感と一体感」
①接着時に角度調整や処理、接着強度が必要な
胴体や主翼等の大きいパーツは一体成型
②一体で成形すると問題になる側面等のモールドは
スライド金型を使用することで対処
③どうしても接着が必要な分割部分はタブ&スリット等
差し込むだけで簡単に角度と強度が出せる
④他の小パーツ類も数は控えめ&組みやすい設計
⑤ニッパーや刃物を使わず、ランナーからもぎ取っても
(もちろん非推奨ですけどね)
切り残しが発生しにくいような親切設計
(モデラー目線では逆に良く無いですが・・・)
と、スナップフィット構造と合わせて
作りやすさを相当に意識した設計をしつつも
インテークダクト内まで再現してるてんなんかが
個人的にはポイント高し

あと、中距離と短距離の空対空ミサイル
照準ポッドに誘導爆弾、ドロップタンクなど
武装もある程度キットに付属させているのも良いですね。

とりあえずこれらを主翼に吊るすだけで
かなり迫力ある仕上がりになってくれそうです ( ̄∇ ̄)


付属の書類は
真ん中に写っている機体の組み立て説明書
右の武装の組み立て&取り付け位置の指示書に
左に写っているカラー印刷されたデカール&塗装図

元々シンプルに設計されていますので
組み立てに関しては悩むところは無いかと思われます。


今回紹介させてもらうこのキットでは
デカールは定評のあるカルトグラフ社製が付属しているのですが
余白が少なく、薄いながらも絶妙な強度をもったニスに
クッキリと発色の良い印刷が施されており
まさに文句なしの高品質!
ぶっちゃけデカールだけでもかなりのお値打ちです (^^ゞ

キャノピーは前方の風防と一体化されたワンピース構造になっており
開状態で組みたい時には切り離す必要がありますが
初心者の方がキャノピーを綺麗に閉状態に組み上げるのって
意外と難しかったりしますから
個人的にはこちらの方が良いような気がします。

ってか、コクピット内までシッカリ作り込めるような方は
自分でカットするのも難しくないでしょうしね(笑)

あと、断面がΩ型のバブルキャノピーを再現するため
真ん中にパーティングラインが発生していますが
成形時の精度が高いので消す作業はそれほどでもなさそうですし
なんならそのままでも良いんじゃないかな?

さて、パーツ状態での紹介が終わりましたので
まずは仮組してみましょう。


まず先に述べているように、主翼と胴体の一体成型と
左右で連結された水平尾翼
さらに差し込むだけでビシッと決まる垂直尾翼!

この辺りがしっかり出来ているかどうかで
完成時の佇まいが大きく変わってきますので
これは初心者の方にとっては大きいプラスになりますね。


脚収納庫の扉類って
接着面が少ないくせにシッカリとした固定が必要で
飛行機を作るうえで意外と難易度の高い箇所なんですけど
こいつは写真のように差し込むだけでOKという親切設計!
さらに強度も出せるってんだから最高ですね♪

インテーク周りの構造も良く考えられており
ジェット機ゆえの複雑な構造を
比較的簡単に組み立て&塗装出来るようになっています。
ただ、リップ部に少し厚みがあるのがチョッと残念かな

で、組み上げた時のスタイルですが


ヽ(*`Д´)ノ し!・・・渋っぶぅぅぅ~~~いっ!!

スナップフィットってことで玩具っぽさを多少感じてたのですが
組み上げてみたら中々どうして
しっかりと「スケールモデル」してるじゃ~ありませんか(笑)


さすがに細かい所では「はめ込み」や「差し込み」等
「構造を感じさせる作り」があるにはありますが
その恩恵、つまり制作の容易さを考えると
十分以上に元の取れる許容範囲ではないかと・・・

っていうか、気になるレベルの方でしたら
自分で簡単に加工できるでしょうしね。


パネルライン等の彫りは少々浅め
幅はこのままで、もう少し深さがあったら最高なんですけどね。


スタイルに関しては
オカメみたいなマニアじゃなくてファンってレベルでしたら
十分満足できるレベルなんじゃないかと・・・ (^_^;)


角度や形状、寸法などなどなど
もしかしたらツッコミどころがあるのかもしれませんが
そこまで求めるのって少数派だと思うので
こんだけよく出来てりゃ文句無し?


