1/72スケールの航空自衛隊の機体を主力に、色々なジャンルのプラモデル製作と
セキセイ殿&オカメインコの凸凹コンビ漫画で、のんびり楽しんでます
お暇なら、どうぞ御覧になってくださいませ♪
2013年5月11日土曜日
モデルアート増刊 黄金の足跡 (2012.12)
2012年12月末、モデルアート社より一冊の本が発売になりました。
その名は「黄金の足跡(おうごんのそくせき)」!
尊敬・・・・とまで言っちゃうと大仰でチョッと変になっちゃいますが
模型のライターとしてオカメが一目も二目も置く、おおくらとしお氏の本なんです。
本名を岩河敏さんといい、モデルアート社で写真や編集を手がけておられたのですが
長く模型趣味を楽しんでおられる方なら、その独特のイラストを交えた解説記事を
どこかで一度は見にしたことがあるんじゃないでしょうか。
また1985年から2年間、同社で氏と一緒に仕事をされ
その後、造型作家として大成された竹谷隆之氏の当時の仕事等々も掲載されています。
しかし、まさかこんな本が発売されるとは・・・・・
先に述べましたが、オカメはおおくらとしおさんの記事がムチャクチャ大好きで
ホームページ内で「別冊で出して欲しいなぁ~」なんて言っていたんですけど
正直「まぁ・・・出ないだろうなぁ~」なんて思っていたんですよ。
で、突然この本の発売でしょ?
そら~もうね、脱糞するぐらいに喜んだのですが
同時に同じぐらい驚いたわけでして
そう、ガラスの仮面みたいに白目になって、グワァ~~ンとね(笑)
さて前置きが長くなっちゃいましたが「黄金の足跡」、レビュースタートです♪
まずは表紙から
う~む・・・・アティスティックな表紙ですね
でも竹谷氏の当時の可愛いペンギンのイラストが入っていたりして
硬さのなかにもユルさが混在して凄く良い感じです♪
最初は竹谷隆之氏の現在進行形の仕事「漁師の角度」と
モデルアート社在籍中の「らんだむふぁくとりー」
それに※小林誠氏を聞き手に、当時を振り返っての岩河さんとの対談記事です。
※イラスト、メカデザイン、漫画家、モデラー、アニメーション監督等々
多彩な才能を持った、ムチャクチャ凄いお方です (^◇^;)
まずは竹谷氏の2作品が載っているのですが・・・・・
もうね、模型ってんじゃ~なくてアートですよ、アート!
パネルラインにスモークを入れて面の情報がどうとか
そういうレベルの物じゃ~~~ありませんよ、奥さん!!
(;^◇^) とにかく・・・・ムチャクチャに凄いです
で、「らんだむふぁくとりー」の方は可愛いペンギン(作者?)が
ユル~く模型製作をレクチャーしているのですが
実は所々にアーティスティックな所が散りばめられていたり・・・・・
やっぱ持ってる物(才能)が違いますねぇ
三者の対談は、当時を振り返ってお話が中心なのですが
木型製作の話や写真の話など、たいへん興味深くて
読みながらへ~、ほ~、などと声を上げてしまう位に面白い内容でした (^◇^)
次はオカメ感涙(笑)の、「おおくらとしお」さんによる
2000年より41回連載された「もけい喜楽に作ろ」
1981年から78回に渡って連載された「塗装のことなら何でもお答えします」
1977年から100回に渡って連載された「グンちゃんカラ子ちゃんの塗装スクール」
3つの連載記事です
連載時期が古く、登場するマテリアルやツール、作業の手法などは
現在ではマッチしなくなくなっている箇所が多少あったりもしますが
プラモを作るうえで不変的な情報が、かなり多く含まれており
模型の指南書としては今でも一級品の内容だと思いますね。
その内容は実機資料的な物から初心者にやさしい手順を説明したもの
かと思えば、塗装する上でオッ!と唸らされるような高度なものまで千差万別
様々な情報が、イラストにより凄く分かりやすく解説されています。
この凄く分かりやすいイラストというのがキモでして
写真ではどうしても伝えにくい「動き」というか
「流れ」が、読み手に直感的に伝わってくるんですよ。
今みたいにネットで動画配信なんて物が無かった時代
このイラストで、その「動き」を脳内再生された方も多かったんだろうなぁ~
ただ、今回はページ数の関係で記事が小さくなっちゃってるのが残念無念・・・
サイズが1/4になっちゃってますので、目の悪い方にはルーペ推奨です(笑)
でも限られたページ数で、一つも残さず掲載させようというその心意気に
オカメは感涙の雨あられなのです (ToT)b <グッジョブ!
