2015年7月26日日曜日

15/7/26 1/72 プラッツ製 F-15Jのファストレビュー・・・的なもの (^_^;)

今日は先日発売されたプラッツ製F-15Jのファーストレビュー
・・・・というかなんというか
まぁ~そんな感じの内容をやってみたいと思います。

前作F-1の時と比べると、かなりテンション低めですが(汗)
その辺りの説明は後ほど・・・・と
あ、そうそう、これを先に書いとかなくっちゃね

★今から書く内容はオカメの個人的な感想で
専門的な知識に基づいたものでは全くありませんので
お間違いなきようお願いいたします d(^_^;)

さて、まずは上面から見ていきましょう


今回は写真クリックで大きくなります

ちょうど作りかけのハセガワ新版キットがありましたので
一緒に並べて撮ってみました。

だいたい同じような感じではあるのですが
(同じ機体なんだから当たり前ですけど(笑))
機首~コクピットの後ろ辺りにかけてのラインと
主翼と胴体の継ぎ目にあるストレーキ(プックラ部分)の雰囲気に
チョッとした違いが見られます。

ハセガワの方は少しフックラとしながらも滑らかなラインで
プラッツの方はシュッと硬質・・・・と言ったらよいのかな
少し細くて尖っているような感じですね。


キャノピー部分はスライド金型を使ったΩ断面に成型され
実機と同じ形状(バブルキャノピー)が再現されています。

ただ、型抜きの関係から側面の肉厚にムラが発生してしまうため
見る角度によってはレンズ効果で歪みがあるように見えてしまいます。
室内をガッツリと作り込むのでしたら
キャノピーをオープン状態で組んだ方が良いかもね (^_^;)

あと、このキットではインテークが別パーツ化されており
簡単にダウン状態にすることが出来るようになっています。

う~ん、これは高ポイント♪



形状の違いが分かりやすいように斜め前から撮ってみました。

プラッツのレドームは先端に向かって直線的に絞り込まれていく感じで
シャープで鋭いイメージですね。
対してハセガワはアウトラインがユルイ曲線で
先端に行くにつれ絞り込みが強くなっていく感じ。

これに続くコクピット側面部分は
ハセガワ製が、ほぼユルイ楕円形状なのに対し
プラッツ製はキャノピーのチョッと下くらいから
平面的にキュッと絞り込まれ、緩い逆三角形っぽい形になっています。

先のキャノピー形状も合わせ、この写真を見ていただければ
ハセガワのノッペリした感じとプラッツのシャープな感じ
両方の特徴がハッキリ分かってもらえるんじゃないでしょうか。

どちらが実機にうんぬんかんぬん、な~んて難しい話は
視聴者のみなさんで判断してくださいね (^^ゞ


胴体後部や主翼に関しては・・・・
まぁ~それほど大きな違いは無いように見えるのですが
あえて一つ上げるとすれば
プラッツの方が垂直尾翼が鋭く、ややツンとした感じってところかな。
実際はミリ単位の微妙~な違いなんですけど
このクラスのスケールだと、それが結構~大きく影響してくるようですね。

ただし、これらの違いは各々のキットが持つ雰囲気にピッタリ合っており
たとえば実機の形状等に拘りたい方には問題になりそうですが
オカメみたいなライトなモデラーにとっては
大きな問題にはならないんじゃないでしょうか。

こんな感じで両社のキットを比較してみましたが
どちらが「よりカッコイイ」かは結局作る人しだい・・・・
ってことでまとめておき
これにて今回のファーストインプレッションは終わりにしたいと思います。


ヽ(*`Д´)ノ オイオイ!たったこんだけかい!!


な~んて声が画面の向こうから聞こえてきますが(汗)
その辺りの理由を今から説明しますね。

実は製作前の今の状況で細かいところまで書いちゃうと
なんかネガな書き込みばかりになってしまいそうなんですよ。

では、なぜそうなるのかと言いますと
ようは「期待が大きすぎた」・・・・この一言が全て。

前作のT-33やF-1&T-2では
比較対象が古いハセガワのキットでしたから
そら~もう、あなた
箱を開けた瞬間に鼻血がドバッと吹き出そうな程興奮させられましてね
そんなわけだから今回のF-15Jも
良作、ハセガワ新版キットを「過去の物」にしてしまうほど
ぶっ飛んだキットが出てくるんじゃないかと
まぁ~勝手に過度の期待を持ってしまったため
手に入れたキットの内容に色々と気になる箇所を見つけた瞬間
シュワシュワ~ッと、一気に萎えてしまったと
ま、そういうことです。


ただ、ここまで読んだだけでは
「んじゃ~今度のプラッツF-15Jはダメキットなん?」
な~んて思ってしまう方が多いと思いますが

(*^ 3 ^)b さにあらず!