とまぁ~こんな感じで、現状(仮組まで)での感想は

(●^o^●)オカメ的には二重丸、いや、花丸です♪

ま、作業を進めてゆくと色々と出てくるかもしれませんが
その辺りは制作記
の方でかかせてもらいますので
興味がある方はぜひご覧になってくださいね。

あと、このキットは童友社さんから「凄!プラモデル」シリーズとして
日本国内向けにパッケージング発売もされており
入手が楽な上にデカールとシール、2種類入っていますので
ライトに・・・という方は、そちらも検討されてみてはいかがでしょうか。

ただし、無塗装+シールで制作した場合
それに特化したガンプラのような完成時の見栄えは期待できませんので
その点ご注意くださいませ・・・ってか

(;^_^) ガンプラの進化が凄すぎるだけなんですけどねっ(笑)

2022年6月26日日曜日

22/06/26 ファインモールド 航空自衛隊F-2A戦闘機のファーストレビュー的なもの (^^ゞ

今回は写真を1024×768でアップしています

発売から約一カ月経っちゃってますが(汗)
2022年5月31日、有限会社ファインモールドさんより
航空自衛隊のF-2A(単座)戦闘機が
1/72スケールで新規開発、発売されました。

もちろん自衛隊機(更に72)好きのオカメですから
直ぐに購入はさせてもらったんですけど
年をとり、若い頃のようにシュシュッと行動できなくなっちゃって
(まぁ~生来の怠け者ってのも大きいんですけどね)
置いたままの状態になっていたんです・・・が
同社、鈴木社長の琴線に触れるインターネット配信を見て
こう・・・オカメのモデラー魂がムラムラッときちゃいましてね
そのまま制作開始!ってことになっちゃいました (^^ゞ

で、まずはこちらのサイトで
前にやった同社製F-4ファントムと同じように
制作開始前に感じたキットのレビューなんかを掲載してみようと思います。


まずは機体の構成パーツ類から

先のインタビューでも語られていたのですが
機体本体の構成パーツはさほど多くなく
パッと見ではかなり組みやすそうな印象ですね。

特に目に付くのはインテークからエキゾーストまで
一直線に作られている内蔵パーツで
これは中々面白い試みだと思いました。
(ちなみに写ってはいませんが、このパーツの裏側には
超精密な脚収納庫が立体的にモールドされているのです♪)

ただし、各部その他の小パーツ類は
ハセガワ製キットと比べると少し多め・・・かな?
でも、ある程度プラモ作りに慣れた方なら
「どうしてこの分割にしているのか」
ってところが理解出来ると思いますので
さほど不満は出てこないんじゃ~ないでしょうか。


吊るし物はパイロン×6にドロップタンク×2
フルで装備したい場合は一番外側にもう2つ
追加でパイロンが必要になってくるんですけど
実機では吊り下げているところを殆ど見ませんので
まぁ~個人的には許容できるかな・・・と (^^ゞ

ミサイル等を積みたいぞ!という方は
同社より自衛隊機用のミサイルセットが発売されていますので
そちらを購入すれば無問題♪
ランチャ―等に位置決め用のポッチがモールドされており
取り付けも楽っく楽・・・ではあるのですが
逆にクリーン状態で作りたい時には
それを削り落とし、整形する手間が出てきちゃうって~ところが
なんともかんともな泣き所でありまして
せめて短AAM用のポッチ無しバージョンのランチャーだけでも
一緒に入れてくれてたら「神」だったんですけどね(笑)


キャノピーは前、中、後ろの3分割
メインになる真ん中のキャノピーパーツは
スライド金型を使って(お約束の)バブルキャノピーを再現。

これにより美しいスタイルを再現することが出来ているのですが
金型の設計上、側面がレンズ状になってしまい
外から中をのぞいた時に、少し歪みが発生してしまいます(泣)


全体のスタイルを取るかクリアな視界を取るか
かなり特殊な金型を使えば両立は出来るみたいなんですけど
内側にパーティングラインが出来てしまったり
(購入者側の必要なスキルも一気に上がってしまう)
値段がバカ高くなってしまったりするのもなんですので
全体のスタイルを優先したこの作りが
個人的には正解なんじゃないかと思ってます。


あと、同社の前作、F-4ファントムの時みたいに
一体成型のパーツは入っていませんが
分割数も少なめですし、精度も高いようですので
特に苦労させられることは無いんじゃ~ないかと
(ってか、F-4は無いと難易度が跳ね上がりますからね)


