2014年12月31日水曜日

職人堅気 精密R面取りツール Rボコ

皆さ~ん、プラモを作ってますか~ (●^o^●)

さて、今回はR面(曲面)用の切削ツール
職人堅気・Rボコ を紹介したいと思います。

中々マニアックな商品展開をされている
株式会社シモムラアレックさんより発売されているツールで


写真の通り、パッと見は「ただの鉄板」で
税別で1600円のお値段を見ると
・・・・・・チョッとなぁ~ (^_^;)
って感じちゃう方も多いと思います

が、このただの鉄板(笑)が中々の優れ物でして
オカメも使ってみてビックリ!
その勝手の良さに衝撃を受けてしまったのでした。

おそらく購入までは至らないが興味はある・・・・
と言った方も多いと思いますので
今回レビューを判断する時の参考になさってくださいませ

では、始まり始まり~っ♪


さて、製作するプラモデルによっては
写真のように一体成型されているパーツにズレが発生していたり
接着するパーツ間に寸法の誤差があるため
大きな段差が発生してしまう時があります。

こういう時、平面なんかだとヤスリ掛けすれば良いだけなのですが
問題は写真のように段差が曲面に発生している時・・・・

そう、プラモを作る方なら分かると思うのですが
この曲面位置の整形って意外と難しかったりするんですよね

ここで役に立つのが、そう、今回紹介するRボコなんですよ (^^ゞ


使い方は至って簡単
写真のように段差が発生している箇所に工具を当て
カンナ掛けのようにゴリゴリとプラを削っていくだけでOK♪

もちろん工具には多数のサイズが用意されていますので
大から小まで、さまざまな修正箇所の曲面に
これ一つで対応することが可能になっています。


ある程度削り終わったら
表面を軽く耐水ペーパーやスポンジやすり等で均してやれば
写真のように、綺麗な曲面に仕上がってくれました♪

(`,,・ω・,,´) う~ん、素晴らしい!

さて、今回の「職人堅気・Rボコ」はいかがでしたでしょうか。
修正箇所の多い古いプラモデルとかを製作する時や
綺麗な曲面に整形するのに、かなりの手間とスキルが必要になってくる
小さいRの整形箇所等々・・・・
今回のこの工具を使えば、楽に、早く、しかも綺麗に処理できますから
このお値段も費用対効果を考えれば悪くはないかと (^^ゞ

ただ、無ければ無いでどうにかなっちゃう物ですし
たとえばお金が無い学生さんとかでしたら
無理をしてまで買う必要性は低いと思います。

初めのうちは自らの手で処理を行い
先にこういう所のテクニックを身に付けてから買った方が
良いんじゃないかなぁ~

反対に、オカメのように在庫の増殖に製作スピードが追いつかない人や
忙しくて中々時間の取れない人なんかには
(積みキットの)消化促進に効果のあるこの工具は
ムッチャお勧めですね(笑)

(●^o^●) ではでは

ハセガワ 偏光フィニッシュ

最近の戦闘機に搭載されたHUD(パイロットの前にある透明な板)ですが
昔の機体に比べると、かなり派手にグリーン色の反射光を放ち
そのギラギラ感により実機ではかなりの存在感を放っています

言いかえますと、このギラギラ感を再現することが出来れば
作品にかなりインパクトを与えることが可能!
と、いうことになりますよね d(^◇^)


さあ~、そこで今回紹介するアイテムが威力を発揮するわけです
その名も「偏光フィニッシュ」
ハセガワから少し前に限定販売された糊付きフィルムで
同社「フィニッシュ」シリーズの1バージョンになります。

HUD向きの「グリーン~マゼンタ」色と
FLIR等のセンサー部分に向いた「ブラウン~シアン」
今回この2色が同時発売されましたので、まとめて購入してみました♪

写真の左側がグリーンで右側がマゼンダ。
これは裏側が暗い色(光を反射しない)の時に見える色で
反対側からの光が強い時には色が反転しちゃいます。
(この場合、裏側が白い所なんかは反対の色になってますよね)

この特性により、見る角度や光の当て具合で
なんとも言えない色に光を反射したり色に変化が出たりするわけです。
現物を見てもらえば一目瞭然ですが
まぁ~この写真と説明で、大体は分かってもらえるかと思います (^^ゞ



さて、ちょうど製作中の三菱F-2で
エッチングとこの製品を使用してHUDを作ることになりましたので
ついでに作業方法をここで紹介しちゃうことにします。

と言っても、ようは自動車のスモークフィルムみたいな物で
クリアパーツ表面に貼っつけてやれば良いだけのことなのですが(笑)
貼りつける対象が小さいので、少しコツ・・・というかポイントを

