2014年9月21日日曜日

ハセガワ新版 F-15Jの作り方

今回はハセガワから発売されている、航空自衛隊F-15Jイーグルの
作業手順を紹介していきたいと思います。

現在、同社からは古い旧版と新しい新版キットが発売されており
内容はというと
旧版・分割は少ないけれど凸モールドで形状等もいまいち
新版・分割は多いが、繊細な凹モールドで形状等は素晴らしい
と言う感じ、分かりやすい違いですね。

今回製作するのは新版キットの方で
製作に多少手間がかかりますが、完成させた時の精密感は最高で
現状では72スケールでのベストキットと言われています

ただ再現度が高い分、パーツの分割が多いため
今回はこの難物キットをカッチリと組むための手順とかポイントを
写真を交えて紹介していきたいと思います。

では、製作を開始していきましょう。

今回は画面をクリックすると大きくなります


まずは主翼から

この主翼は上下2分割になっているのですが
まず下面パーツの縁に発生しているバリを、しっかりと削り落とし
上面パーツに合わせてみてください。

表面のモールドを基準に位置が合っているかを確認
問題があるようでしたら少し削ったりして調整をおこないますが
たぶんズレていることは無いと思います。

次にパーツを接着するわけですが
パーツ割の関係で、裏面の外側よりに接合ラインがくるようになっており
(赤丸で覆った部分)
さらにその付近は成型時のヒケ等々によりユガミが発生してるはずです。

どちらにしても後から処理が必要になってきますので
オカメはこの部分は無視し、前後にある接合ライン(青線)
の段差を無くす方に注力して接着しています。

さて、接合線の左右(赤丸部分)に大きいデコボコが残っていますが
ここはまずカッターの刃で刮ぐ(こそぐ)ように
大きく盛り上がっている部分を削り取り
その後パテを盛って、写真のようにガリガリ削って平らにしています

この接合線はパネルラインじゃありませんので
耐水ペーパー等を使用する時は「あて木」などを使って
できるだけ表面をフラットに仕上げてあげましょう。

左右分割されたインテークパーツは
先に押し出しピンの跡等をパテで埋めて処理しておき
その後左右パーツを接着、写真のように合わせ目を消しておきます。

ただ今回の2箇所、かかってくる手間の割には
完成させて飾った時にはそんなに目立たなくなる部分ですから
今回の作業を行うかどうかは・・・・う~ん

ま、製作される方にお任せします (^_^;)ホホホ


さて処理が終わった主翼パーツ
指定の手順とは違ってくるのですが
先に写真のように胴体上面パーツに接着してしまいます。

この時のポイントは
①胴体と主翼間の接合ラインに
段差が一番少なくなる位置を探して接着してやること。
②真後ろから見たとき、主翼後縁が胴体と水平
つまり一直線になっていること
の2点です。


接合線や段差等が綺麗に消えているのが分かるでしょうか?

実機のこの接合部にはパネルラインが無いため
(厳密に言うと、一部だけ存在していますが)
ここを真っ平らにしなくてはならないのですが
先の①のポイントにしたがい
段差が少なくなる位置に接着してあれば
簡単にフラットに仕上げることが出来るというわけです


次に機体の上面&下面パーツを結合してやるわけですが
先にチョッとだけ手を入れておきましょう。
赤丸で囲ってある部分をヤスッて少しだけ薄くします。
ん~・・・写真だとチョッと分かりにくいかな?

これは何故かといいますと


実機にはこの赤枠の部分にパネルラインが無いようですので
それを消してやる為なんですね

写真では影のせいで段差があるように写っちゃってますが
実物には殆ど段差が出ていませんので・・・(^_^;) ホホホ

で、この後は隙間に瞬着パテやポリパテ等をすりこんで
合わせ目を消してやれば完璧です♪

・・・が!
完成後に飾っちゃうと機体下面なんて見えなくなっちゃいますから
やってもやんなくても大して変わんないかも・・・(笑)
組み立て時に合わせ目や段差が気になった方のみ
今回の作業を行ってくださいませ (^^ゞ


あ・・・そうそう、大事なことを書いていませんでした!