仮組みを行うことにより気付いたのが
意外と楽しい(良い)面が多いキットということでして
具体的に言いますと
「ハセガワ製のイーグルとは違う方向で評価をすればええんとちゃう?」
ってこと。

これは組みながらじゃないと説明や紹介がしにくいため
今回のファーストインプレッションは外形に関する面だけにしておき
残りは製作記の方で書かせてもらいます。

キットの良い面や悪い面を作りながら色々書かせてもらいますので
(あくまで個人的な意見ですよ、個人的な意見!)
キットを購入された方も、まだ購入されていない方も
見ながら共感したりオイオイと突っ込んだりしながら楽しんでくださいね。

では

ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ 製作スタ~トォォォ~~~ッ!


2015年7月10日金曜日

ウエーブ 黒い瞬間接着剤

※発売当時のレビュー記事を加筆修正して掲載していますので
現行品では改良されている可能性もあります (^_^;)


2005年秋に(株)ウエーブより発売された 
”黒い瞬間接着剤(高粘度タイプ)” です。

パッケージングはチャック付きのアルミパック。
他の製品と同じく劣化防止用に乾燥剤が同梱してあり
写真の瞬着本体20gと細ノズル3本が付属しています。


では段差埋めに使用してみましょう。

まずは接合線に沿って発生している段差に製品をヌリヌリ。
粘度が高いので、普通の瞬着より少し盛りやすいですね。

硬化に掛かる時間は瞬着としてはかなり長め。
ただし、これは「使い方」によっては凄い利点となり
急ぐときは硬化スプレーを併用してあげれば問題ありません。

あと、ベースが瞬着ですから
写真のように白化現象がキツイです。


硬化後にカッターで荒削りしてみました。

写真の削りカスを見てもらえば分かるように
素材に「粘り」が有り、硬さもプラスチックと同じか少し硬い位
元が瞬着で喰い付きが良いため(つまり剥がれない)
硬化後は元のプラパーツそのままを削っているような感覚です。


次に耐水ペーパーで表面を整形してみました。

気泡が入ったりしないよう注意して塗り付けてあれば
研磨面は写真のようにスベスベに。

これならサフ、または下塗り位で次の塗装作業に掛かれますね (^^ゞ

さて、今回のレビューはいかがでしたでしょうか?

容器から出してそのまま使え、硬化速度はスプレーで調整可能
硬さは大体プラ素材に近いうえに喰い付きは抜群。

ある程度模型を作っておられる方ならピンとくると思いますが
この製品、スジ彫りやチョッとした段差修正等には
「抜群の作業性」を発揮してくれます。

が、しかし
このチョッとした修正作業等のみでは使用量が少なく
20gもあると、使い切る前に容器の中で硬化
殆どを無駄にしてしまうということになってしまいます。

オカメは2回購入し、2回とも半分以上を無駄にしてしまったため
現在は使用しなくなってしまいました。
個人としては同社製瞬着のように
4~5g位の個別包装にしていただけるとありがたいのですが・・・・

でも、まぁ~これは製作されるキットのジャンル(必要な量)や
製作される方のペースによっては全く問題ないと思われまして
ふだんから製作時に瞬着を良く使用されている方ならば
全く問題ない・・・というか
これ位の容器の方が返って使いやすかったりするんでしょうけどね。

あと、オカメが購入した個体では
使い始めに透明な瞬着成分と黒い基材?に分離が見られ
少し作業性が悪くなることがありました。

使っているうちに具合が良くなってきましたので
開封したての時なんかは、一旦パレット等に出して
様子を見てみた方が良いかもしれませんよ (^^ゞ

タミヤ プレーワーク ペインティングブース

★★今回の記事は前のHPに掲載していた古い記事を
加筆修正してこちらへ移動させた物で
現在、タミヤさんからは改良型後継機
「スプレーワーク ペインティングブースII」
(強力なダブルファンタイプもラインナップされています)
が発売されています。