まず、対象の形を切り出してから貼り付けするとなると
サイズが合わなかったり、貼る時に位置がずれちゃったり

また、フィルムを台紙から剥がす時にフィルムにシワがよったり
貼り付ける面に指紋(汚れ)が付いてしまったり等々
こんな感じでトラブルが発生する率が非常に高いと思います。

んじゃ~どうすんの?といいますと
まず写真のようにクリアパーツよりフィルムを少し大きめにカットしまして。


写真のように透明プラパーツにフィルムを貼りつけ
その後、回りの余白部分をカットしてやるというわけです。

これならガラス面に指や物が触れて、汚れることもありませんし
作業自体もかなり楽になるしで一挙両得、万万歳なのですヾ(o゚ω゚o)ノ゙ 


次に周りにはみ出したフィルムをカットしていくわけですが
この時、写真のようにプラパーツの「縁」に沿って
刃先を滑らすようにしていけば
余白が殆ど発生せず、綺麗にカット出来ると思います。

こういう作業に慣れている方にとっては
どうってことの無い情報だと思いますが
ここは初心者向けサイトってことで・・・ね(笑)

あっ!そうそう、もう一つ!!
作業するカッターの刃は必ず良く切れる状態の物を使用してください
鈍らだと、刃先に「ノリ」へばりついてしまい
切り口が汚くなっちゃいますよん


で、これがフィルムを貼りつけ終わったHUDです。

キョ~~~ッ!
写真じゃ~チョッと伝わりにくいかもしれませんが
角度によって変化する反射光がとってもCOOLですね!! (●^o^●)

さて、今回のハセガワ製「偏光フィニッシュ」は如何でしたでしょうか?
定価1200円がチョッと高いと感じる方も多いとは思いますが
HUDに使う面積はかなり小さく、一枚で結構な数を作れますから
一機あたりの値段に直せばそう高くつかないわけでして
コストパフォーマンス的には、そう悪くないんじゃ~ないかな?

軍用機ってツヤの無いグレーとか、地味な色使いの物が多いですから
キラリと光るHUDはとても良いアクセントとなり
あなたの作品の完成度を高めてくれますぞ♪

直付けMr.エアブラシホルダー

プラモデルの製作を趣味としている方は多いと思いますが
自分専用の作業机やスペースの確保が難しく
作業をする度に塗装道具を出し入れ・・・・・
な~んて方は結構多いと思います (^_^;)

そういう方がコンプを購入する時、まず気にされるのは
コンパクト(出し入れのしやすさ)&静粛性なのじゃないでしょうか

オカメも「ピストンタイプのタンク付き爆音コンプ(笑)」ユーザーでしたが
引越しによりそういう状況になってしまいまして
結果、上記の条件に合致していた(株)GSIクレオス製の
リニアコンプレッサーL5に乗り換えることになったんです。

さて、この時にメーカー純正品の
Mr.エアーレギュレーターMK1も一緒に購入したのですが
その当時、コンプに綺麗に固定する為の純正ステーは
圧力計付きのタイプ・MkⅡしか出ておりませんでして
これのお値段が倍以上・・・・・・

チョッとバカらしかったので


こんな感じで、無理やり引っ付けて使用しておりました(笑)
見た目は悪いですが、まぁ~人様に見せて回るような物でも無いし
(っていうか・・・・今見せてますけどね(汗))
使い勝手に問題は無いので、6~7年位はこんな感じで使っておりました。

 が、2008年の秋頃、発売元のクレオスより
コンプに固定出来るプラスチック製ホルダーが発売されたんです

それがこれ


「直付けMr.エアブラシホルダー」です(●^o^●)

お値段は定価630円(税込み)
まぁ~「作り」の見た感じからすると
高くも無いけど安くも無いって感じの(笑)絶妙な設定でしたが
専用品ですからフィッティングには問題無いでしょうし
この値段でカッチリと固定出来るようになるなら
まぁ~良いかな・・・ってな感じで購入しちゃいました


本体はこんな感じで、以前から発売されていたMr.スタンドの下に
コンプの持ち手に固定用する為のプラ製ステーが追加されており
ここのフックでコンプの持ち手に引っ付くようになるわけです