上下の胴体パーツを接着する前に
前側の主脚収納庫扉を接着しておく必要があるんです。

ここの作業手順&ポイントと
機首パーツ&インテークの胴体への接着方法は
同じ情報コーナー内の別ページで詳細に説明させてもらってますので
製作される方はそちらを参照してくださいね (^^ゞ

さて、機体の背中にあるエアブレーキですが
胴体に取り付けてみると、写真の赤枠部分
パーツ後方の側面に段差が発生していると思います。

が、実はこれが正解
実機も少し段差が出るようになっていますので
間違ってパテ埋めしてしまわないようにしてくださいね (^^ゞ

次に青枠の部分、搭載機銃の発射口ですが
ここの内側には少し目立つ合わせ目が発生してしまいます。

構造上、胴体組み立て後の処理となってしまうわけですが
綺麗にしようと思うと結構~大変・・・・・

ですが一旦この部分をエッチングソーなどで切り離し
内側の合わせ目処理を行ってから再接着してやると
楽に綺麗な処理ができるとのことです。

オカメは適当にポリパテを流してやっちゃってますが(笑)
こだわり派の方は一度やってみてはいかがでしょうか


さて、これで胴体の全パーツを接合、処理し終わりました

このキット、パッと見た感じは何だか組むのが大変そうだなぁ・・・
と感じてしまうかもしれませんが
コツ・・・というか
ポイントさえ押さえておけば意外と簡単ですので
興味をもたれた方は、ぜひ作ってみてくださいね (●^o^●)

ハセガワ 1/72 三菱F-2支援戦闘機(単座型) キャノピーの修正方法 その2

さて今回はF-2Aのキャノピー周りの修正作業の続編
前回アナウンスしていた「パテを使った修正方法」を紹介したいと思います。

修正するキットは前と同じハセガワ製の1/72スケール
単座のA型(複座は合いが良いので作業は不要)です。

あと、今回の作業も「必ずしなくちゃならない」と言うものではなく
素組より完成度を上げたい時なんかの「参考用」として活用してくださいね


まずは風防キャノピーと3分割されたクリアパーツを接着して
写真のようにワンピースにしちゃいます。

この時の注意点というかポイントは
3番目のキャノピーパーツ後端にある凸ピンを切り飛ばすこと。

これは胴体側の穴にはめるための位置決め用なのですが
穴の位置が後ろ過ぎるため、今回のようにワンピース化しようとする時
2~3番のパーツ間に隙間を生じてしまう原因になってしまうんですよね。

穴を広げてやったりする方法もありますが
やはり切り飛ばしちゃうのが一番楽で失敗も少ないと思います。

次に各パーツ間を接着してやるのですが
溶剤系の接着剤を使うのでしたらはみ出しによる白濁に注意してください。

ここ接着に関しては人によってやり方や接着剤が違ったりしますので
「これが一番お勧め!」という答えは出せないんですよねぇ・・・・
オカメが今回行った作業に関して言えば、接着面のバリを取ってから軽くヤスり
隙間に流し込み接着剤を流すというストレートなやり方で行っています。

ただ流し込み接着剤は溶剤がキツイので、色々とリスクが高いです
(その分接着力は強いですが・・・・)

慣れていない方はトロトロ系の接着剤を極々少量塗布するか
Gクリア等々の無溶剤系接着剤をつかうという手もあると思います。

カッチリと接着出来たら真ん中のキャノピー上部に入っている
スライド金型によるパーティングラインを削って消してやります。

この辺りは定番作業ですから、やり方なんかは自分で検索していただくとして(汗)
ペーパー掛け作業時、ついでに接着面(フレームね)付近も磨いてやれば
ラインの繋がりが滑らかになって完成度がグン!とアップしてくれますぞ



キャノピーのワンピース化が終わりましたら
次は今回の主紹介記事となるハカマ部分の修正作業にかかりましょう。

まずは写真のようにグラス部分とフレーム部分との境界に
マスキングテープを貼り付けます。

貼り終わったらパテを盛りつける「ハカマ部分」を
荒めの紙やすりでザッと磨いて表面に細かい傷を付け「足付け」してやります。
用はパテの食い付を良くする作業なのですが
特にオカメのように、後からキャノピーを外して
ゴチョゴチョと弄るような方は絶対にやっておいた方が良いでしょう。

傷を付けたら写真のようにテープの境界部分に
黒やグレー等のフレーム内部色を塗っておきます。

これは裏側にフレーム内部色を塗った時
すきまよりポリパテ等の色が見えてしまうのを防ぐ為の作業でして
まぁ~絶対ってわけでは無いのですが
ほんのチョッとした作業ですし、やっておいて損はないかと思いますよ (^^ゞ