そのおかげでボリューム的には相~当な物になっておりまして
隅々まで目を通そうと思ったら、えらい時間が掛かってしまいます。
(現時点でオカメも全部に目を通せていないくらい)
(●^o^●)v ま、それだけ楽しめるってわけですけどね♪
さて、上では資料的な価値ばかりを上げていますが
実はそれより大事なことが、これらの記事に含まれているんです。
それは、見た人が思わず作りたくなってしまう「楽しさ」や「ユルさ」でして
くさい言い回しですと、「模型に対する愛」・・・・とでも申しましょうか(汗)
模型製作のスキルは人により様々なのですが、これらの記事を読めば
初級も上級も関係なく、モチベーションをグッと上げてもらえると思います。
今はマテリアルやツールを駆使した超絶作品をwebや誌面で多く見ることができ
その技法なども比較的簡単に知ることが出来る様になってはいますが
受けた側が、実際にそれを「やってみよう」と思うかどうかという点では・・・・・・
しかし難しい技法も、見た人がやる前から「こら無理だわ」と諦めてしまわず
「おっ!ちょっとやってみようかな♪」と思わせる力が、これらの記事にはあり
( ̄ー ̄)b オカメは「そこに痺れる、あこがれるぅぅ~~~っ!」のです(笑)
そういう内容ですからハウツー本としてよりも、モチベーションを上げるための
「読み物」としての価値の方が高い本といえるでしょうね。
(とはいってもハウツー本としても、ムチャクチャ良い本ですよ)
特に、昔はプラモをバリバリ作っていたんだけど、今は作ってないんだよなあ~
なんていう昭和世代の方には特にお勧めできる一冊ですね
(`・ω・´)元ネタが知りたい人は「そしてまた皆殺すんですか」「しょせん血塗られた道だ」「源文」「カンプグルッペzbv」でググれ(笑)
世知辛い今の世の中、この本を読んで良き昭和の時代に戻り
オカメと一緒にユル~~くプラモデルを楽しみませんか♪
(・e・) オマケマンガ
プラモ・マニュアル 教えて!プラモの塗装表現あれこれ (2009.9)
2009年9月、有限会社モデルアート社より発売された
「教えて!プラモの塗装表現あれこれ」です。
去年の11月に発売された「プラモ・マニュアル」シリーズの第三弾となる本書
はたしてどのような内容なのか?
ムフフ、それを今からレビューしちゃいましょう
スケールキットって基本的に単色成形ですから
塗装を施して完成させる方が殆どだと思います。
自分の手で塗装を施し、美しく完成させた機体(または車体&船体)
達成感と、そのカッコよさに思わずうっとり・・・・・
これぞプラモの醍醐味!といえるのですが
経験を積むにつれて、段々と物足りないような気になってくる方が多いと思います。
その「もの足りなさ」とは、実物の持つ「実感」なのじゃないでしょうか?
乗り物って汚れや退色、また補修塗装を施していたりしますよね
そこで指定の色をそのまま塗装して終了、とするのではなく
塗装面に変化をつけたり実物の汚れを再現し
実感を高める方法を紹介してくれている本なわけです d(^◇^)
ではレビュー、スタート~ッ!
まずは表紙を見てみましょう
前のプラモマニュアルシリーズと同じような構成で
今回はバックの色がグリーンになっていますね。
次に目次
飛行機、戦車、カーモデル、舟
スケールキットのメジャーなジャンル全部を取り上げていますので
色々なキットを作ってみたいという方には便利なハウトゥー本でしょうね。
各ジャンル毎に、結構色々なテクが紹介されています
★今回もハウトゥー本なので写真を小さくしてありますが
そこの所はご了承くださいませ
(;^ω^)・・・・本の感じは伝わると思うんですけど(汗)
まずは飛行機キットから
1/32スケールのF-15Jイーグルを作例に使用し、「モデリングJASDF」の秋山氏が
航空自衛隊機独特の汚れ&再現方法を紹介しております。
内容ですが、さすがは自衛隊機キットの大家である秋山氏
オカメ的には考証、技術面で色々と勉強になる内容でありまして
店頭でザッと目を通しただけで、速攻で購入を決定しちゃいました
・・・というより、オカメはこのパートの内容だけで買っちゃたんですけどね (^^ゞ
次はプラモデルの王道!戦車キットです
今回取り上げられているのは、これまたメジャー中のメジャー車種
第二次世界大戦で活躍したドイツの重戦車タイガーⅠ型!