あ、そうそう
これって取り付可能機種はL5&L7のみで
以前発売されていたL10には使えませんので注意してくださいね

では引っ付けてみましょう
パチン、パチン


ヒャッホウ♪ ヾ(o゚ω゚o)ノ゙  わずか数秒で引っ付きましたよん

で、取り付けた写真がこれ
どうです? 綺麗に固定出来てるでしょ♪

この状態でコンプを持ち上げて少しブラブラさせて見ましたが
先の自作ステーみたいにグラグラしたり
段々とずり下がってくるようなことは全くありませんでした。

まぁ~専用品ですから当たり前のことなんですけどね(笑)

写真では左側に取り付けていますが、左右に取り付けが可能ですので
これを2つ購入し、片側は水抜き
もう片方はエアブラシスタンドにしてユニット化してやれば
出し入れ簡単、その使い勝手の良さを
かなり・・・そう、かな~り実感できると思いますよ (^^ゞ

この製品、オカメみたいに昔にL5を購入して以来
ズ~ッと適当な自作ステーで
お茶を濁していた方には特にお勧めですよ(笑)

湿度計


はい、え~っと、その~・・・・・
写真そのまんま、湿度計であります(笑)

これだけで終わったら怒られそうなので
チョッと色々と書かせてもらいますね(汗)

ある程度プラモ製作の経験のある方ならご存知だと思いますが
塗装は空気の温度や湿度にかなり影響されてしまいます。

その起こる「影響」には色々とあるのですが
今回は、そうなった時に受けるショックが半端じゃない
「カブリ」について説明させていただきます。

簡単に説明しますと、空気中の湿度が高い時
塗装面に発生しちゃう「曇り」のことでして
発生する要因は色々とあるのかもしれませんが
やはり一番の原因は湿気!
これに間違いは無いと思います。

このカブリ、たとえばつや消しの迷彩色を塗装する場合だと
あ~あ・・・・・で済むこともあるのですが
メタリック塗装をクリアーでオーバーコートしている時などに発生すると
そりゃ~もう・・・・
脱糞しちゃいそうな程の衝撃に襲われることになっちゃいます (^_^;)

これを防ぐために、リターダーと言われる溶剤を塗料に添加したりするのですが
あくまでもマシになるというだけで、根本的な解決にはならず
結局発生しちゃってガックリ・・・ということはよくあることなんですよね

ではどうするか
それは「湿度の高い日に塗装はしない!」これにつきます
え?あたりまえやんけ!って
ははは、そのあたりまえのことをするための湿度計なんですよ

オカメも今まで塗装するかどうかは自分の「勘(かん)」で行っていたのですが
今回、湿度計を購入して
人間の勘って案外当てにならないのもだなぁ~ってことがよく分かりました

体感で今日は塗装が出来そうかな~・・・・と思って湿度計を見てみると
けっこうな高湿度だったり
暑くてジメジメしているような感じがしていても
実際は思っているほど湿度は高く無かったり
ほんと・・・・あてにならないもんなんですよ・・・・

 で、結論です
ホームセンタとかで安く売っていますし、これは購入されてみるのも良いかと
「転ばぬ先の杖」とも言いますしね (^_^;)

あ、そうそう塗装に問題無い湿度ですが
ネットで色々見てみたところ50%以下ならまず問題無し
60%位から、そろそろヤバイかも・・・という意見が多いようです
まぁ~その時の条件によって数字は結構変化しちゃいますから

(´,,・ω・,,`) その辺りは「自己責任」でね

GSIクレオス Mr.キャップオープナー

2007年末(か08年の最初頃?)
(株)GSIクレオス・ホビー部から発売された
”Mr.キャップオープナー”です。

え~っと、どういう物かと言いますと
Mrカラーのキャップをオープンする道具でして

いや・・・ハハハ
まんま名前の通りですね (^^ゞ


まずは開封前に写真をパチリ


う~ん、シンプルといいますか
値段の割りにはチョッと寂しいような気もしますが(汗)
とりあえず使用してみましょう


まずはラッカー系のMrカラーから

キャップの出っ張りが写真のように
レバーの真ん中にある溝に入るようになっています。

フムフム、これなら絶対にずれることはありませんね  (ゝω・)v


次は両側にある「穴」の部分を使用してみましょう。

2つ開いておりますが、両側で微妙~にサイズが違っており
一方は同社のGXカラー用
もう一方は水性ホビーカラー&ガンダムカラー用とのこと

ではGXカラー側から差し込んでみます。

・・・・・スポッ

オ~ッ!さすがにピッタリとキャップに喰い付きます
ガッチリと食いついて空回りすることがありません!