さぁ~パテを盛っていきましょう。
使用するパテはポリエステルパテ、いわゆるポリパテってやつですね。

これをハカマ部分に盛ってやるのですが
硬化後の成型が大変ですので、この段階でヘラを滑らせて
境界辺りの処理を、先にある程度済ませておきました。
やり方はイラストと写真を参考にしてもらえば
たぶん分かりやすいと思うんですけど・・・・どうでしょか (^_^;)


パテが完全硬化する少し前(7~8割り位かな)
カッター等を使い、写真のように荒削りしてやります。
ほら、完全にカチカチになっちゃうと、削る時に刃先が滑って
キャノピーに傷をつけちゃったりする可能性もありますからね

写真位にまで成型できたら、機体とパテの境界に
カッターの刃を入れて剥がれやすくしてやります。

(注)キャノピーを剥がす作業は少しリスクを伴いますので
出来れば先にコクピットを完成させ、キャノピーを先に接着してしまった方が
トラブル回避の面で良いかと思います


後は表面のを耐水ペーパー等で磨き
マスキングテープを剥がしてやれば作業は終了~っ!



キャノピーをパカンと脱着
ウキョ~ッ!ばっちり綺麗に仕上がってくれてますね♪ (●^o^●)


というわけで、今回のパテを使用した
キャノピーフレームの段差修正はいかがでしたでしょうか?

前回のプラ板を使用したやり方より少しアバウトに作業が行えるため
一派的にはこちらのやり方のほうが少し楽かもしれませんね

ただし、こちらはパテを使用しており
うっかりしてると欠けたり剥がれたりする可能性がありますから
作業時にキャノピーを脱着したり触ったりする時には
十分注意して行うようにしてください。
(そういう面ではプラ板を使用した方が上なんだよね)

あと、今回の作業はクリアプラを接着&加工しますから
単純な作業内容のわりに危険度は高めになっています。

割ったり変色させちゃったりしますと「やる気」が一気に落ちてしまいますので
プラモデルに慣れていない&初めて作ろうかなという方は
キャノピーをオープン状態で製作されるか(元々選択式になってますしね)
少しの段差や隙間には目をつぶるというのも一つの手だと思います。
プラモデルは、なによりもまず第一に「完成させてみる」

(`・ω・´)b そう!これが一番大事なんだよね

スキルなんてもんは、どんどん作れば
それに合わせて勝手に上がっていくもんです
なので皆さんも、一緒にジャンジャンバリバリ自衛機を作りましょう

さぁ~レッツモデリング! JASDF キョ~~ッ♪




2014年9月17日水曜日

ハセガワ製 F-2A/Bの作り方

今回はハセガワから発売されている、1/72スケール
航空自衛隊F-2A/B支援戦闘機の組み立て手順を紹介したいと思います。

現在F-2の1/72スケールキットはハセガワより発売されており
(といういよりこれしか無いのですが)
製品の作り自体も・・・・まぁ~・・・・悪くはないかな、うん
なんか歯切れの悪い言い回しになっちゃってますが(汗)
これは、少し古いキットになりますので
同社の最新のキットとかと比べちゃうとチョッと辛いものがあるということです。
でも一般的な飛行機キットとして見れば
かなり高水準な製品であることは間違いないでしょうね。

まぁ~普通に「組むだけ」でしたらそれほど難しく無いキットですので
今回は完成時の仕上がりを良くする「チョッとしたポイント」をメインに
色々と写真を交えて書かせていただきます。

(`・ω・´) では製作開始で~っす!

今回は画面をクリックすると大きくなります


まずは上下分割された胴体パーツの上面側から。

このパーツは単&複座のコンバーチブルになっていますので
パーツが前後に分割されています。

で、この前後パーツを接着してやるわけですが
ここの接合ラインに段差が発生しないよう(青い四角枠部分)
位置決めをしっかりと行いながらパーツを接着してやってください。

ここはトロリとした普通の接着剤より流し込みタイプを使用したほうが
作業が楽な上に綺麗に仕上がってくれると思いますよ (^^ゞ

下面パーツにはコクピットパーツを接着するようになっていますが
コクピット下側にある差込用のホゾ(赤丸部分)は
説明書のように機体パーツ側にあるホゾ穴部分に差し込むより
その後ろ側にずらして接着してやったほうが
位置的に上手い具合に仕上がってくれると思います。
(これに関しては一度仮組みして現物で確認してくださいね)

あと、機首部分にオモリを入れるのを忘れないようにしてください
「完成後に尻もち」な~んて最悪ですからね (^_^;)


