このキットには造形の良い豊富な装備品が付属しておりまして
それらは説明書の通りに「塗装するだけ」でも
十分見栄え良く仕上げることが可能になっています。
が、しかし!付属の高品質なデカールを使用することにより
更に精緻で雰囲気良く仕上げることが可能なんです。
でもね・・・・精緻=細かくて色々な面で「面倒臭い」とも言える訳でして(笑)
皆さんが製作する時にその辺りを手間を減らし、完成への助力になれればと
今回はオカメの製作した時の記録というか
色々気がついたりした点を少し紹介させていただきます。
では各2個ずつ入っているASM-1対艦ミサイルと
AIM-9L サイドワインダーから。
まず上に2発写っているASM-1ですが
本体側の塗装はキット指定の308番グレーで問題ないと思います
ただ、先端弾頭部分の指定がつや消しブラックになっているのですが
実物のこの部分は少し緑掛かった色になっており
モデルアートプロフィール等々の資料本なんかを見てみると
オリーブドラブの方が実物に近い色になるとのこと。
クレオスからはオリーブドラブが2種類出ているのですが
オカメは38番のオリーブドラブ(2)を使用してみました。
え~っと、WW2のアメリカ戦車の色って言えば分りやすいかな?
いえね、ぶっちゃけどっちでも良かったんですけど(笑)
硬質感を出すために本体側を2/3つや消し位にしていますので
「弾頭部分はつや消しの方がいいや」ってな感じでコッチを選んじゃいました。
我ながらいい加減だなぁ~とは思いますけど
ま、プラモの色に関して正解なんて物はありませんしね (^^ゞ
さて貼り付けるデカールですが、写真に写っているミサイルの
上側、向かって正面側がミサイル上面(2つ固定用の凹みがありますよね)
下側がミサイル左側面になります。
つまりハッチ?っぽい印刷が左側面にくるように貼ればOKってことです。
フィンの細かいコーションは大体こんな感じで良いと思います。
ちなみに2種類ある良く似たコーションデカール(AS3&4とAS8&10)ですが
PTMと書かれているタイプ(AS3&4)は訓練弾用です (^^ゞ
次はサイドワインダーの塗装で
指定は本体側308番グレーに弾頭部は28番黒鉄色一色になっていますが
本体側は指定そのままの308番
弾頭部分は、筒状の本体部分はオリーブドラブで
ウイング部のみツヤを落とした黒っぽいメタリックグレーを使用してみました。
先端部分は一段後ろ側が8番シルバーで
最先端のシーカー部分は微妙にグレー掛かった白色
オカメはグランプリホワイトを使いましたが
まぁ~この辺りは適当に白でも良いんじゃないでしょうか
あと、ほんとは後ろ側ウイングの角の辺りに金属色部分があり
塗装で表現してやっても面白いと思います。
オカメは面倒なので(笑)今回はパスしていますが
拘る方は頑張って再現してやってくださいね。
デカールの貼り付け位置ですが、初心者の方ですと
説明書の図では前後方向の位置は把握出来ても
グルリと巻きつける、円周方向の位置で迷ってしまうと思います。
え~っと、写真で黄色線の後ろ・・・・・弾体中央付近に
銀・赤・緑の小さいコーションマークがあるのが分りますでしょうか?
このマークが、機体に接着する面の正反対側にくればOK。
つまりランチャーの正反対(外側)ってことですね。
他にも微調整(加工等も)をした方が良かったりする所もあるのですが
そのまま塗って貼っ付けるだけでも写真位に仕上がってくれますから
ま、これで十分じゃ~ないでしょうか (^^ゞ
爆弾ラックは4発用が1つに2発用が4つ
でも2発用はデカールが2個分しか付いてません(笑)
ま、残りの2つはランナーの関係でオマケ的に付いてきたような感じですので
どうしても使いたい方は内側パイロンにでも持っていってやればOKかな。
色は説明書に書かれていないのですが
機体下面と同じ色で塗装してやりましょう。
(注)キット指定色に間違いがありまして、機体下面色は317番のグレーではなく
325番のFS26440グレーが正解のようです。
CBLS-200ディスペンサーは普通に白で塗装すれば良いのですが
側面のモールド形状に少し問題があり
付属デカールを使用しようとすると、少しおかしくなってしまいますので
オカメはスミ入れだけで仕上げています (^_^;)
あ、でも赤い三角のコーションだけは貼っておきましょうね。
下に吊るされる25ポンド訓練弾は
指定色が58番黄桃色になっているのですが
何か変に感じましたので59番のオレンジで塗装しています。
写真のように細かい注意書き?のデカールが付いていますが
これは上面に来るようで、外から殆ど見えなくなりますから
貼らなくても問題無いかと思います。
あと、弾体側面に貼る「向かい合った白い矢印」は
アーム側になる片方をカットして写真のように貼り付けています。
でもこれ、側面で見えはしますがムッチャクチャ小さいので
一緒に省いちゃってもそれ程気にならないかな (^^ゞ
翼端のランチャーは本体は白
最後尾が航法灯になっていますので右は青色、左は赤色に塗装します。
シルバー塗装後にクリアカラーで色を付けても良かったのですが
実機の色がキラキラと言うよりは、黒っぽい暗い色になっていますので
普通の赤青単色に黒を混ぜた色で仕上げてみました。
(;^ω^) この方が楽だしね(笑)
側面のランチャーレール部分は、デカールが付属しているのですが
長さが足りず色的にも「コレじゃ無い」感が強いため
黒っぽいメタリック色を作って塗装で仕上げています。
あ、でも裏側のコーションデカールは使用してやりましょうね。
はぁ~疲れたぁ~っ・・・・・ (^_^;)
これにて付属品の作業情報コーナーは終了です。
まぁ~機体側に続き(良い方向に)色々と驚かせてくれるキットでしたが
ちょっと気合を入れすぎって気がしないでもありませんね(笑)
特にデカールが細かく分割されていますので
手間が掛かる上に難易度が高い高い(汗)
(まぁ~その分、余白が少なく仕上がりが良くなりますけど)
キット製作に慣れていない方や時間が惜しいと言う人は
思い切って貼り付けるデカールを間引くの一つの手だと思います。
オカメは今回キットレビュー的な物も兼ねて、バカ正直に細かく貼っていきましたが
次回製作する時は少し減らして貼る可能性が大だと思いますし(笑)
でもね、減らすことは簡単に出来るけど
無い物を一から作るとなると、これはまた大変なことになるわけで
やっぱ最初っからこんだけボリュームを持たして製品化してくれてるって
凄~~~くありがたいことだよね♪
う~ん!プラッツさん・・・・・良いキットをありがと~ v(●^o^●)v