次は水性カラー・・・・・・と
そういえば、オカメは水性カラーを持って無いんですよねぇ (^_^;)

で・・・では代わりにガンダムカラーを・・・と
ハウウッ!これも持ってないんだよなぁ~

まぁ~同じ会社から発売されている専用品ですから
たぶん間違いなくガッチリと喰い付くと思います(汗)

実演出来なかった代わりに情報を一つ


写真のように、タミヤの水性アクリル塗料(小)のキャップが
GXカラーの穴にピッタリで使用可能です。

また、これなら他にも色々と使える瓶がありそうですね


さてこの商品で、実はオープナー本体よりも便利だと思ったのが
この”滑り止めボトルグリップ”なんですよね

ぶっちゃけ、キャップの方は
ポンププライヤーなどで挟んだら良いだけなんですけど
瓶の方はガラス製ですからツルツル滑っちゃいますし
だいいちガラスに金属工具の使用は危いでしょ?

(^◇^)b で、このグリップの登場です

表面に吸い付くような軟らかい素材で出来ており
こいつに差し込むと、瓶が全く滑りません♪


この2つを写真のように使うと、もう無敵(笑)
カッチカチの塗料も楽に開けることが可能です


では今回の工具に対する感想を

模型用の工具箱や引き出しに掘り込んでおけば
キャップが硬い時なんかにサッと開けることが出来ますので
イライラッとすることが無くなって
オカメ的には結構~重宝する工具です♪

ただ、無くてもどうにかなっちゃう道具でもありますし
そこに600円の価値を見出せるかは・・・

まぁ~買う方次第ってところかな、うん (^^ゞ

2014年11月24日月曜日

14/11/24の更新分 HSS-2Bシーキング・JMSDF完成

♪チャ~ンチャチャン、チャ~チャン
チャ~ンチャチャン、チャ~チャン
チャ~ンチャチャン、チャ~チャン
チャ~ンチャチャン、チャ~~~ッ♪
(ワルキューレの騎行を脳内再生してください(笑))



じゃ~ん!




シコルスキーHSS-2Bシーキング・JMSDF仕様機
(●^o^●) 完成で~~~~っす♪

ウッキョ~~~ッ!!!!!
いやぁ~白色ベースの海自カラーも良いねぇ~
純白に赤い日の丸が、もう最っ高~にカッコイイんですわ (^▽^)

今回のシーキング、当HP初の海自の機体(ヘリコプター)だったんですけど
こいつのシブさはクセになっちゃうそうで怖いです(笑)

今までは空自の機体ばかり作ってきましたが
これからは陸海空、全て自衛隊機へ範囲を拡大していこうかなぁ~
となると、次は陸・・・・となうわけですが
よく考えたら陸のヘリキットを持ってなかったんですよね(汗)

とりあえず手持ちのヘリキットを作り終えたら
次は・・・ってところかな

え?その手もちのヘリキットってなによって?
ははは、それはスタートしてからのお楽しみということで

まぁ~ご期待くださいませ~ (●^o^●)



はっはっは、やっぱ自衛隊機は最高ですね♪

2014年11月6日木曜日

ハセガワ 1/72 F-15 インテーク周りの組み立て方

今回はハセガワ製F-15J(新版キット)の
インテーク周りの組み方(作業方法)を紹介したいと思います。

基本、説明書の通りに進めても問題無く組めるようにはなっているのですが
オカメはチョッと違うやり方で進めていますので
今回はそのやり方を書かせてもらいますね (^^ゞ

今回は画面をクリックすると大きくなります


まず最初に説明書の手順3~4番にかけての作業を行いますが
ここは単に組むだけですので特に問題は発生しないと思います。
あ、そうそう、左右2分割のインテークパーツは
接着時に「平行になるように」注意してくださいね

次にインテーク内に発生している合わせ目と押し出しピンの跡ですが
これは・・・う~ん・・・
まぁ~オカメは一応毎回処理してるんですけど
目だたない所ですからやってもやらなくても良いと思います。
ただ「バリ」や「接着剤の大きいはみ出し」が発生していたら
それの処理位はやっておいても良いと思いますよ。

これらのパーツ類にツヤを落とした308番グレーを塗り
グレーでスミイレすればインテークパーツの出来上がりです

後ろに写っているインテークダクト&ファンは普通に塗装し
汚しを入れてから写真のように接着して仕上げています。
この辺も組んでしまえば殆ど見えませんから
ま、これ位で上等なんじゃ~ないでしょうか (^^ゞ


出来上がった(実機の)インテーク可動部分パーツを
機体上面に接着します

接着時の注意点は赤のラインを引いている部分で
写真のように機体側のパーツと一直線になるようにすること。

まぁ~こんなの言われなくても常識だとは思いますが
一応これをやっとかないと後で困りますもので・・・ (^_^;)