ここで紹介されている技術を施せば、リアリティーが一気に上がることでしょう
次はカーモデルのフォーミラーカー
実車がドロドロ・ボコボコということがありませんから
「汚し」というより、塗装面の仕上げや表現を重視しておりまして
ミリタリー物とは違った方向の内容ですね。
次はお船
今回は戦艦ではなく、日本海軍の潜水艦を題材に取り上げています。
ここで紹介されている技術は戦艦にも使用可能です
というより、潜水艦といっても艦と基本は同じですからね (^◇^)
★では総評です
先にも書きましたが、基本的な組み立て作業が出来
そこから一歩、先に踏み出したいという方にとっては非常に良い内容ではないでしょうか
しかし一冊に全部のジャンルを詰め込んでいる分、各ジャンルのページ数が少なく
例えば自分なりの作風を持つに至っている程のモデラーさんにとっては
少しもの足りなく感じるかもしれませんね。
プラモマニュアルシリーズ自体が今の所、初級者をターゲットにした物のようですから
そう考えると色々なジャンルの技術を広く、分かりやすく解説している本誌は
おそらくステップアップの知識を広く欲している初級者モデラーをターゲットにしたもので
そういう上昇志向を持ったモデラーの方々にとっては、
一度目を通しておいても損は無い内容になっていると思います。
って、なんでお前は上級モデラーでもないのに上から目線な物言いなの?
なんてこた~言わないでくださいね (;^。^A.ハハハ
★と、ここまでは普通のモデラー向けのコメント (^^ゞ
次は自衛隊機のプラモが大好きなオカメ個人としてのコメントを(笑)
え~、うちのHPを見ていただいている方って、初心~初級者の方で
「一度、自衛隊機のキットを作って見たいな~」という方々が多いと思うんですけど
まずはそういう方に向けたコメントからいきますね
プラモ製作は初めて&全塗装をしたことが無いという方は、まず去年発売された
「教えて!飛行機プラモの作りかた」(この資料本コーナーにレビューがあります)
を先に(もしくはセットで)購入することをお勧めします。
まずはその本に載っている、基本的な技術を身に付けることが先決でして
それが身についていなくては、この本の魅力が半減・・・といいますか
載っている内容が殆ど無駄になっちゃいますからね
(;^ω^)b やっぱ同じ自衛隊機好きの方には良い作品を作って欲しいんですよ
次に、この本に載っている空自イーグル独特の汚れ&その再現方法については
やはりページ数に制約があるためか、全ての人が満足出来るかと言うと・・・・
金額を考慮すると少し自信が無かったりするわけです。
自衛隊機ジャンキー(笑)のオカメ個人的な意見を言わせていただくと
写真の「主脚庫後方の汚れ」ページだけでもこの金額を出す価値はありました (^◇^)
また他の汚れの考証&再現方法に関しても、ニヤニヤしちゃう濃い内容でして
そうですねぇ~・・・・オカメはこの作例記事を読んで
新しいイーグルのキットを製作開始することになった・・・とだけ言っておきましょうか
ま、その辺りは一度目を通し、自分で判断してくださいね
最後に一言
こんな感じで自衛隊機の考証&再現方法を紹介した本を
ピンで一冊出してくれぇぇぇ~~~~~っ!
(●^o^●) お願いしますよっ
プラモ・マニュアル 教えて!飛行機プラモのつくりかた (2008.11)
2008年11月、有限会社モデルアート社より発売された「プラモ・マニュアル」シリーズ1
「教えて!飛行機プラモの作りかた」です。
当ホームページの掲示板で、最近飛行機プラモに目覚めた常連さんから
新しく発売された本の内容が凄く良かったとお聞きしたので、チョッと書店を覗いて見ることに
おっ!これかぁ~・・・どれどれ・・・・・ウキョッ!!
正直、基礎的な内容のハウトゥ本はあまり興味が無かったのですが(笑)内容を見て脱糞!