エアブラシによる塗装は多数の塗料ミストや揮発した溶剤成分を浮遊させ
それらを吸い込むのは健康上非常に良くない事は誰にでもわかります。

ではどうするか?
野外で吹くのが一番ですが、暑さ寒さに雨、更にご近所の目もありますので
室内で吹き付け作業をする人が殆んどなんじゃないでしょうか。
そんな時にミストやシンナー臭を吸い込み部屋の外に放り出してくれる機材が
この「タミヤ・スプレーワーク ペインティングブース」です。

購入してから10年位・・・・いや、もっとかな
かなり経ちますが、今だ現役でバリバリ働いてもらっております (^^ゞ

これだけ長期間使用しますと製品の良い点や悪い点がよく見てきましたので
ここらでもう一度、製品のレビューを更新してみたいと思います。

●長所
①見た目が良い
さすがタミヤ製といいますか、見た目だけではなくて作りもシッカリとしています。
②携帯性
たたむと持ち運びに便利な箱型になり、据え置きにせず
使用する時にだけ出し入れしているオカメにとってはとっても便利
キャリング用のハンドルが付いているのもいいですね
ただ箱型のためサイズがチョッと大きいかな
③静音性
他社の製品と使い比べたことは無いのですが
音的には低い方の部類に入ると言うことです。
オカメも使用していて全然気にならず、その面ではかなり気に入っております。

●短所
①吸引力
・・・・・弱いです(笑)
特にサフや全体塗装等、一気にブワ~っと吹きつけする時には
全然風量が足りずに外に塗料ミストが溢れてしまいます。
細吹き等をする分には全く問題は無いのですが・・・
②フィルターの掃除(交換)が大変
オカメにとって、これが一番の問題点。
独特のフィルター構造により長期連続使用やフィルターの交換・清掃が可能!
と言うのがウリなのです・・・・が
ボックス内にファイルターが内蔵されますので、清掃のたびに分解が必要
つまり「分解時に多数のビスを一々外さなくてはならない」ってことでして
ホコリの多い季節や、広い面積を一気に吹き付ける作業が続くと
フィルター詰まりによる吸引力の低下が大きく
そのたびに面倒な分解が必要というのは「かなりのマイナス点」になるのです。
多少の詰まりがあっても、元々の吸引力が強力ならば
抵抗の増加分はパワーでカバーできるんですけどね

●総評
タミヤらしいといいますか
全体的に見ると凄く良く出来た「優等生的な製品」なのですが
こう・・・ワイルドさに欠けているような雰囲気がありまして
え~っと、そう、ライトで上品なモデラー向きと言いましょうか(汗)
まあヘビー級のモデラーになっちゃうと
こういう移動可能なタイプの製品では追いつかず
据え付けの強力な物ってことになっちゃうんでしょうけどね(笑)

さて、今回のレビューのように、この製品には多少不満な点があったのですが
メーカーさんへ同じような意見が多数よせられたのか?
後続機では、これら問題に対応した設計がなされているようです。

まず吸引力の面では、必要ならば心臓部のファンをツインで装着可能!
大幅なパワーアップに対応しています。
更に構造変更により「吹き返し」が大幅に低減されているうえ
フィルター交換も多少しやすくなっているもようです。
(出来ればワンタッチで交換できると良いんですけどね)

と、まぁ~こんな感じで新型は凄く良さそうなんですけど
今使っている旧型がぜんっぜん壊れないんですよね(汗)
この辺りが「さすがタミヤ製品」ってところで
新型もその辺りの美点は継続しているでしょうから
次のブースを選択するときの大きいポイントになると思います (^^ゞ

ふ~~~
さて、これにてレビューは終了・・・・なのですが
これで終わっちゃ~ぁ~面白くないですよね?