あとは・・・左右のパーツを間違えないことかな
もしランナーから切り出し後にどっちか分かんなくなっちゃった時は
黄色の丸で囲った部分の張り出しで区別してくださいね。

また、説明書ではこの段階でインテークパーツを接着するようになってますが
今回紹介するやり方では接着しないようにしています。


次に機体下面パーツにインテークダクト&ファンを接着します。

特に難しいと言うことも無い部分ですが
写真のように下面が水平になるようにだけは注意してください。
斜めになってると、インテークパーツを付けた時に
一部が飛び出してしまったりしますからね (^^ゞ


あと、ノズルの穴から割り箸などの「持ち手」を差し込む方は
(これがあると塗装が楽になるんですよ)
裏側に写真のような補強を入れておくと良いかもしれません。

オカメは以前、その割り箸が当たってこの部品が外れてしまい
修復作業でえらい目にあった経験がありますので・・・・ (^_^;)

補強材は、外から全く見えないところですから
ランナーの切れ端等でも全然OKです。


上記のインテークダクトを接着し終わったら
機体下面パーツを上面パーツに結合します。

この辺りの注意点は、このコーナー内にある
「F-15Jの作りかた」欄に書いてますので
そちらを参照してくださいませ (^^ゞ


さぁ~インテークパーツを機体と接合してやりましょう。
まずは部品を機体に取り付ける時の流れをご紹介

説明書にも書いているように
インテークパーツを赤で囲った部分をレールのようにして
その上を青の矢印方向に滑らすようにスライドさせて接合していきます。

奥までズズズイ~ッと差し込んだら
写真右側に写っているインテークのような状態になるわけです。
パーツが黄色の丸で囲った部分のように
大体ツライチになる位置まで押し込むことになりますから
引っかかりの原因になるバリなどの処理はしっかりとしておき
部品がスッと入るようにしておきましょうね。


ではパーツを接着する時の実際の手順・・・
というか「コツ」みたいなものを紹介したいと思います (^^ゞ

先に紹介したように、インテークパーツをスライドさせて
機体側に押し込んでいくわけですが
一番奥まで差し込んだら、先端部分(黄丸部分)が
写真のように綺麗に機体側先端部分と合っているはずです。

インテークパーツの先端部分は細くなっていますので
もし変形等により綺麗に合わない時は
先に修正しておいてくださいね。

必要ならば各部を調整(削ったり)して、
写真のように綺麗に合うようになったところで接着作業に入ります。

まずは機体下面の緑丸辺りを指で押したり揺らしたりして
青枠で囲った接合ラインの面が一番合う位置を探し
そのポイントが見つかったところで
サラサラ系の流し込み接着剤を流してガッチリと接着してしまいます。

次に赤枠の部分にサラサラ系の接着剤を流してあげましょう。
この時、流しすぎると薄いパーツのエッジに
ユガミが出てくる可能性もありますから流しすぎに注意してくださいね

で、これらの作業を手際よく進めてやれば


こんな感じに仕上がってくれるのです♪

殆どツライチに近い感じに仕上がってますので
これなら後の整形を楽に終わらせることができますね (●^o^●)

さて、今回のインテークパーツの接着はいかがでしたでしょうか
今回紹介した作業のポイントは
「入念なスリ合わせを行ってから接着してやること」

元々上手く設計されているキットですから
これをキチンとやっておけば
意外と簡単にビシッと組み上げることが出来ますよん

では、レッツモデリングJASDF
キョ~ッ♪

2014年10月28日火曜日

ハセガワ新版 F-4ファントム シートのディテールアップ方法

(●^o^●) みなさん、自衛隊機を作ってますか~?

今回はハセガワ製の1/72スケールキット
F-4EJ(改)のシートをディテールアップする方法を紹介したいと思います。

現在ハセガワから発売されているF-4ファントムのキットは2種類ありまして
こちらは新しい方、いわゆる新版と言われているキットのパーツですので
ご注意くださいませ。

では製作開始で~っす


まずは今回の作業に使用する材料と工具を

はさみ、カッター、カッティングマットにピンセット
これらの道具、極端なことを言えば100円均一の品でも十分ですが
ピンセットのみは精度の高い物を使った方が絶~っ対に!良いです。

オカメが使っているのはタミヤの精密ピンセット(ストレートタイプ)
タミヤ製ということもあり、比較的どこの模型店でも入手しやすい上に
お値段も「定価」で1300円位ですから
一つ買っておいても損はしないと思いますよ (^^ゞ