デカールはスケールモデルでは一般的な水転写タイプ。
特にどうこうということは無い普通のデカールっぽいですが
そっちの方が安心感があって良かたりしてね(笑)

使用感の方は制作記で書かせてもらうつもりですが
印刷に関しては、日の丸がシッカリと濃い赤になっていますし
全体的にカチリとしていて好印象♪

ただ、自衛隊機は小さいコーション類が多く
慣れていない方だとビックリ&ゲッソリしちゃうかもしれませんので
少し間引いてしまうってのも「あり」かもしれませんよ (^^ゞ


組み立て説明書は冊子状になっており
読み応えのある機体解説から始まり


さすが国産メーカー♪
分かりやすく図解されていますので
よく読んで組み立てしてゆけば、悩む所は殆ど無く
シッカリと綺麗に完成させることが出来ると思います。

っていうか、中途半端に慣れた人間の方が適当に読んで
後から「あ゛あ゛っ!?」ってことになっちゃうのよね。
え?・・・あはははは
そう、オカメの話です(笑)

さて、パーツ状態での感想はこんな感じでしたが
切り出して仮組してみると


( ̄∇ ̄) おおぉぉ~~~~う♪

さっすが最新鋭!
ササッと組み立てるだけでこのカッコよさ
クゥ~~~~ッ・・・笑いが止まりませんね!!


基本的に、高精度&良く設計されていますので
昔のプラモデルみたいに大きい段差や隙間が発生し
綺麗に仕上げようと思ったら削ったり(パテを)盛ったり
大掛かりな矯正や修正が必要ってことは無いのですが
そうは言ってもやはりプラモデルですから
綺麗に組み上げようと思うなら
バリやゲート等の処理は必要になってきます。


ただ、その「程度」はかなり低く、プラモに慣れた方なら
「え?こんだけでええの」って驚くレベル(笑)

前述のインターネット配信でも語られていましたが
綺麗に組み上げるコツは
①丁寧にパーツを切りだし(ゲートやバリの処理)
②接着する前にシッカリと仮組
③隙間や段差が発生しないか確認し
④必要なら合わせ目付近を削ったりして調整してから
⑤パーツをキチンと勘合させ
⑥合わせ目を流し込みタイプの接着剤で接着固定
ようはプラモの基本中の基本を
あわてず余裕をもって作業してやることだけ

(●^o^●) ですね


外形に関しては、自身にあまり知識がないため
考証面であれこれと語ることは出来ませんが(汗)
個人的に受ける印象のみに関して書かせてもらいますと
シャープ、かつラインが滑らかな曲線で
ハセガワ製キットより少し繊細というか
ん~~~・・・・女性的って言ったらよいのかな?
オカメの飛行機に対するイメージは「妖艶な美」ですから
まさに琴線バリッバリ(笑)

注)もちろんハセガワさんの72も悪くないですぞ
品質とお値段を考えたら、もの凄いコスパ!


あと、パネルライン等のモールド(彫り)が
同社の前作F-4ファントムの時より
少しシッカリ目になっているのも良いところ。

ファインさんは構成パーツ間の継ぎ目を
パネルラインにもってくる設計をされているのですが
ファントムの時はモールドがムチャクチャ繊細すぎて
(もちろん良い意味でですよ)
整合させるために凄く苦労させられたんです。

なもので今回くらいの彫りでしたら、そのあたりを
楽に合わせることが出来るんじゃないかな
な~んて思ってるんですけど・・・はたして? (^^ゞ

っていうか、そういうのを一々気にする人の方が
全体から見れば少数派なんでしょうけどね(笑)

とまぁ~ザッと良い点、悪い点
感じたことをつらつらと書き連ねましたが
現状、72のF-2では間違いなくベストなこのキット
(というか、ジャンル全体で見ても上位だよね)
出してくださったファインモールドさんには


他にも感じたり気が付いたりしたことが
色々た~くさんありますので
その辺りは一緒に立ち上げる制作記の方で
細かく紹介&解説させてもらいますね

さぁ~やるぞぉぉ~~~っ!!