なわけで
現在オカメがこのブースに施している改造点を一挙公開しちゃいます♪

これにより「フィルター交換の面倒さ」と「使用による吸引力の低下」を
ある程度解消出来てますので
まぁ~何かの参考って感じで気楽に見てくださいませ(笑)


まずはノーマルのフィルターを見てください

この畳んだ薄いフィルターの間を、空気がクネクネと蛇行したり透過したりしながら
スポンジに付着させてミストやホコリを取る設計になっており
たとえスポンジがビッシリと詰まったとしても
最低でも蛇行して流れる空気の分は流量が確保出来るようになっています。

う~ん、なるほど・・・・良く考えられてますねぇ

さて、何度か分解清掃して分かったのは、吸引力低下の主原因は
「このスポンジに空気中の糸ホコリが詰まること」でして
しょっちゅうフィルター清掃が必要になってしまっていたのは
「塗装していない時までスイッチを入れっぱなし」
だったりするところにも原因があるようです・・・・

不要な時は、こまめにON/OFFしておきましょうね (^_^;)

では作業開始です
まずこのノーマル状態で付いているスポンジを全部外し
そのままボックスを組み立てちゃいましょう。

組み立て終わったら、ある物を買いにホームセンター等のペットコーナーへ


買ってくるのはインコのえさ・・・・じゃなくて
目が細かくて分厚いダンボール素材の「猫の爪とぎ」と言う製品。

オカメが買ってきた商品は高さがちょうどブースと同じだったので
写真のようにノコ刃でカットし、横幅のみを調整してやりました


で、これを写真のように吸入口の前に取り付けたら作業完了です。

その原理(ってほど大層なもんでもありませんが)は
塗料ミストはその紙素材自体に吸収してしまい
糸ホコリは細かい網の目により表面部分でストップ。
詰まりが気になりだしたら外に持っていってホウキでシュッシュッ
(たまにブラシ付き吸い口を付けた掃除機で吸ってやると更に良し!)
これならマメに、というか毎回でもメンテナンスが出来
常に空気の通りが良い状態で使えますよね。

吸引力も、排出口から出てくる空気の量からすると
ノーマルフィルター使用時と変わらない流量は楽勝で出ているようですし
音も静かなままってところも良い感じです♪

かなりの長期間、この仕様で使い続けておりますが
今のところ問題は発生しておりません・・・・が!
この記事を見て、やって見ようと思う方は
「必ず自己責任ということで」お願いしますね (^^ゞ

あ、そうそう
モーター部のシロッコファンは使用していると粉汚れが溜まってきますから
時々は分解清掃してあげましょう。
何年もやってない方は結構~重くなっててビックリすると思いますよ(笑)

エアブラシ用クイックジョイント

エアブラシ用クイックジョイント

エアブラシを追加で購入、同時に使用出来る本数が増えた時
ホースが一本だけだと一々ネジを緩めて付け替えするのは面倒ですよね。
(実際にやってみるとすぐに分かりますが、仕事になりません(汗))

でもそんな時、これがあれば一発で解決出来るという機材
それが今回紹介する「エアブラシ用のクイックジョイント」です。

では早速使用してみましょう。


まずはエアブラシ本体にオス側の「プラグ」をねじ込み
クイックジョイント本体はホース側に接続してあげましょう

そしてこのまま本体側にジョイントを押し込むと


パッチン!・・・・オオオ~~ッ
速攻で接続完了です。

次にジョイント本体のスライド部を下げてやると
パッチン!・・・・オオオオオ~~~~~ッ!!
またまた速攻で分離完了、この間1~2秒!!

時間的にムッチャクチャ早くなるのはもちろんですが
たとえば塗料が入った状態でホースの繋ぎ替えが必要な時
ホースの種類によってはエアブラシ本体をクルクル回す必要があり
この時に起こるトラブルを未然に防いでくれるんです。

経験上、塗装作業中のトラブルは致命傷になる可能性が高いですから
このリスク軽減という面だけでも相当な価値があるんじゃないでしょうか。
そういう面もふまえ、このクイックジョイントという製品は
「ムチャクチャ使える機材」でお勧めです (^^ゞ