材料はマスキングテープ
これまたお店で入手しやすいタミヤ製を使ってますが
少し厚みがあってカチカチでなければ他の物でも代用は効くと思います。

かなり細く切りださないといけないので
市販の細切りしてあるマスキングテープを使うと楽ですね

後、オカメは瞬間接着剤(できれば硬化が早く、サラサラとした物)と
プライマー、エッチングソーを使用していますが
これは「あった方が良い」という位で、無くてもなんとかなったりします。


ではキットのパーツ構成を見てみましょう。

左右分割されたシートフレームに背面のシャフト
ヘッドレストと一体化されたクッション部に
フェイスカーテン・エジェクションハンドル部の計5パーツ

72スケールのシートとしてはかなり凝った作りですね。


さぁ~加工を始めましょう。
まずはクッションパーツのヘッドレスト部分に溝を彫る作業

これは後から行う「塗りわけ」がしやすいようにする為で
絶対に必要というわけでもないのですが
やっておいた方が見栄えや後の塗装が楽になると思います。

オカメはエッチングソーで溝を彫ってますが
面倒ならカッターでスジを入れるだけでも十分ですよ。


で、各パーツを組み上げたのがこの写真

どうです?凄い精密感だと思いませんか
まぁ~こんだけ良い造形ですから
このまま塗装するだけでも十分とも言えるんですけどね (^^ゞ


ではディテールを追加していきましょう。

まずは細切りにしたテープを写真のように貼っていきます。


次に、右側のシートのように更にテープを追加します

ポイントは赤丸の部分で
テープの端を最初に入れた溝の位置に合わせてあげること。

これが貼れたら、そこに左側のシートのように
更にテープを追加していきます。

①まずは青線の部分、先に貼ったテープ部分の上に
上乗せする形で貼り付け(これで厚みが増します)

②次に黄色線のように手前側に折り曲げて
(接着面が表になりますが気にしない(笑))

③更に緑線のようにもう一度折り曲げて
先に貼ったテープと重ねるように貼り付け
同じように溝に沿ってカット

これでショルダー側のベルトは一応完成です。

座面側は・・・まぁ~適当で良いと思いますが
好きな方は調べてリアルに仕上げてみてください。

この後、オカメはテープの剥がれ防止の為に
この上に瞬間接着剤を塗りつけてガチッと固めてしまい
塗料の喰いつきを良くする為にプライマーを塗って仕上げていますが
上からクリアー等の塗料を厚塗りすることでも代用できると思いますよ


最後に塗装を行ってシートの完成で~っす♪

基本塗装に関してはキット指定の色番号に準じていますが
クッション部の座面(55番カーキ)と
背面部分(54番カーキグリーン)の塗り分けを上下逆にしています。
オカメ的には、こちらの方がシックリとくるのですが
まぁ~これは好き好き・・・・かな (^^ゞ

メインになるベルトはツヤを落とした308番グレー
ヘッドレストとフレームの頭頂部は56番の明灰緑色
そこを繋いでいる短いベルトは44番タン
下側の細いベルトは43番ウッドブラウンを今回は使用しましたが
この辺りは皆さんが手持ちの色の中で
良く似た色を使ってもらっても問題ないと思います
だって今回のオカメの作例自体が適当なんですからね(笑)


さて、今回のシートのディテールアップはいかがでしたでしょうか?
お金を掛けなくても、知恵と勇気(笑)で手を入れてあげれば
それなりに見栄えを良くする事が出来るって~のも
プラモの楽しさの一つだと思います。

これをベースにベルトを鉛板にしたりバックルを追加したり
資料を基に更にリアルに!
な~んて、自分なりに楽しんでみてくださいね~♪


でも大人は・・・・・
楽で(時間短縮できる)、更に見栄えも良くなる
レジン製シートやエッチング等々のアフターパーツを買った方が
「色々な面」で良かったりするかもね (^_^;) オホホのホ

2014年10月14日火曜日

ハセガワ新版 インテーク周りの小加工

今回はハセガワ製の1/72 航空自衛隊F-4EJファントムの
インテーク内の処理(加工)方法を紹介したいと思います。

加工を施すのは同社の新版と言われる新しい方のキットで
プロポーションやディテールは最高!
まさに文句無しの一級品です。

しかしパーツ割の関係からか
インテーク内に小さい段差が発生しているんですよね (^_^;)