2021年7月19日月曜日

21/07/19の更新分 ハセガワTZR250(1KT)のデカール貼り (●^o^●)

2021年春にハセガワさんが出してくれたTZR250(1KT)のプラモデル
素晴らしいキットで作ってるとワクワクさせてくれるのですが
その特徴的なカウリングのストロボライン・デカールが
チョッと初心者の方には貼りにくいだろうな・・・と感じましたので
オカメが今回おこなった作業手順を紹介させていただきます。


まぁ~そんな偉そうに紹介出来るようなもんでもないんですけど(汗)
これから制作される方のヒント的なものになれば幸いです (^^ゞ


まず用意するのは
デカールを貼り付ける成分(つまり「ノリ」)の役目を持った
GSIクレオスさんの「Mr.マークセッター」と
デカールを柔らかくする成分の液体、同社製「Mr.マークソフター」の2点

このキット(ハセガワさん製全般に言えることですが)のデカールは
シールのようにカチカチって感じではありませんので
大手メーカーが普通に市販している
このような軟化成分のマイルドな製品を使用するのをお勧めします。
(別にクレオスさんに拘らなくてもよいってことね)

あとは水分の押し出し&吸い取り用の綿棒。
模型用の専用品があればベストだと思いますが
なければ家に転がっている適当な綿棒でも十分ですよ (^^ゞ

さてそれではデカールの貼り付け作業に掛かりましょう
まずは貼りやすいフロントのカウルから。

①最初に、貼り付ける部分を切りだして水につけしばらく放置
台紙の表面に浮いてヌルヌル動く状態にしてやります。
②次にカウル表面の貼り位置にマークセッターを塗りつけ
③セッターが弾かれて水滴状になっても気にしないで
④その上に台紙からスライドさせたデカールを乗せてやります
と、ここまでは基本中の基本、ド基本ですね(笑)

で、すぐにデカールをグリグリ動かして
カウルとデカールの間にあるセッターの成分を隅々までいきわたらせつつ
固定する位置に素早く移動してやります


デカールの位置決めは
写真で青線を引いているカウル後端と
サイドのエアアウトレットダクト(緑線)を基準に
そのラインから少しだけ内側に隙間を開ける感じにして


水で湿らせた綿棒をコロコロとローラーの要領で転がし
青枠の部分にあるデカール下の空気と水分を
緑の矢印の方向に抜いていきます。

この青枠部分にシワが無く、空気と水分も抜けたようでしたら
紫の矢印の方向に更にコロコロと抜いてゆきましょう。


この時、突起部分の周り(青枠部分)に隙間が発生し
空気が入ってしまっているかもしれませんが
そこは気にせず、「位置決め」と他の部分の「空気抜き」に注力してやり
この部分以外は綺麗に貼り付けが出来たところで
空気の入っている青枠周りの表面にソフターを塗布


軟化剤が効いてくるとデカールが柔らかくなってきますので
それに合わせて矢印のように
外側から突起部分に綿棒ローラーをコロコロやって
空気を抜きつつ、デカールをカウル表面に密着させてゆきます。

ポイントは
①ソフターの効かせ具合と
②必ず綿棒には水分を含ませること

今回のようなマイルドなソフターでは徐々に柔らかくなってきますので
柔らかくなってきたところで外側から密着させてゆき
空気の抜けが悪くなったら、その部分に追加でソフターを塗布
で、これを完全に密着するまで繰り返して
写真のように表面にフィットさせてやりましょう。

このアンダーカウル、左側にはこの突起がありませんので
慣れてない方はまず左側→右側へと作業を進めるのがお勧めかな (^^ゞ


フロント側のカウルである程度ソフターに慣れたところで
次はチョッと大変なサイドカウルの貼り付けです

ここも先ほどと同じ
セッターを塗布してからデカールを乗せ
青線と緑線のラインを基準に位置決めしてから


綿棒を転がして平たい部分の空気と水分を抜いてゆきます。


ただこのサイドカウル
側面がグッと飛び出しているため
そのままだと青枠の部分にかなりの隙間が開いてしまうんですよね


でも大丈夫
同じようにソフターを塗布して柔らかくし
外側からユックリと、何度も作業を繰り返してやれば
綺麗にフィットさせることが可能ですよん

あと、もしどうしてもこれ以上やったら破れそうとか
シワがよっちゃったってときは
①ソフターを追加で塗布し、更に軟化を進め
②下手に押さえて処理しようとせず、そのまま放置
③すると、乾燥するにしたがってシワが減ってきますので
④完全乾燥後にカッターの先端を刺して空気を抜いたり
(この時、セッターを隙間に流し込むと更に良し)
削ってタッチアップ、クリアでコートして研ぎ出し
な~んてリカバリーも出来ますので
まずは気楽にチャレンジしてみてくださいね。

ってことでTZRのデカール貼り、いかがでしたでしょうか
最初は苦労するかもしれませんし
メーカー作例とは程遠い仕上がりになるかもしれません
(というか、メーカサンプルが鬼上手すぎるんですけどね(汗))
でも自分の手で作ったマシンの模型は
また違った「美しさ」であなたを満足させてくれるでしょうし
その過程も最っ高~に楽めること間違いなし!