(^◇^) 速攻でレジに走ったのであります。
飛行機プラモを作るうえでの基本やコツが分かりやすく書かれており
これから飛行機プラモを作ろうと思われている方にとって、良い指南書になること請け合いです。
うちのホームページって、おそらくこれから初めて飛行機を作ろうという方や
飛行機プラモ初心者のが多く見て頂いているんじゃないか(内容がヌルイので)と思いますので
紹介するのにピ~ッタリの内容なわけですな、コレ d(゚-^*)
ではレビューの始まり始まり~っ
まずは表紙と目次をパチッ
表紙はいかにもハウトゥー本という感じ
ヒネリは無いけど本の内容が良く分かり、ある意味王道的な作りですね(笑)
次に目次を見てみましょう
内容的には大きく二つ
大戦機と現用機を、製作を最初から進めながらその作業や注意点を
リアルタイムで製作記的に撮影&書き出していくというもの。
初めて飛行機物の製作をされる方にとっては、流れが分かりやすくて良いですね♪
もう一つは製作におけるポイントや注意点、コツ等々を写真で説明してあり
スキルアップにつながる内容なのであります。
(`・ω・´)ま、文章じゃ分かりにくいので、写真で見ていきましょうね
あとは塗料や工具の知識等々、色々な内容をコラム的に間に入れており
それらも初心者には結構ためになったりするわけです。
★今回はハウトゥー本なので写真を小さくしてありますが、
その内容や雰囲気は伝わると思います。
そこの所はご了承くださいませ (;^。^A.
大戦機がタミヤの1/48、中島月光11型甲、
現用機がハセガワ1/72、F/A-18Fスーパーホーネット
うむ、どちらも安心の比較的新しい国産キットで本の趣旨に沿った選択ですな
各々、二番目写真のような製作時の写真と説明が、大戦機13ページ&現用機が15ページ
特にホーネットの方は写真が多く(その分一つ一つがチョッと小さいですけど(笑))
かなり初心者にフレンドリーな内容なのであります
この作業に沿って進めることさえ出来れば、かなり見栄え良く完成させることが出来るでしょう。
次がメインの飛行機プラモを作る上で色々と役に立つ知識やヒント&テクニックがいっぱい
経験を積むと、いつの間にか知ったり身に付いたりするテクニックや知識
これらをショートカットして手に入れちゃおうという内容なわけですな(笑)
つまり、飛行機物は初めてという人でも、書かれているテクニックやポイントを実践すると
完成度が一気にグ~ンとアップする!と言うわけです d(゚-^*)
最後に2007年故人となられた松川清純氏製作タミヤ1/32 トムキャットの作例
まぁ~これは初心者向けの本にとっては付録的な掲載と言いますか・・・・
だってこれ、プラモと言うよりは殆んど工芸品の世界ですから(苦笑)
しかし、飛行機プラモ最高峰の一つである氏の作例は良い刺激になるでしょうね
プラモも極めればここまで行くのか・・・・こういう世界もあるんだなぁ~
と、飛行機プラモの奥深さを知り、それを目指すのもまた一興なのであります。
え、オカメですか?
はっはっは、ワタシはヌル~く低空飛行が性に合ってるんですよ(^^ゞ
では総評を
飛行機キットって作ったことがないけど、一度製作してみようかなぁ~
と言う方には凄くお勧め出来る本だと思います。
ただ、この本の内容を実践するには、全く初めての人だとチョッと辛いかも・・・・
(高いスキルは求めていませんが)最低でも接着や塗装の経験は必要だと思います。
その辺りは、よくあるノンジャンルで初めての方向けのハウトゥー本の方が向いているでしょうね。
実際、全くのプラモ初心者だとチョッと辛いかな・・・・とオカメは色々な箇所で感じましたし(笑)
しかし言い換えると、最低限のスキルはすでに持って方ならば、飛行機モデルに関しては
色々な面でスキルアップが出来る本!と言うことも出来るわけです d(゚-^*)
他ジャンルのキットでも、そこでの高いスキルを持ったモデラーですと
内容的に物足りなさを感じるかも知れませんが、なにがしらか得るものがあるかもしれませんし
とりあえず初心者も結構作れる方も、飛行機プラモに興味をもたれたのなら書店へレッツGO~!
発売されて間もないですから、今ならまだ店頭にあると思いますし
これ、一度目を通しておいて損は無いと思いますよぉ~
気に入ったのなら購入してスキルアップに役立ててくださいね♪
モデルアート臨時増刊号 エアモデル ウエザリングテクニック (2005.春)
2005年春に有限会社モデルアート社より発売された臨時増刊号
「エアモデル ウエザリングテクニック」です
戦車等のAFVプラモでは普通におこなわれている「汚し塗装」
航空機のプラモはまず機体ありき、機体を美しく仕上げるのが第一であり
製作におけるウエザリングのウエイトは、AFVに比べて軽いのが一般的なようです。
しかし、センスの良いウエザリングを施したエアキットは
美しく仕上がった作品とは、また違った魅力をかもし出しますよね?
その飛行機プラモに施すウェザリングを扱ったのがこの本なのであります。
チョッと前に発売された別冊(レビュー済み)に広告が載っており、まだ在庫がいくらかあるようなので
こちらもレビューして見たいと思います
では、レビュースタート!
