2021年7月19日月曜日

21/07/19の更新分 ハセガワTZR250(1KT)のデカール貼り (●^o^●)

2021年春にハセガワさんが出してくれたTZR250(1KT)のプラモデル
素晴らしいキットで作ってるとワクワクさせてくれるのですが
その特徴的なカウリングのストロボライン・デカールが
チョッと初心者の方には貼りにくいだろうな・・・と感じましたので
オカメが今回おこなった作業手順を紹介させていただきます。


まぁ~そんな偉そうに紹介出来るようなもんでもないんですけど(汗)
これから制作される方のヒント的なものになれば幸いです (^^ゞ


まず用意するのは
デカールを貼り付ける成分(つまり「ノリ」)の役目を持った
GSIクレオスさんの「Mr.マークセッター」と
デカールを柔らかくする成分の液体、同社製「Mr.マークソフター」の2点

このキット(ハセガワさん製全般に言えることですが)のデカールは
シールのようにカチカチって感じではありませんので
大手メーカーが普通に市販している
このような軟化成分のマイルドな製品を使用するのをお勧めします。
(別にクレオスさんに拘らなくてもよいってことね)

あとは水分の押し出し&吸い取り用の綿棒。
模型用の専用品があればベストだと思いますが
なければ家に転がっている適当な綿棒でも十分ですよ (^^ゞ

さてそれではデカールの貼り付け作業に掛かりましょう
まずは貼りやすいフロントのカウルから。

①最初に、貼り付ける部分を切りだして水につけしばらく放置
台紙の表面に浮いてヌルヌル動く状態にしてやります。
②次にカウル表面の貼り位置にマークセッターを塗りつけ
③セッターが弾かれて水滴状になっても気にしないで
④その上に台紙からスライドさせたデカールを乗せてやります
と、ここまでは基本中の基本、ド基本ですね(笑)

で、すぐにデカールをグリグリ動かして
カウルとデカールの間にあるセッターの成分を隅々までいきわたらせつつ
固定する位置に素早く移動してやります


デカールの位置決めは
写真で青線を引いているカウル後端と
サイドのエアアウトレットダクト(緑線)を基準に
そのラインから少しだけ内側に隙間を開ける感じにして


水で湿らせた綿棒をコロコロとローラーの要領で転がし
青枠の部分にあるデカール下の空気と水分を
緑の矢印の方向に抜いていきます。

この青枠部分にシワが無く、空気と水分も抜けたようでしたら
紫の矢印の方向に更にコロコロと抜いてゆきましょう。


この時、突起部分の周り(青枠部分)に隙間が発生し
空気が入ってしまっているかもしれませんが
そこは気にせず、「位置決め」と他の部分の「空気抜き」に注力してやり
この部分以外は綺麗に貼り付けが出来たところで
空気の入っている青枠周りの表面にソフターを塗布


軟化剤が効いてくるとデカールが柔らかくなってきますので
それに合わせて矢印のように
外側から突起部分に綿棒ローラーをコロコロやって
空気を抜きつつ、デカールをカウル表面に密着させてゆきます。

ポイントは
①ソフターの効かせ具合と
②必ず綿棒には水分を含ませること

今回のようなマイルドなソフターでは徐々に柔らかくなってきますので
柔らかくなってきたところで外側から密着させてゆき
空気の抜けが悪くなったら、その部分に追加でソフターを塗布
で、これを完全に密着するまで繰り返して
写真のように表面にフィットさせてやりましょう。

このアンダーカウル、左側にはこの突起がありませんので
慣れてない方はまず左側→右側へと作業を進めるのがお勧めかな (^^ゞ


フロント側のカウルである程度ソフターに慣れたところで
次はチョッと大変なサイドカウルの貼り付けです

ここも先ほどと同じ
セッターを塗布してからデカールを乗せ
青線と緑線のラインを基準に位置決めしてから


綿棒を転がして平たい部分の空気と水分を抜いてゆきます。


ただこのサイドカウル
側面がグッと飛び出しているため
そのままだと青枠の部分にかなりの隙間が開いてしまうんですよね


でも大丈夫
同じようにソフターを塗布して柔らかくし
外側からユックリと、何度も作業を繰り返してやれば
綺麗にフィットさせることが可能ですよん

あと、もしどうしてもこれ以上やったら破れそうとか
シワがよっちゃったってときは
①ソフターを追加で塗布し、更に軟化を進め
②下手に押さえて処理しようとせず、そのまま放置
③すると、乾燥するにしたがってシワが減ってきますので
④完全乾燥後にカッターの先端を刺して空気を抜いたり
(この時、セッターを隙間に流し込むと更に良し)
削ってタッチアップ、クリアでコートして研ぎ出し
な~んてリカバリーも出来ますので
まずは気楽にチャレンジしてみてくださいね。

ってことでTZRのデカール貼り、いかがでしたでしょうか
最初は苦労するかもしれませんし
メーカー作例とは程遠い仕上がりになるかもしれません
(というか、メーカサンプルが鬼上手すぎるんですけどね(汗))
でも自分の手で作ったマシンの模型は
また違った「美しさ」であなたを満足させてくれるでしょうし
その過程も最っ高~に楽めること間違いなし!

ドストライク世代だった方にはもちろんですが
今の世代の方々にも
熱かった時代のバイク模型を楽しんでいただきたいですね

(●^o^●) ではでは

2021年7月8日木曜日

21/07/08 ファインモールドさんのF-14A 完成~~っ (●^o^●)

長々と製作していたトムネコさん
なんとか完成までもっていったんですけれど



クオォォォォ・・・・・ッ
カッコイイ・・・・カッコイイよっ!
ファインのトムネコさんっ!!!!