次は主翼の接着です

説明書では上下胴体パーツを接着してから主翼を接着するようになっていますが
ここに関しては写真のように「接合面に段差が発生しないように」
先に機体上面パーツに接着する方法をオカメはとっています。
(赤の四角い枠で覆っている部分ね)

主翼をしっかりと接着出来ましたら、上面側と同じ要領で
接合面に出来るだけ段差が生じないよう下面側のパーツを接着してやりましょう。

これは製作するキットの固体差等々も関係してきますので
現物合わせで調整してください。
ちなみに今回の作業では、青い枠で覆われた箇所を少し削り
高さを少し落とす方向に調整しています。


で、これが接着の終わった状態の写真です。

どうです、胴体と主翼が綺麗に繋がっているでしょ?
写真では軽~くペーパー掛けをしていますが接着位置さえ上手く合わせてやれば
殆ど修正不要になるってことが分かっていただけると思います (^^ゞ

おいおい、そやけど赤丸部分にはパテを使ってるやん!
な~んて声が聞こえてきますが(笑)
これは実機のこの部分にパネルラインが無く
その接合線を消すために少量のパテを使用した跡なんです。

どこでも入手できるラッカーパテ(ここではタミヤパテ)を
チョイッと盛って削るだけという簡単作業ですが
完成時の満足度がグッとアップしてくれますのでお勧めです♪

ついでに青丸部分に発生している凹モールドの「ズレ」も
一緒に修正してやると更に幸せになれますよん (●^o^●)


続いて下面ですが、上面と同じ位置(青枠で囲ってある部分)に
不要な合わせ目が発生してしまいますので
写真のようにチョコッとパテを盛って修正してあげると良いでしょう。

修正作業を行う時、邪魔になっちゃう黄丸部分にある小さい突起ですが
こいつは実機には存在しませんので
(厳密に言うとヌルッとした感じで主翼に繋がっているんですけどね)
先にカットしてから作業を行うと凄く楽になりますよん♪

さて次は赤枠の部分に発生する継ぎ目とモールド。
ここは実機に存在するパネルラインに相対してはいるのです・・・が
そのままでは少し凹んだ状態になってしまいますので
写真のようにパテを盛って表面を滑らかに整形し
モールドを彫り直してやると良いでしょう。

でも、ま、この辺りは殆ど見えなくなっちゃう箇所ですし
前述の青枠部分を修正するのならばって感じで良いと思いますよ (^^ゞ



(`・ω・´) ・・・・続く

2014年9月16日火曜日

ハセガワ新版 F-4EJの作り方 その1

今回は1/72ハセガワ製、航空自衛隊F-4EJ(改)ファントムの
作業手順を紹介していきたいと思います。

さて、ハセのキットには新版と旧版の2種が現行で発売されておりまして
簡単に説明しますと
①安いけど古くてモールドや形状がチョッと辛い旧キット
②高いけど新しく(と言うほど若くもないんですけどね)
モールドや形状は最高、でもその分、分割が多くてちと辛い新キット
と、覚えておいてもらえばOKでしょう (^^ゞ

今回紹介させていただくのは②番の新キット
パネルライン等は繊細な凹モールドで再現されており
製作にやや手間がかかりますが、その素晴らしい完成度から
72スケールのベストキットと言われています。

ただ、先に述べたように繊細な上に分割が多く
製作に多少スキルというか「慣れ」を必要とするキットですから
この記事が皆さんの製作時に多少なりともお役に立てれば幸いですね。

では製作開始で~っす

今回は画面をクリックすると大きくなります



まずはメインになる胴体&主翼パーツを切り出して仮組みしてみましょう。

基本的に精度の高いキットですから、そのままでも
(もちろんゲートの処理なんかは必須ですよ)
写真のように綺麗に組みあがると思います

もし大きい隙間や段差が発生するようでしたら
接合面をよ~くチェックしてみてください。
小さい「バリ」などが発生していませんか?
それらを取ってからパーツを合わせてやれば問題無いはずです。

でもキットにより固体差があったりしますので
もし合いが悪いようでしたら、当たっている箇所なんかを削って
この段階でカッチリと組めるように調整しておいてください。

(`・ω・´)b しっかりやっておく程、後で楽になりますからねっ!


