現行品では改良されている可能性もあります (^_^;)
2005年秋に(株)ウエーブより発売された
”黒い瞬間接着剤(高粘度タイプ)” です。
パッケージングはチャック付きのアルミパック。
他の製品と同じく劣化防止用に乾燥剤が同梱してあり
写真の瞬着本体20gと細ノズル3本が付属しています。
では段差埋めに使用してみましょう。
まずは接合線に沿って発生している段差に製品をヌリヌリ。
粘度が高いので、普通の瞬着より少し盛りやすいですね。
硬化に掛かる時間は瞬着としてはかなり長め。
ただし、これは「使い方」によっては凄い利点となり
急ぐときは硬化スプレーを併用してあげれば問題ありません。
あと、ベースが瞬着ですから
写真のように白化現象がキツイです。
硬化後にカッターで荒削りしてみました。
写真の削りカスを見てもらえば分かるように
素材に「粘り」が有り、硬さもプラスチックと同じか少し硬い位
元が瞬着で喰い付きが良いため(つまり剥がれない)
硬化後は元のプラパーツそのままを削っているような感覚です。
次に耐水ペーパーで表面を整形してみました。
気泡が入ったりしないよう注意して塗り付けてあれば
研磨面は写真のようにスベスベに。
これならサフ、または下塗り位で次の塗装作業に掛かれますね (^^ゞ
さて、今回のレビューはいかがでしたでしょうか?
容器から出してそのまま使え、硬化速度はスプレーで調整可能
硬さは大体プラ素材に近いうえに喰い付きは抜群。
ある程度模型を作っておられる方ならピンとくると思いますが
この製品、スジ彫りやチョッとした段差修正等には
「抜群の作業性」を発揮してくれます。
が、しかし
このチョッとした修正作業等のみでは使用量が少なく
20gもあると、使い切る前に容器の中で硬化
殆どを無駄にしてしまうということになってしまいます。
オカメは2回購入し、2回とも半分以上を無駄にしてしまったため
現在は使用しなくなってしまいました。
個人としては同社製瞬着のように
4~5g位の個別包装にしていただけるとありがたいのですが・・・・
でも、まぁ~これは製作されるキットのジャンル(必要な量)や
製作される方のペースによっては全く問題ないと思われまして
ふだんから製作時に瞬着を良く使用されている方ならば
全く問題ない・・・というか
これ位の容器の方が返って使いやすかったりするんでしょうけどね。
あと、オカメが購入した個体では
使い始めに透明な瞬着成分と黒い基材?に分離が見られ
少し作業性が悪くなることがありました。
使っているうちに具合が良くなってきましたので
開封したての時なんかは、一旦パレット等に出して
様子を見てみた方が良いかもしれませんよ (^^ゞ