ちなみに、オカメが現在使用中で今回紹介させていただいているのは


これ、クイックジョイントに流量コントロールバルブが付いた製品で
スピーディーな脱着はもちろん
手元のツマミで空気の流量を調整出来るという優れ物。

慣れというものもあるでしょうが
最近の本体にエア調整用ネジが付いたエアブラシよりも
個人的にはこちら、手元にある方が使いやすいと感じています。

ただ残念なことに、この製品は現在廃盤になっており
店頭在庫を探しても購入は難しいかと・・・・

が、ご安心あれ
現在は模型業界大手のクレオスさんや他のメーカーから
同じ機能を持った機材が多数発売されており
それらは楽に入手することが可能。
今回の元になった記事(前のHPに掲載)を書いた頃は
こういう機材を店頭で気軽に、とはいかなかったので
ほんっと、良い時代になったと思います (^^ゞ

あと、クイックジョイント本体とプラグは、同じメーカー内であっても
「同じ銘柄の製品」で統一しておきましょう。
一部流用の効く製品もあるようですが、購入するにあたっては
基本、流用は出来ないと考えておいた方が安全・安心ですよ(笑)

Mr.エアブラシスタンド&トレイセットII レビュー

(株)GSIクレオス より発売されている
「Mr.エアブラシスタンド&トレイセットII」です。



まずはオカメがプラモに出戻った時に使用していた同製品の初期型
「Mr.スタンド&トレイセットⅠ」の写真&説明から。

本体はプラスチック製で出来ており
下のステンレス製トレーと内臓磁石で固定されるようになっています。

高さが無いために重心が低く、更に下のトレーは大きい金属性
本体の作りもシッカリしているため
エアブラシを保持した時の安定性は中々のものでした。

が、しかし
この「低さ」が条件によってはネックになるんです (^_^;)

エアブラシに同社製のMr.エアーホース・PS(細)スパイラルを
直で接続している頃は使いやすくてよかったのですが
スピーディーに脱着できるようにとクイックジョイントを付けたところ
接合部の長さがジョイント本体の分だけ伸びてしまい
床面に干渉して少し使いづらくなってしまいました・・・・


そこで購入したのがこれ「Mr.スタンド&トレイセットII」

写真のようにスタンドの位置が高くなりましたので
ジョイントやグリップフィルターを取り付けても余裕です♪

またスタンド部の形状もよく考えられており
エアブラシを2本同時に置くことが出来
同社製のトリガータイプや吸い上げ式にも完全対応
(同じメーカー製なんだから当然ですけどね(笑))

土台部分にはMrカラー系の塗料瓶や「Mr.エアーレギュレータ」が置け
その下にある金属製トレーはⅠ形よりかなり大型化
これにより安定性にも不安はありません。

オカメは不要になった手持ちのⅠ型スタンドを2つ追加
写真のように塗料の入ったブラシ4本を保持出来るようにし
更にクイックプラグを追加して作業性をアップさせています♪

(;^_^) ま、一気に4本使うことなんて無いんですけどね

さて、今回のレビューはいかがでしたでしょうか?

特にオカメのような
エアブラシシステムをクレオス製品メインで組んでる人にとっては
こういう組み合わせがやり易いぶん
凄く便利で良いエアブラシスタンドだと思います。
もちろんそれ以外の方(部分)でも全く問題なく「使える」製品ですし
お値段も(2015年7月時点で)定価1500円

 (ゝω・)v うん、中々お買い得な製品だと思いますよ


2015年7月7日火曜日

型想い(おゆまる)を使用した簡易複製

ちょっとしたパーツを複製したい
でも多量に複製するわけでもないので
シリコン&キャストを使ってまでは・・・

な~んていう方の強い味方!それが
(株)ワークアソシエイションより発売されてる「型想い」です。

これ、常温では弾力性のある消しゴムのような固体ですが
温めると粘土みたいにグニャグニャと柔らかくなる製品でして
今回は、この製品を使って複製用の「型」を作り
それを使用してパーツを複製するまでを紹介したいと思います。

今回はクリックすると画像が大きくなります


まずは商品のパッケージ

ほんとうならこの中に
「四角い消しゴムのような製品」が入っているのですが
既に使用しちゃってますので今回は外箱の写真だけ(汗)

ちなみに、昔に購入した製品は黒っぽい感じだったのですが
後から追加で購入した製品は透明になっていました。
現行品もおそらく一緒なんじゃないかと思うのですが

ん~・・・・どうなんでしょ? (^_^;)