今回は画面をクリックすると大きくなります


これがその段差を正面から見たときの写真です。

インテーク内の下側に、目立つ段差が発生していますよね?
位置的には奥まったところにあるので
まぁ~飛行機やプラモデルに興味の無い方でしたら
「だから何?」ってなもんなのでしょうが(汗)
好き物にはチョッと気になってしまう所なので
軽く加工を施して「とりあえず目立たないように」だけしてやりましょう。


え~っと、このキットを作ったことが無い方は
よろしければ先に、このコーナー内にある「組み立て方」のページを見てください
今回の加工を施す前には
主翼下面と機首下面のパーツを先に接着しておくことが必須で
その接着作業が終わっているのが写真の状態です。

さて、溝状になっている箇所にパテを盛っているのが分かるでしょうか
(って、そりゃ~わかりますよね)
ここがインテーク内の下面になる部分で
先に説明した「飛び出ている出っ張り部分」というわけです。

ここを滑らかなラインに成型するためにパテを盛っているわけですが
後で加工を施しますので、切削のしやすい製品が推奨です。
(今回は瞬着パテを使ってますが、ポリパテなんかでも全然問題無いですよ)

パテを盛る時には、赤のライン部分を高さの基準にし
青のライン部分がそれよりも高くなるようにしておいてください。
少し厚盛りになりますので、タミヤパテのようなラッカーパテは
(プラが解けてしまうため)使用しないほうが無難かな


パテが硬化したら良く研いだ彫刻等などで
写真のようにガシガシと削っちゃいます。

精度を求める作業でも無いので
彫刻等は子供の頃に使っていたような安物で十分ですが
怪我を防ぐ為、刃先は良く切れる状態で
進行方向に指を置かないよう注意して作業してくださいね。


で、これが加工し終わったパーツを仮組みした状態ですが
どうです?
最初の状態に比べたらかなり良くなっていると思いません♪



加工面の形状はこんな感じ
枠の部分(赤線)はパテ盛りの時に基準にしたラインの高さ
出口付近はカーブの付いた凹形状になっているのが分かりますでしょうか
(白を塗る前に撮っとけば良かったなぁ・・・・)

この凹ませている部分、ほんとはインテークリップパーツの形状に
カッチリ合わせて仕上げてやるのが良いのですが
オカメは結構~適当に仕上げています (^_^;) ははは

加工する時の唯一の注意点としては
インテークリップ部より少し低くしておいた方が良いってことぐらいかな
意識しているのはそれくらいで
ほんとに現物合わせでガリガリ削ってからヤスリがけし
表面処理もせずに濃い目の白を吹いてるだけなんですよ
(なのでよく見たら結構~表面が凸凹です(笑))


さて、機体パーツ側のインテークにあたる面をつや消し黒で塗装し
今回の手順で加工したパーツを使って仕上げたのがこの写真
ん~・・・どうです?
最初に述べたように「とりあえず目立たないよう」には
なっていると思いませんか

拘り派の方からすると全然ダメじゃん!って感じかもしれませんが(笑)
そのままじゃ嫌だけど、あれこれ弄り倒すのは面倒臭いやん
っていうオカメみたいな性格の人間には向いていると思います

形状や表面の仕上げなんかに目をつぶれば
かなりサクサクッと出来ちゃいますから
ここが気になった方は一度やってみてはいかがでしょうか

ま、奥まった所でそれほど目立ちませんし
「気にしない」って~のが一番楽で正解なんでしょうけどね (^^ゞ



2014年9月21日日曜日

ハセガワ新版 F-15Jの作り方

今回はハセガワから発売されている、航空自衛隊F-15Jイーグルの
作業手順を紹介していきたいと思います。

現在、同社からは古い旧版と新しい新版キットが発売されており
内容はというと
旧版・分割は少ないけれど凸モールドで形状等もいまいち
新版・分割は多いが、繊細な凹モールドで形状等は素晴らしい
と言う感じ、分かりやすい違いですね。

今回製作するのは新版キットの方で
製作に多少手間がかかりますが、完成させた時の精密感は最高で
現状では72スケールでのベストキットと言われています

ただ再現度が高い分、パーツの分割が多いため
今回はこの難物キットをカッチリと組むための手順とかポイントを
写真を交えて紹介していきたいと思います。

では、製作を開始していきましょう。

今回は画面をクリックすると大きくなります


まずは主翼から

この主翼は上下2分割になっているのですが
まず下面パーツの縁に発生しているバリを、しっかりと削り落とし
上面パーツに合わせてみてください。

表面のモールドを基準に位置が合っているかを確認
問題があるようでしたら少し削ったりして調整をおこないますが
たぶんズレていることは無いと思います。

次にパーツを接着するわけですが
パーツ割の関係で、裏面の外側よりに接合ラインがくるようになっており
(赤丸で覆った部分)
さらにその付近は成型時のヒケ等々によりユガミが発生してるはずです。