まずは表紙
う~ん、シックで大人の雰囲気ですな (^^ゞ
購買層を意識してのことでしょうけど、こういう感じって・・・・・好き♪
次に目次です
内容は12機の作例プラス実機の汚れに関する考察が1つ
前半は海外モデラーによる汚し、後半は国内モデラーによる汚しと
作例記事が内容的に大きく二つに分かれており
塗装の嗜好の違いが結構はっきり分かって面白いですよ
★次からはハトゥ記事なので写真を小さめにしてありますが、ご了承くださいませ
では、まずは海外モデラーの作例写真と解説から
海外の作品って塗料の違いによる物なのか
表面のフラット(ツヤ消し)具合が強く、色彩もキツイ・・・・・・
オカメ的にはチョッとコッテリ過ぎるかなぁ・・・・なんて感じるのですが(^^ゞ
塗装面が絵画的な印象と言いうか雰囲気がありまして、これはこれで結構面白かったりするわけです。
ある程度以上の技術力(センス)のある方なら得られることも多いかも♪
お次は国内モデラー諸氏によるウェザリングの実践写真と解説
内容は
日本の大戦機によく見られる塗装の剥離表現×2
グラデーション塗装による表現
パネルラインの演出技法
筆塗りで行う現用機ウエザリング
吹きつけ塗装にエナメル使用のスタンダードな汚し
そして最近オカメがよく使うゾルを使用した自衛隊機のウェザリング
どうです?
写真を見ていただけると大体の感じはつかんでいただけると思います。
最後の実機の汚れに関する考察は読み物的な物でして
自分の考えでウェザリングの実践ができるレベルの人には
なかなか面白い内容だと思います。
では総評を
AFV系のウエザリングをネタにした本は結構ありますが
航空機キット向けのこういう本は珍しいんじゃないでしょうか
飛行機キットの基本、機体を美しく作ることが出来るようになりましたら
次はウェザリングでリアリティや雰囲気を求めてみるのも面白いと思います。
ウェザリングは奥が深く、この本だけで全てが理解&実践できる!
とは言いませんが(笑)これからやってみようと思う方にとって
「基本」や「ヒント」は十二分に与えてくれると思います。
ここから色々と読み取って、自分なりの作風を作ることが出来れば最高ですね
まぁ~しかし、自分で塗装の「世界」を構築出来ているレベルの方だと、
おそらくハウトゥー本にはならず、「読み物」になっちゃうんでしょうけどね (^^ゞ
モダンパワーシリーズ 航空自衛隊モデリング&主要装備品ガイド (2012.11)
2008年のF-4から始まり、自衛隊機好きにリリースされた最強の資料本
“モデルアート プロフィール”ですが、2011年の夏に発売されたT-4(練習機)の計6冊で
惜しまれつつも(おそらく)航空自衛隊機については完結となりました。
(・e・)が!
♪震え~る~な、瞳こらせよ~♪
1年の時を経た2012年の冬!同じ有限会社モデルアート社より
航空自衛隊を題材にした別冊本が新たに発売されることになりました!
その名も“航空自衛隊モデリング&主要装備品ガイド” d(●^o^●)
今度は同社の別冊モダンパワーシリーズの第2巻としての発売になるのですが。
人気企画「モデリングJASDF」を擁する自衛隊機に強い同社の別冊
こいつぁ~期待しない方がおかしいって~もんでしょ?
なわけで発売日に速攻購入!
自衛隊機好きの同士の為にレビューしたいと思います
まずは表紙から
オオ~ッ!シックな表紙が良いですね~ (^◇^)
ただ色的に少し落ち着き過ぎ・・・・という感じがしないでもありませんが
内容的に大人向けの模型誌なのですから、こういう感じの方が正解なのかもしれませんね
なにせよ大きく書かれた航空自衛隊の文字と、F-15&F-2の作例写真が
オカメの期待感を刺激し、ワクワクさせられます♪
では、中をみていきましょう
まずは定番の実機写真と解説が6ページ
プロフィールでは題材(機種)に準じた少々コア(笑)な機体解説でしたが
今回は航空自衛隊の現状を、ワイドに解説した内容になっています。
大災害や自国の安全保障、これからの航空自衛隊の課題等々
程よいページ数に上手くまとめてありますので、サクッと読みきれますね♪
まってましたのモデリングチェックポイント!