さて、それでは作業に掛かりましょう。

今回複製するのは1/72スケールのパイロットフィギュア
立体的で少し複雑な形状をしていますが
やり方しだいで「型想い」での複製も可能です

あ、そうそう
今回はランナーが付いた状態で複製をしていますが
パーツが単体状態でも全然問題無いですよ (^^ゞ


まずは型想いをアツアツの熱湯に浸けてやりましょう。

すると消しゴム位の硬さで微妙~に白濁色だった製品が
綺麗な透明で粘土のような固さに変質していきますので
頃合いを見計らって熱湯からサッと取り出し
写真のように原型にかぶせて型取りを行います。

この時、原型の表面に「アワ」のような物が見えないか
よく注意して見ておくことが必要です。
これは原型と型想いの隙間に残った空気や水ですので
上下左右からギュ~っと圧迫して抜いておくこと。
(抜いておかないと「コブ」が出来ちゃいますよ)

上手く抜けないようでしたら熱湯で温め直して再チャレンジ
何度でもやり直しが効きますので
上手く出来るまで繰り返してくださいね。

この後、製品を冷却することで固形化させるのですが
余熱がのらないよう、中まで完全に冷やすようにしてください。
熱が残っていると何らかの作業を行った時に
「歪み」が発生しちゃいます・・・・


原型が片面だけの場合でしたら、これで型取り作業は完了
次の複製作業を行うことが可能になります (^^ゞ

しかしその一歩先、「立体的な原型」を複製したい場合は
反対側の型を取る作業も必要になってきますよね。

そんなわけで、今からその反対側の型取り作業を紹介させてもらいます。

まず片面を取った型から原型を引き抜きやすいよう
圧着時に裏側に回りこんだ部分なんかをカットしてあげましょう。


このイラストを参考にしてもらえば分かり易いかな?
今回の写真ではヘルメットと腕の部分で
カットのパターンが違っていますよね (^^ゞ

また、型の外側を斜めにカットしていますが、その理由は


このように「位置ズレを起こさない」裏側の型を取る為でして
写真を見てもらえば分かると思いますが
こういう風にしておけば、ポンとはめ込むだけで
ズレのない複製を作ることが可能です♪

そうそう、この時、元になる型の方をよく冷やしておき
「歪み」や「へばりつき」を防いでやりましょう。

ちなみに、オカメは氷水に付けてキンキンに冷やしてます (^^ゞ


押し付けた裏側の型想いが冷えたところでパカンと分割してやれば

(●^o^●)これにて複製用の型の完成~っ♪


型が完成したら、次は成型作業にかかりましょう。

成型に使用する資材としては色々な物があり
それぞれにメリット、デメリットはあるのですが
一例として
現在、オカメがメインで使用しているのは「ポリパテ」で
極小パーツ類等には作業性(硬化時間も含んで)の良い
「光硬化パテ」を時々使用しています。

ま、この辺りの選択は作業を行う方の条件や
好みで選んでもらえば良いと思いますよ (^^ゞ

さて、それでは作業を始めましょう。

まずは主剤と硬化剤を混ぜたポリパテを表と裏の型に塗り
両側を貼り合わせてギュ~ッと圧着します。

この時、写真のようにパテが外にはみ出してしまいますが
そんなに気にしなくっても大丈夫
硬化後に薄い「バリ」状になりますので処理は簡単
というよりも、ポリパテの不足により中に「す」が出来る方が
後々に問題&手間になっちゃいますからね。


で、これが硬化後に型から取り出した複製品。

どうです?けっこう良い感じで複製出来てるでしょ
この後、バリや成型時のズレ等を修正してあげれば
複製品の完成です♪

(;^_^) ・・・・・え?こんだけかって

ははは・・・はい、たったこんだけ
凄く簡単でしょ(汗)

でも、まぁ~これだけだとチョッとなんですので
オカメが行っている修正や接着、塗装作業なんかの写真も
一緒に紹介させてもらいますね。


まず成型したパーツの組み立てや接着ですが
今回使ったポリパテはプラ用の接着剤が効きませんので
オカメは間接部分の固定なんかには瞬間接着剤
この時に発生してしまうようなチョッとした隙間なんかには
切削性が良いうえに強度も稼げる瞬着パテを使用しています。

