2022年6月26日日曜日

22/06/26 ファインモールド 航空自衛隊F-2A戦闘機のファーストレビュー的なもの (^^ゞ

今回は写真を1024×768でアップしています

発売から約一カ月経っちゃってますが(汗)
2022年5月31日、有限会社ファインモールドさんより
航空自衛隊のF-2A(単座)戦闘機が
1/72スケールで新規開発、発売されました。

もちろん自衛隊機(更に72)好きのオカメですから
直ぐに購入はさせてもらったんですけど
年をとり、若い頃のようにシュシュッと行動できなくなっちゃって
(まぁ~生来の怠け者ってのも大きいんですけどね)
置いたままの状態になっていたんです・・・が
同社、鈴木社長の琴線に触れるインターネット配信を見て
こう・・・オカメのモデラー魂がムラムラッときちゃいましてね
そのまま制作開始!ってことになっちゃいました (^^ゞ

で、まずはこちらのサイトで
前にやった同社製F-4ファントムと同じように
制作開始前に感じたキットのレビューなんかを掲載してみようと思います。


まずは機体の構成パーツ類から

先のインタビューでも語られていたのですが
機体本体の構成パーツはさほど多くなく
パッと見ではかなり組みやすそうな印象ですね。

特に目に付くのはインテークからエキゾーストまで
一直線に作られている内蔵パーツで
これは中々面白い試みだと思いました。
(ちなみに写ってはいませんが、このパーツの裏側には
超精密な脚収納庫が立体的にモールドされているのです♪)

ただし、各部その他の小パーツ類は
ハセガワ製キットと比べると少し多め・・・かな?
でも、ある程度プラモ作りに慣れた方なら
「どうしてこの分割にしているのか」
ってところが理解出来ると思いますので
さほど不満は出てこないんじゃ~ないでしょうか。


吊るし物はパイロン×6にドロップタンク×2
フルで装備したい場合は一番外側にもう2つ
追加でパイロンが必要になってくるんですけど
実機では吊り下げているところを殆ど見ませんので
まぁ~個人的には許容できるかな・・・と (^^ゞ

ミサイル等を積みたいぞ!という方は
同社より自衛隊機用のミサイルセットが発売されていますので
そちらを購入すれば無問題♪
ランチャ―等に位置決め用のポッチがモールドされており
取り付けも楽っく楽・・・ではあるのですが
逆にクリーン状態で作りたい時には
それを削り落とし、整形する手間が出てきちゃうって~ところが
なんともかんともな泣き所でありまして
せめて短AAM用のポッチ無しバージョンのランチャーだけでも
一緒に入れてくれてたら「神」だったんですけどね(笑)


キャノピーは前、中、後ろの3分割
メインになる真ん中のキャノピーパーツは
スライド金型を使って(お約束の)バブルキャノピーを再現。

これにより美しいスタイルを再現することが出来ているのですが
金型の設計上、側面がレンズ状になってしまい
外から中をのぞいた時に、少し歪みが発生してしまいます(泣)


全体のスタイルを取るかクリアな視界を取るか
かなり特殊な金型を使えば両立は出来るみたいなんですけど
内側にパーティングラインが出来てしまったり
(購入者側の必要なスキルも一気に上がってしまう)
値段がバカ高くなってしまったりするのもなんですので
全体のスタイルを優先したこの作りが
個人的には正解なんじゃないかと思ってます。


あと、同社の前作、F-4ファントムの時みたいに
一体成型のパーツは入っていませんが
分割数も少なめですし、精度も高いようですので
特に苦労させられることは無いんじゃ~ないかと
(ってか、F-4は無いと難易度が跳ね上がりますからね)


デカールはスケールモデルでは一般的な水転写タイプ。
特にどうこうということは無い普通のデカールっぽいですが
そっちの方が安心感があって良かたりしてね(笑)