写真を見てもらうと分かると思いますが
「ここがポイントだよ!」ってところをイラストで解説してあるんですよ
以前から1/48スケールキットは別冊等で掲載されることもあったのですが
なぜか72スケールは冷遇(笑)されておりまして
いや、まぁ~今は48や144が主流になっていますから仕方が無いんですけどね
でも今回は、なんと対象がオカメの好きな1/72スケールキット!
ううう・・・・・これを見て、感涙に咽ぶ72スキーの姿が目に浮かびます (ToT)
紹介されているキットは現状でのベストキット
ハセガワ製のF-15J、F-2、F-4EJの3機種!
知名度が高く人気の高い機体ですから、ステップアップを狙っているライトなファンには
(●^o^●)b と~~~~ってもありがたいですよねっ
次は模型誌の王道! 作例を基にした機体&キット解説です
紹介されている機体は、F-15J(32)、F-2A(48)、F-4EJ改(48)
RF-4E(48)、F-35J(144)、E-2C(72)、E-767(200)
KC-767(200)、C-1(144)、UH-60J(72)、T-4(48)
そしてブルーインパルス仕様の機体がT-4、F-2、F-86(各48)の3機!
どうです、むっちゃ種類が多いと思いません?
(ってか、KC-767なんて普通の模型誌じゃやりませんよね(^^ゞ )
さ~~~っすが自衛隊に強いモデルアートと言いましょうか(笑)
オカメのような自衛隊機ラブの人間には、たまらんラインナップです
また、キットの製作記事はもちろんのことですが
写真のような汚れの表現方法とか機体のディテール写真等々
それ以外のネタも、い~~~っぱい織り込んでありまして
これがまた製作される方のお役に立つ事間違いなしですぞ♪
そして現用主要装備品ガイド
これは写真を見ていただければ分かるように
現在、航空自衛隊で運用されている装備品を、写真、解説、データで紹介したもので
飛行機はもちろん、地対空用の装備から搭載される兵装まで
15ページに渡って分かりやすく紹介されています。
どちらかと言えば読み物としての色合いの強いページですが
搭載兵装などはキット製作時の役にもたちますね d(゚-^*)
最後は現在入手可能な、航空自衛隊関係のキット等のガイドになっており
写真のように、機体ごとに入手可能なキット&アイテムが紹介してあります。
たとえば「あっ!この機体が作りたいなぁ~」と思った時に
コレがあればパッと答えが出てきて、と~っても便利ですよね♪
さて今回の航空自衛隊モデリング&主要装備品ガイド
まぁ~キャッキャ、キャッキャと褒めまくってばかりのレビューになっちゃいましたが
かと言って不満点は無いか?と問われれば・・・・・答えはNO~
じゃぁ~何が?といいますと
あまりに範囲を広げすぎた・・・・と申しましょうか
色々詰め込みすぎたため、一つ一つの内容(機体)が少し薄く感じちゃうんですよね
まぁ~これはモデルアートプロフィールがあまりにも極濃で
それに慣れた(麻痺した)からって~のもあるのですが (^^ゞ
もっと!もっと!!と、ドンドン強い刺激を求めてしまうのは人の悲しい性なのです(笑)
ただ、これはオカメみたいなジャンキーの話でして
ライトに自衛隊機模型を楽しんでいる方にとっては
かなり・・・・そう、かなり制作意欲を掻き立てられる刺激的な内容だと思います。
また、F-2&4&15のメジャーどころ以外の内容
つまり、この本とほぼ同時期に発売されたクレオスの洋上迷彩特色に関する記事や
モデルアートプロフィールでは無理であろうE-2Cのような支援機の記事等々は
なれた人にも結構~刺激的な物に仕上がっており
自衛隊機が好きな方なら買って損は無い、ナイスな内容と言えるでしょう。
さぁ~っ自衛隊機に興味のある(出てきた)モデラーの皆さん
まずは書店&模型店で、この本を買っちゃいましょう
そして更なる刺激が欲しくなったら(笑)・・・・・・
モデルアートプロフィール!!
(;´Д`) さ・・・・最強のコンボ技やぁ~
モデルアートプロフィール 航空自衛隊T-4中等練習機 (2011.8)
キョ~~~ッ!
キョ~~ッ!!
2011年8月、自衛隊機好きのバイブル「モデルアート プロフィール」に
なんと!「航空自衛隊 T-4中等練習機」が加わることになりました v(●^o^●)
模型誌では、華のある戦闘機などは掲載されることも多いのですが
裏方である支援機は中々取り上げてもらえないんですよね。
しかし自衛隊機好きにとっては、そういう機体も重要なわけでして
そういう機体を良く取り上げてくれるモデルアートは、まさに世紀末救世主
自衛隊機模型界のケンシロウなのです
そして今回!