ドストライク世代だった方にはもちろんですが
今の世代の方々にも
熱かった時代のバイク模型を楽しんでいただきたいですね

(●^o^●) ではでは

2021年7月6日火曜日

アグレッサー076・砂漠迷彩に使えそうな塗料

航空自衛隊のアグレッサー機、F-15DJ・076号機には
すんごくカッコイイ濃淡茶色のデザート迷彩
(個別の識別塗装)が施されておりまして
これをハセガワさんが限定キットとして発売しましたので
速攻で購入、製作してみたのですが
メーカー指定の塗料(一部調色)で塗装してみたところ

ヽ(*`Д´)ノ あっかぁぁぁ~~~~~ん!

どうもこう・・・・個人的に
「こうじゃない感MAX!」な仕上がりになってしまい
自身で適当に調色した色で塗装しちゃったんですけど
公開用に、悩まずサッと塗れる
「吊るしの塗料を使って同じような感じに仕上げる」
やり方を考えてみました。


ってことで用意したそれっぽい色は(Mrカラー限定)
薄い方の色に
318番・レドーム、51番・薄茶色、44番タン
中東の迷彩機によく使われる、313番FS33531イエロー
濃い方は
310番FS30219ブラウン、119番サンドイエロー
22番ダークアース、43番ウッドブラウン
中央の2色は
指定の濃い方、7番ブラウン(茶)と
318番レドームに上記ブラウンを少量足した色で
後ろに参考にしたパッケージの実機写真を置いてます。


では各色を比べてみたいと思います。

まず薄い方の色は
個人的に指定の381番+7番極少量の色が
実機の写真とか動画で見るイメージに近いうえに
色に「濁り」が無くて近いと感じましたので
今回はそのまま使用してみました。

で、生の色でこれに近いのは51番の薄茶色
っていうか、極々微妙に濁りがあるだけで
色自体はかなり似た感じの色ですね。

実はこの色、昔フレッシュと呼ばれていた時代の
購入してから数十年も経った塗料ですので
今のを新品購入したら更に近い(クリア)かも?


濃い方は
先の381+7をベースに
上部(調色した色)下部(指定の7番茶色)を塗装した
左端のカラーチップを基準にすると
119番がかなり近い感じですね。

オカメが調色した色は
これに赤みを足してチョッと鮮やかにした感じってところでしょうか?
今回、検証前に310番をベースにして
あ~だこ~だと「色ノ源」なんかで調整してこの色を作ったんですけど
こんなことなら119番をベースにした方が楽だで早かったかな(笑)


というわけで、一番近いと思った51番をベースに
199番で(右側に)迷彩を入れたチップも作ってみました。
※下側のチップね

色なんて塗装時の条件で微妙に変わってきちゃったりしますので
これくらいなら「ほぼ変わらない」と言っても良いんじゃないでしょうか

あ、そうそうこのチップ
左側には調色のベースにした310番を吹き付けているんですけど
調色した色と比べていただければ
どういう方向に変えたのかが分かってもらえるんじゃないでしょか?


ってことで今回は市販の塗料そのままを使い
「それっぽく仕上げる」やり方を検証してしてみたのですが
いかがでしたでしょうか?

実際のところ、写真や動画とかで見た機体のイメージに合わせて
適当に色を合わせてみただけなので
考証がどうこうって言われちゃうとグダグダなんですけどね(笑)
でも雰囲気とかカッコよさは出せていると思うので
そいうところに重きを置いて制作してみようという方には
それなりにお役に立てたんじゃ~ないかと思います。

あと、キットの指定色(7番茶色)を使った鮮やかな塗装バージョンも
ちょっと作ってみたいな・・・な~んて思ってはいるんですけど
好みの感じに調色するのは中々骨が折れそうなので
それはまた次の機会ということで・・・・オホホホホ (^^ゞ

最新の更新履歴

06.15 製作中のミグ27 フロッガーD エリア88仕様を更新
06.13 製作中のファインモールド製F-15Jを更新
06.08 製作中のVF-0S フェニックス バトロイドを更新