使用感の方は制作記で書かせてもらうつもりですが
印刷に関しては、日の丸がシッカリと濃い赤になっていますし
全体的にカチリとしていて好印象♪

ただ、自衛隊機は小さいコーション類が多く
慣れていない方だとビックリ&ゲッソリしちゃうかもしれませんので
少し間引いてしまうってのも「あり」かもしれませんよ (^^ゞ


組み立て説明書は冊子状になっており
読み応えのある機体解説から始まり


さすが国産メーカー♪
分かりやすく図解されていますので
よく読んで組み立てしてゆけば、悩む所は殆ど無く
シッカリと綺麗に完成させることが出来ると思います。

っていうか、中途半端に慣れた人間の方が適当に読んで
後から「あ゛あ゛っ!?」ってことになっちゃうのよね。
え?・・・あはははは
そう、オカメの話です(笑)

さて、パーツ状態での感想はこんな感じでしたが
切り出して仮組してみると


( ̄∇ ̄) おおぉぉ~~~~う♪

さっすが最新鋭!
ササッと組み立てるだけでこのカッコよさ
クゥ~~~~ッ・・・笑いが止まりませんね!!


基本的に、高精度&良く設計されていますので
昔のプラモデルみたいに大きい段差や隙間が発生し
綺麗に仕上げようと思ったら削ったり(パテを)盛ったり
大掛かりな矯正や修正が必要ってことは無いのですが
そうは言ってもやはりプラモデルですから
綺麗に組み上げようと思うなら
バリやゲート等の処理は必要になってきます。


ただ、その「程度」はかなり低く、プラモに慣れた方なら
「え?こんだけでええの」って驚くレベル(笑)

前述のインターネット配信でも語られていましたが
綺麗に組み上げるコツは
①丁寧にパーツを切りだし(ゲートやバリの処理)
②接着する前にシッカリと仮組
③隙間や段差が発生しないか確認し
④必要なら合わせ目付近を削ったりして調整してから
⑤パーツをキチンと勘合させ
⑥合わせ目を流し込みタイプの接着剤で接着固定
ようはプラモの基本中の基本を
あわてず余裕をもって作業してやることだけ

(●^o^●) ですね


外形に関しては、自身にあまり知識がないため
考証面であれこれと語ることは出来ませんが(汗)
個人的に受ける印象のみに関して書かせてもらいますと
シャープ、かつラインが滑らかな曲線で
ハセガワ製キットより少し繊細というか
ん~~~・・・・女性的って言ったらよいのかな?
オカメの飛行機に対するイメージは「妖艶な美」ですから
まさに琴線バリッバリ(笑)

注)もちろんハセガワさんの72も悪くないですぞ
品質とお値段を考えたら、もの凄いコスパ!


あと、パネルライン等のモールド(彫り)が
同社の前作F-4ファントムの時より
少しシッカリ目になっているのも良いところ。

ファインさんは構成パーツ間の継ぎ目を
パネルラインにもってくる設計をされているのですが
ファントムの時はモールドがムチャクチャ繊細すぎて
(もちろん良い意味でですよ)
整合させるために凄く苦労させられたんです。

なもので今回くらいの彫りでしたら、そのあたりを
楽に合わせることが出来るんじゃないかな
な~んて思ってるんですけど・・・はたして? (^^ゞ

っていうか、そういうのを一々気にする人の方が
全体から見れば少数派なんでしょうけどね(笑)

とまぁ~ザッと良い点、悪い点
感じたことをつらつらと書き連ねましたが
現状、72のF-2では間違いなくベストなこのキット
(というか、ジャンル全体で見ても上位だよね)
出してくださったファインモールドさんには


他にも感じたり気が付いたりしたことが
色々た~くさんありますので
その辺りは一緒に立ち上げる制作記の方で
細かく紹介&解説させてもらいますね

さぁ~やるぞぉぉ~~~っ!!

最新の更新履歴

10.23 製作中のブリティッシュファントムFG.1を更新
10.11 製作中のVF-4ライトニングⅢを更新
10.08 制作中にVF-0S フェニックス バトロイドを追加