しっかり組めるようになりましたら再度各パーツをバラします。

で、組み立て作業に入るわけですが、ここで説明書の通りには進めず
先に接着&加工しておいた方が良い箇所が数箇所ありますので
一部順番を入れ替え、この段階で先に行っちゃいましょう。

まずは主翼下面のパーツ

赤丸の出っ張り部分を切り取り、カット面を平坦に均しておきましょう。
青丸のパーツを接着する箇所も、この段階で先に接着してやれば
パーツ表面を「ツライチ」にしやすい上にガッチリと固定しやすいはずです。

説明書ではラスト付近で行うようになっているんですけど
それだと絶対やりにくくなっちゃうよね (^_^;)

ピンク、緑、黄色の丸部分はパイロンをぶら下げる為に穴を開ける箇所。
自分の「作りたい機体の装備」に合わせ「忘れず」に開けておいてください

もし後で開けるとなると、場所探しが結構~大変ですよん


下面パーツの加工&接着が終わりましたら
次に上面パーツを接着していきます。

まずは上下のパーツを仮組みするのですが、この時
①主翼前縁部(青枠)にあるモールドが上下で合う位置
②パーツ間の接合ライン(赤枠)に隙間&モールドのズレが発生していないか
をチェックしてみましょう。
もし発生しているようでしたら「当たりの強い箇所を削る調整」
等々が必要になってくるのですが
パーツのバリをしっかりと取ってあれば、たぶん大丈夫だと思います。

さて、しっかりと仮組みが出来ましたら接着作業に入ります。
人によってやり方は色々あると思うのですが、オカメのやり方は
①まず主翼前縁をテープで仮止めしてから
赤枠の接合ライン部分に流し込み接着剤を流し
「パーツ間に出来るだけ段差が発生しない位置をキープしつつ」
ガッチリと溶着してしまいます。
②これが乾いた段階で青枠の主翼前縁側を流し込み接着剤で
ガッチリと接着
という流れで進めています

ちなみに、赤枠の接合線は実機のパネルラインに準じていますので
表面を磨いて平にしてから薄く凹モールドを彫り直してあげると良いでしょう。

また指定の手順とは違ってきますが
機首下面パーツは、この段階で先に接着してしまうことにします。
このパーツ間には黄色枠で囲った部分に接合ラインが発生するのですが
細かいパネルラインが集中しているため
ここに大きい段差が発生してしまうと後で処理が大変になってしまうんです。

(`・ω・´)つまり、作業を行いやすいこの段階で段差を消してしまうってことね

パーツ間に段差が一番発生しない位置に合わせてから
流し込み接着剤でガチッと接着してやれば
機体下面&主翼の組み立ては完了で~っす♪

(注)今回の写真はRF型のパーツを写しているのですが
これに関しては左右部分の隙間が広いため
そこの接着にのみ隙間埋めを兼ねて瞬着を使用しています。


さて、次は胴体側を組み立てていくのですが
まず一番最初にすることは
機体後尾にあるフラッシュカートリッジ用のパネルと
機首右側に付くダクト付パネルの接着です。

後から接着するように指示されていますが
ここも先にやっておいた方が絶~っ対に楽ですからね

まずは写真のように裏側に穴を開けておきましょう。
これはパーツをはめ込んだ時に位置が悪かったら
裏から押し出して、再度やり直しが出来るようにするための物。
写真では何故か4個も穴を開けてますが(汗)一つでも十分です。

穴を開けたらパネルパーツを差し込むのですが
このパーツ、形状が機体側のアールにピタリと合いませんので


写真のように下側2/3位の合わせを重視して位置決めします。

これによって、ごらんのように上側が少し飛び出してしまいますが
物自体が5×7mm程度の極小パーツ
これくらいなら削って合わせる方が楽チンです (^^ゞ

で、こんな感じの位置にしておき
接合線に流し込み接着剤を流してガッチリと固定。
発生している隙間にパテを押し込んでから
件の飛び出た部分をカッター等で削ぎ落とし


後は表面を磨いてやれば、ご覧の通り
バッチリ綺麗~に仕上がりましたね♪

あと、このフラッシュカートリッジ部分
自衛隊のEJ(改)型では廃止されており、実機にはパネルがありませんので
写真の状態にまで進めたら
前後の「縦に入ったモールドは再生が必要」ですが
上下の平行に走っている接合部分は「消したまま」にしておきましょう。

(注)ただし、偵察仕様のRF型はパネルが残っていますので
上下のモールドも再生が必要です。

残った機首側面にあるパネルも、こんな感じでパーツをはめ込み
表面を軽く磨いてやればOK
こちらは加工が不要な分、さらに楽チンですね


(`,,・ω・,,´) F-4EJの作り方・その2へ続きます


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