この瞬着パテ、硬化時間が短いですので
写真(フィギュアの右腕)のようにパーツの形状変更を
サクッとしたい時なんかにも凄~く便利
もちろん食い付き抜群で剥がれの心配もありませんし
個人的には、これが現状ベストな組み合わせになってます (^^ゞ

この後、模型用の塗料を使用して普通~に塗装を施せば


こんな感じで複製品の出来上がり♪

写真で見ると結構「ユルイ」感じを受けると思われますが
現物の大きさを加味して見てもらえば
十分「実用的」だと理解していただけますよね v(^^ゞ


さて、今回紹介させてもらった型想いによる簡易複製
冒頭で述べたように
完璧な精度は求めないが、とりあえず複製がしたい!
という方にとっては凄く有益なアイテム&方法だと思います。

ただし、複製後に必要な手間や時間、パーツの精度等々
そういう諸々をキチンと考慮しておかないと
結局「骨折れ損のくたびれ儲け」
な~んて結果になっちゃうかもしれませんから
その辺りは考慮&注意しておいてくださいね

ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ ではみなさん、良き模型ライフを~♪



と、そうそう
情報によると「おゆまる」という同等品が存在し
なんと100円均一の店で買うことが出来るらしいのですが
この「らしい」ってところがキモでして
あまり流通していない商品なのか?
オカメは一度も見たことがありません・・・・

結局、あっちこっちとウロウロ探しまわるくらいでしたら
素直にコレを買った方が「安上がり」かもしれませんね (^_^;)

Mr.ドライブース

(株)GSIクレオスより発売されている Mr.ドライブースのレビューです。

これはどういう物かと言いますと、え~・・・早い話が乾燥機(汗)
ホコリを防ぎ、塗装の乾燥やパテの硬化促進に使用する機材です。

発売は2002年ですから(現在は2015年)
かなりのご長寿商品ですね (^_^;)


まずは外観、サイズは424×247mm高さは365mmで
結構大きい感じがしますが、これは主観的なもので
実物を見てもらわないと何ともいえませんね (^^ゞ

あと、前面の透明カバーがガバッと開くので物の出し入れは楽チンです。


操作部は写真のように非常~にシンプル。
一時間タイマー、もしくは連続運転の設定が可能です。

運転中は左のオレンジ色のパワーランプ、グリーンのイオンランプが点灯します。
ま、イオン発生器のオンオフは出来ませんから
インジケータの必要性は無いんですけどね(笑)


機能はさすがに専用品、塗装表面にやさしい対流乾燥方式。
オマケにマイナスイオン発生装置なんてのが入っているそうで
臭いの軽減や良い乾燥環境が作れるとのことです。

内部構造は写真のように非常~にシンプル。

下の太陽電池みたいなヒーターと、側面にサーモがチラリと見えるだけ
値段の割に安っぽい感じもするのですが
対流式ですし、これで必要十分ってことでしょう (^_^;)

乾燥室内の温度を計測してみると
写真の一番下のトレー位置だと40度強
一番上段のトレー位置だと37度ぐらいになっていました。


専用の引き出し式トレーが二枚付属しており
取り付け位置も4箇所選べるってのは結構便利♪

写真に写っているのは1/72のF-4ファントムとフランカー、
両機とも戦闘機としてはかなり大型の部類に入る機体ですが
1/72スケール位の機体なら楽勝です。

でも1/48スケールとかになると
機種によってはちょっとキツイかもしれませんね


次に、他に使用している食器乾燥機の紹介もしておきましょう

これはリサイクルショップで購入した食器乾燥機、日立製の温風式です。
値段は・・・え~っと、当時で3000円位だったかな?


作りはさすがに家庭用白物電化
ハードな使用にも耐えるようにしっかりと作られています。
特に透明カバーのヒンジ部が、クレオス製に比べてしっかりと出来ているので、
バッコンバッコンと手荒に開閉しても安心ですね。

中はこんな感じで、上下に並べて使えるクレオス製に比べると
一度に使える範囲は少し狭いです。

温度の方は、温風が下からガンガン出てくるタイプなので
結構・・・というか、かなり高くなります。
連続で使用すると、容器内温度で70度以上!
温風を直に当てるとそれ以上になりますから・・・かなりヤバイです

なので、オカメは下に箱などを置いて
直で温風が当たらないようにして使用しています。

※写真では下にキズ防止用の布を置いていますが
これは紹介用に塗装済み機体を置いた為で
この乾燥機を使用する時は、基本、下に布をひきません
ただし、クレオス製の方はケースバイケースってところかな
(下記の使い方を参照)

さて、この二つの乾燥機
購入して10年以上?使用していますが、いまだ現役バリバリ!