いやぁ~72としては中々のボリュームのキットでしたので
作るのは結構大変だったんですけど
完成させたらウヒョヒョヒョヒョッ♪


キットの付録としてデビューした当時
意欲的な構造で開発されたキットではあるのですが
肝心のスタイルがこう・・・・なんかカッコよく見えなくて
(ファインモールドさんすいません(笑))
いまいち作ってみたいとは感じなかったんですけど
このキットに関しては金型改修が効いたのか
完成時のスタイルはとっても・・・ステキ・・・

ヽ(*`Д´)ノ ステキよっ!お客さぁぁぁ~~~~ん!!


あはははは
なんかムッチャ浮かれまくってますけど
それっくらい作りの良さに感動したってことなのよね、ええ


で、この完成した機体を肴に酒を飲みながら
またしても「ファイナルカウントダウン」を見てしまい
(ほんと、何回見てるんやって話ですけど(笑))
当時の米海軍艦載機のカッコよさにシビレまくってたら
なんかまた海軍機が作りたくなってきちゃいましてね

冒頭部分ででてきたバイキングとかも面白そうなんですけど
あれって凸モールドの古いキットみたいですから
う~~~~ん・・・スジボリするのが大変そうだなぁ~

あっ!そういえばホビーボスのコルセアを持ってたっけ
あれならサクッと作れそうな気がするんだけど・・・・
っていうか
先に作りかけのキットを仕上げなくっちゃいけないんだよなぁ~

(;^_^) もうすぐKR250も発売されますしね

オホホホホ
困った困った♪

2021年7月6日火曜日

アグレッサー076・砂漠迷彩に使えそうな塗料

航空自衛隊のアグレッサー機、F-15DJ・076号機には
すんごくカッコイイ濃淡茶色のデザート迷彩
(個別の識別塗装)が施されておりまして
これをハセガワさんが限定キットとして発売しましたので
速攻で購入、製作してみたのですが
メーカー指定の塗料(一部調色)で塗装してみたところ

ヽ(*`Д´)ノ あっかぁぁぁ~~~~~ん!

どうもこう・・・・個人的に
「こうじゃない感MAX!」な仕上がりになってしまい
自身で適当に調色した色で塗装しちゃったんですけど
公開用に、悩まずサッと塗れる
「吊るしの塗料を使って同じような感じに仕上げる」
やり方を考えてみました。


ってことで用意したそれっぽい色は(Mrカラー限定)
薄い方の色に
318番・レドーム、51番・薄茶色、44番タン
中東の迷彩機によく使われる、313番FS33531イエロー
濃い方は
310番FS30219ブラウン、119番サンドイエロー
22番ダークアース、43番ウッドブラウン
中央の2色は
指定の濃い方、7番ブラウン(茶)と
318番レドームに上記ブラウンを少量足した色で
後ろに参考にしたパッケージの実機写真を置いてます。


では各色を比べてみたいと思います。

まず薄い方の色は
個人的に指定の381番+7番極少量の色が
実機の写真とか動画で見るイメージに近いうえに
色に「濁り」が無くて近いと感じましたので
今回はそのまま使用してみました。

で、生の色でこれに近いのは51番の薄茶色
っていうか、極々微妙に濁りがあるだけで
色自体はかなり似た感じの色ですね。

実はこの色、昔フレッシュと呼ばれていた時代の
購入してから数十年も経った塗料ですので
今のを新品購入したら更に近い(クリア)かも?


濃い方は
先の381+7をベースに
上部(調色した色)下部(指定の7番茶色)を塗装した
左端のカラーチップを基準にすると
119番がかなり近い感じですね。

オカメが調色した色は
これに赤みを足してチョッと鮮やかにした感じってところでしょうか?
今回、検証前に310番をベースにして
あ~だこ~だと「色ノ源」なんかで調整してこの色を作ったんですけど
こんなことなら119番をベースにした方が楽だで早かったかな(笑)


というわけで、一番近いと思った51番をベースに
199番で(右側に)迷彩を入れたチップも作ってみました。
※下側のチップね

色なんて塗装時の条件で微妙に変わってきちゃったりしますので
これくらいなら「ほぼ変わらない」と言っても良いんじゃないでしょうか

あ、そうそうこのチップ
左側には調色のベースにした310番を吹き付けているんですけど
調色した色と比べていただければ
どういう方向に変えたのかが分かってもらえるんじゃないでしょか?


ってことで今回は市販の塗料そのままを使い
「それっぽく仕上げる」やり方を検証してしてみたのですが
いかがでしたでしょうか?

実際のところ、写真や動画とかで見た機体のイメージに合わせて
適当に色を合わせてみただけなので
考証がどうこうって言われちゃうとグダグダなんですけどね(笑)
でも雰囲気とかカッコよさは出せていると思うので
そいうところに重きを置いて制作してみようという方には
それなりにお役に立てたんじゃ~ないかと思います。

あと、キットの指定色(7番茶色)を使った鮮やかな塗装バージョンも
ちょっと作ってみたいな・・・な~んて思ってはいるんですけど
好みの感じに調色するのは中々骨が折れそうなので
それはまた次の機会ということで・・・・オホホホホ (^^ゞ

最新の更新履歴

10.20 製作中にファインモールド製F-15Jを追加
12.07 製作中のバッカニア S.2C エリア88仕様を更新
11.25 製作中のバンパイア(空自仕様)を更新