同社から発売されている最高の資料本に、大好きなT-4練習機を
なんとオマケ(と言うには嬉しすぎる!)のT-33とT-1を加えて仲間入りさせて頂き
オカメはもう感激のあまり思わず踊りだしてしまうのです
あそれ♪ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ =ヾ(*゚∀゚)ゞ ♪あ~りがぁ~た~や、ありがたや~♪
とと、まぁ~そんなことは置いておいて(笑)
新たに加わった最強資料本、早速レビューさせて頂きましょう
これはもう説明はいりませんよね?
いつものようにクールな表紙で見てるだけでウフフ・・・てなもんです(´∀`)
★さて、最初は実機写真が15ページ
最初の6ページはT-4といたらコレ!のブルーインパルス
1ページ丸々の大判写真で、これがまぁ~美しいこと・・・・
ノーマル塗装機等も見やすく、実機の感じをつかむのに良い写真ですね
まず「川崎T-4の開発と運用」のコーナーで機体の生い立ちと運用を
次に元整備士の渡辺氏が、現場から見られたT-4という機体を解説されています。
航空専門誌程に突っ込んだ内容ではありませんが、模型誌としてみた場合は
中々のものですし、ページ数もサラリと読みきれて良いんじゃ~ないでしょうか
さぁ~っ!来ました「ディテールファイル」♪
これこれ、これですよ、この詳細な細部写真!
ブルーインパルスで使用されているからか、色々な媒体で露出は多いのですが
機体の細部がシッカリと分かる資料って意外と少ないような気がするんですよね
いや、航空専門の雑誌を定期的に買われているような
ヘビーな「航空機」ファンの方ならそうでも無いのかもしれませんが
プラモをメインでやっている、オカメのようなヌルモデラーにはそうなんですよ(汗)
その辺りは最初に書いてありますよね
ま、そんなわけで今回のディテールファイルは
オカメにとって、もう最高・最強・究極・至高なわけです (^^ゞ
ただ今回は他に2機、計3機を一冊に掲載するため
T-4のディテールファイルのページは27ページとなっており
いつもに比べて少しページ数が少なめになっています
(`・ω・´)b が、そこはさすがに模型誌のモデルアート社!
製作する時に必要な箇所を取捨選択し、ツボはしっかり抑えてあるんですよ
っていうか、いつもが盛りだくさん過ぎる位ですからね(笑)
オカメも今回「あっ!ココってこんなんなっとんのか・・・・」
なんて箇所がまぁ~出るわ出るわ(笑)
もうね、嬉しい悲鳴を上げまくりでしたよ、ええ
あと仕様による差異も紹介してあるんですけど
ブルイン仕様はもちろんTPC(テストパイロット教育)仕様なんてものまでありまして
う~ん・・・・もう完全にイッちゃってます (^◇^;)
でも何かそういうところが嬉しかったりするんですよね
そして機体の精密図面と塗装紹介のカラーイラストページが10ページ
(*゚∀゚)=3 う~ん・・・・イイ・・・・・イイよぉ~~っ・・・・これ♪
試作機のXT-4のカラーイラストも紹介されているんですけど
これが結構カッコイイカラーリングなんだよなぁ~
プラッツさん、デカール出してくんないでしょうか?(^^ゞ
フオォォ~~ッ!
やってきましたモデリングガイド♪
48はモデJの秋山氏、72は中野明夫氏が製作されているのですが
秋山氏はダブルスロッティッドフラップのフルダウン状態を再現
クオォォ・・・・このメカメカしさがたまりません
そして中野氏は前回のF-2に続き、加工したポイントをイラストで紹介!
こ・・・これは楽しい、楽しすぎますわよ奥さ~ん!!!
はぁはぁ・・・ふぅ~・・・・・・・
いやぁ~、膝がガクガクになるほど楽しませて頂きました
(;・◇・) がっ!
なんとオマケのTバード v(●^o^●)v
オカメもニコニコ、エビス顔ってなもんです
まずはT-33の生い立ちと航空自衛隊での45年に渡る歴史を3ページ
少ないページ数ですが、読みやすくツボを押さえた内容で
また、この機体の悲しい最後も書かれており必読です
実機写真は細部写真で6ページ全体写真が2ページの計8ページ
ページ数は少ないですがディテールファイル(細部写真)はコマを小さく
出来るだけ枚数を増やし、また写真も吟味してありますので
模型製作の資料としては上等と言って良い仕上がりデス d(゚-^*)
そしてカラー塗装図が2ページにモデリングガイドが4ページ
塗装図は秋山氏による何時もの見やすく綺麗な物で
Tバードの基本塗装が分かりやすく詳細に紹介されています。
モデリングガイドはアカデミーの1/48スケールキットを拘って製作!