食器乾燥機の方は高温になりますので
冬場などに塗装面(表面)をサッと乾かしたい時などに使用し
クレオスのブースは
たとえばパテの乾燥や厚めにクリアーを吹いた時のように
ジックリと中まで乾燥させたい時に使用しています。

個人的には「あって損はしない」機材と言えますが
無ければ無いでどうにかなっちゃますから
ま、その辺りは購入される方しだいってことでしょうね

(ゝω・)v でも冬のプラモ製作時に役立つことは間違いないよん

空気清浄機

空気が乾燥しホコリ舞い飛ぶ冬・・・・
塗装作業にとっての天敵「ホコリ」に対抗するため
今回、一番ストレートな対策である
空気清浄機を購入しちゃいました (^^ゞ


そんなわけで今回購入した製品はこれ
家電量販店のチラシに載っていた特価品(笑)

イオン発生装置付きとかPM2.5対応とか
高価で高性能な品はいくらでもあるのですが
塗装時に使用する物ですから余計な装備は不要です(キリッ)

ネットで製品の口コミ情報を検索したところ
音はウルサイが空気の流量は結構あるとのことなので
ちょうど良ええやん♪
ってことで購入しちゃいました (^^ゞ

で、早速部屋を閉め切って使用してみたところ
なるほど・・・・
蛍光灯に反射するホコリが時間と共に減っていきますね。

更に消臭効果のあるフィルターを使用しているからか
空気も何だか美味しくなっていくような気が・・・・
ま、プラシーボ効果でしょうけどね(笑)

とりあえず空気中のホコリは無いに越したことはありませんので
無いよりは、あったほうが良いのは間違いないかと思いますよ。


と、まぁ~ここで終わっちゃうと、あまりに面白くありませんので
もうチョッとネタを披露して笑っていただきましょう。


まずは元々付いている清浄機のフィルターを見てみましょう。

かなり目の細かい「ろ紙」を写真のようにジャバラ状にまとめ
フィルターの表面積を増やして空気の流量を稼ぐという
車のエアフィルターと同じ構造になっていますね。

この清浄機ではその後ろに活性炭フィルターが続き
通過するニオイの消臭をするようになっております。

が、ハッキリ言ってこんなものは不必要
この目の細かいフィルターだと、全開運転ばかりしていると
ホコリ+塗料ミスト等ですぐに詰まっちゃいそうです。

ようは「そこそこの大きさ」のホコリを取れれば良いだけですから
チョッと手を入れて流量アップ&低コスト化を図ってみることにしました。


まずは100円均一店でプラスチック製の流し用スノコを2つ購入
写真のように二つ組み合わせて面積を調整してやります。


次に購入したのはレンジやエアコン用の安フィルター


スノコの上にフィルターを被せてから本体にセットし
四隅に開いてしまう隙間は適当なスポンジで塞いで作業完了
写真のような感じに仕上げてみました (^^ゞ

これだと花粉や凄く細かい空気中の汚れ等は取れませんが
糸ホコリなどを取るのが目的なのでこれでも十分
フィルターの目が粗い分、空気の流量も多くなりますし
何よりランニングコストが超激安ってところが良いところ。
塗装時はいつも全開運転バリバリ(死語(笑))で運転しています。

実際、取れるホコリの量はかなりのものでして
こんな感じで全開運転を繰り返すと、短期間でフィルターはビッシリ!
でも安いから即交換OK!
イィィィ~~ッヤッフゥ~ッ♪



しっかし空気中のホコリってばかになんないんですね・・・・(^_^;)

最新の更新履歴

10.23 製作中のブリティッシュファントムFG.1を更新
10.11 製作中のVF-4ライトニングⅢを更新
10.08 制作中にVF-0S フェニックス バトロイドを追加