どちらにしても後から処理が必要になってきますので
オカメはこの部分は無視し、前後にある接合ライン(青線)
の段差を無くす方に注力して接着しています。

さて、接合線の左右(赤丸部分)に大きいデコボコが残っていますが
ここはまずカッターの刃で刮ぐ(こそぐ)ように
大きく盛り上がっている部分を削り取り
その後パテを盛って、写真のようにガリガリ削って平らにしています

この接合線はパネルラインじゃありませんので
耐水ペーパー等を使用する時は「あて木」などを使って
できるだけ表面をフラットに仕上げてあげましょう。

左右分割されたインテークパーツは
先に押し出しピンの跡等をパテで埋めて処理しておき
その後左右パーツを接着、写真のように合わせ目を消しておきます。

ただ今回の2箇所、かかってくる手間の割には
完成させて飾った時にはそんなに目立たなくなる部分ですから
今回の作業を行うかどうかは・・・・う~ん

ま、製作される方にお任せします (^_^;)ホホホ


さて処理が終わった主翼パーツ
指定の手順とは違ってくるのですが
先に写真のように胴体上面パーツに接着してしまいます。

この時のポイントは
①胴体と主翼間の接合ラインに
段差が一番少なくなる位置を探して接着してやること。
②真後ろから見たとき、主翼後縁が胴体と水平
つまり一直線になっていること
の2点です。


接合線や段差等が綺麗に消えているのが分かるでしょうか?

実機のこの接合部にはパネルラインが無いため
(厳密に言うと、一部だけ存在していますが)
ここを真っ平らにしなくてはならないのですが
先の①のポイントにしたがい
段差が少なくなる位置に接着してあれば
簡単にフラットに仕上げることが出来るというわけです


次に機体の上面&下面パーツを結合してやるわけですが
先にチョッとだけ手を入れておきましょう。
赤丸で囲ってある部分をヤスッて少しだけ薄くします。
ん~・・・写真だとチョッと分かりにくいかな?

これは何故かといいますと


実機にはこの赤枠の部分にパネルラインが無いようですので
それを消してやる為なんですね

写真では影のせいで段差があるように写っちゃってますが
実物には殆ど段差が出ていませんので・・・(^_^;) ホホホ

で、この後は隙間に瞬着パテやポリパテ等をすりこんで
合わせ目を消してやれば完璧です♪

・・・が!
完成後に飾っちゃうと機体下面なんて見えなくなっちゃいますから
やってもやんなくても大して変わんないかも・・・(笑)
組み立て時に合わせ目や段差が気になった方のみ
今回の作業を行ってくださいませ (^^ゞ


あ・・・そうそう、大事なことを書いていませんでした!

上下の胴体パーツを接着する前に
前側の主脚収納庫扉を接着しておく必要があるんです。

ここの作業手順&ポイントと
機首パーツ&インテークの胴体への接着方法は
同じ情報コーナー内の別ページで詳細に説明させてもらってますので
製作される方はそちらを参照してくださいね (^^ゞ

さて、機体の背中にあるエアブレーキですが
胴体に取り付けてみると、写真の赤枠部分
パーツ後方の側面に段差が発生していると思います。

が、実はこれが正解
実機も少し段差が出るようになっていますので
間違ってパテ埋めしてしまわないようにしてくださいね (^^ゞ

次に青枠の部分、搭載機銃の発射口ですが
ここの内側には少し目立つ合わせ目が発生してしまいます。

構造上、胴体組み立て後の処理となってしまうわけですが
綺麗にしようと思うと結構~大変・・・・・

ですが一旦この部分をエッチングソーなどで切り離し
内側の合わせ目処理を行ってから再接着してやると
楽に綺麗な処理ができるとのことです。

オカメは適当にポリパテを流してやっちゃってますが(笑)
こだわり派の方は一度やってみてはいかがでしょうか


さて、これで胴体の全パーツを接合、処理し終わりました

このキット、パッと見た感じは何だか組むのが大変そうだなぁ・・・
と感じてしまうかもしれませんが
コツ・・・というか
ポイントさえ押さえておけば意外と簡単ですので
興味をもたれた方は、ぜひ作ってみてくださいね (●^o^●)

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10.11 製作中のVF-4ライトニングⅢを更新
10.08 制作中にVF-0S フェニックス バトロイドを追加