切った貼ったに追加した(笑)製作手順をイラストを絡めて紹介されています
こりゃ~製作時の資料としても役に立ちますねぇ (^◇^)
さぁ~さぁ~やって来ました♪ オカメの大好きな「富士T-1練習機」
クゥ~~ッ!嬉しいなぁ~・・・・(´;ω;`)
さて、最初は前の2つと同じく読み物が5ページ
内容は表題通りその開発史と構造、そして元パイロットの著者による
フライトインプレッションで、やはり重すぎず軽く楽しめる内容になっています。
次は実機のカラー写真1ページに続き、待ってましたの詳細写真が8ページ!
そして情報一杯のカラーイラスト2ページへと続きます。
このトータル11ページにかなりの情報が凝縮されておりまして
キットを作りこまれる方にとっては凄く役に立つこと間違いなし!でしょうね
といってもキットがハセガワの古い72スケールしかありませんし
アフターパーツなんて気の利いた物はありませんから
これだけの情報を盛り込んだ作例を製作しようと思ったら
そら~ムチャクチャ大変な作業になっちゃいますよねぇ・・・・
オカメにゃ~無理だわ、こりゃ (^◇^;)
で、その古いキットを秋山氏が外形に拘って整形されたキットを2ページ掲載
パッと見は目立たないのですが、これ・・・相当手が入ってるんですよ、ええ (^◇^;)
う~む、フラップダウン状態もイカしますねぇ
で、オマケにT-1のA&B型の相違点をイラストで紹介
けっこう細かいエアスクープやエアアウトレットの情報が書き込まれているので
普通に製作する時にも役に立っちゃうのです♪
う~ん、T-1だけで本一冊分というわけにはいきませんでしたが
オカメ的に、これだけ情報があれば必要十分、いや、お釣りがくるくらいなので(笑)
キットの製作上困ることはまずないでしょうね
T-1好きにはたまりませんぞ、ヒッヒッヒ
★あと、掲載されているモデJの秋山氏より72ページに間違いがあると教えて頂きました
訂正されたイラストを頂きましたので、一応こちらでも掲載させてもらうことにいたします
ま、自衛隊機好きには必要無いくらいの間違いですけどね(笑)
さて、今回のT-4中等練習機&T-33・T-1は如何でしたでしょうか?
まぁ~いつも言っていることですが・・・・・言わせてくださいな
(*゚∀゚)=3 ムッフ~ッ! やっぱモデルアートプロフィールは最高っす♪
いやぁ~、ほんま自衛隊機好きには2500円なんて激安な内容でして
オカメに言わすと、買わん方がおかしいやろ?ってくらいの良い本でした
ああ・・・知らなければ良かったぁ~・・・・・
なんて新しい知識が(良いんだか悪いんだか)ドンドン入ってきちゃう資料本ですが(笑)
いざ「あれ?ここどうなってるんだ??」なんて時に
一々ネットや本で調べまわる手間が殆ど無くせますから
オカメには手放せない一冊になること間違いなし!ですね
この紹介記事で興味を持たれた方は、今すぐ模型店や書店へダッシュするのだ!
ふ~・・・・・
さて、2008年春のF-4ファントムから始まって約3年とちょっと
T-4でメジャーどころの航空自衛隊機は終わりとなるので
自衛隊機がモデルアートプロフィールで取り上げられるのは
おそらく今回が最後になると思うんですよね
輸送機とか支援機まで広げてくれたら「神」認定なんですけど
まぁ~そこまでは難しいでしょうし・・・・(^◇^;)
最初に述べたように、こういう自衛隊の練習機を題材にした
資料性の高い模型情報本を出版してくれたモデルアート社に
もうどう言っていいか分からない位にオカメは感謝しているのです。
たぶん同じ気持ちの自衛隊機好きのモデラーは多いんじゃないかな?
しかし、これからも自衛隊の装備品は日々変化していきますし
新しいキットや製作用のマテリアルも発売されるでしょう
それら情報を、これからもモデルアート社にはドンドン発信し続けて頂きたいですね。
では
(*゚∀゚) 「モデルアート社に栄光あれ~~っ!」
(;^ω^)う~~~~~ん・・・・・・出て欲しいですけど・・・ねぇ
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