2014年10月28日火曜日

ハセガワ新版 F-4ファントム シートのディテールアップ方法

(●^o^●) みなさん、自衛隊機を作ってますか~?

今回はハセガワ製の1/72スケールキット
F-4EJ(改)のシートをディテールアップする方法を紹介したいと思います。

現在ハセガワから発売されているF-4ファントムのキットは2種類ありまして
こちらは新しい方、いわゆる新版と言われているキットのパーツですので
ご注意くださいませ。

では製作開始で~っす


まずは今回の作業に使用する材料と工具を

はさみ、カッター、カッティングマットにピンセット
これらの道具、極端なことを言えば100円均一の品でも十分ですが
ピンセットのみは精度の高い物を使った方が絶~っ対に!良いです。

オカメが使っているのはタミヤの精密ピンセット(ストレートタイプ)
タミヤ製ということもあり、比較的どこの模型店でも入手しやすい上に
お値段も「定価」で1300円位ですから
一つ買っておいても損はしないと思いますよ (^^ゞ

材料はマスキングテープ
これまたお店で入手しやすいタミヤ製を使ってますが
少し厚みがあってカチカチでなければ他の物でも代用は効くと思います。

かなり細く切りださないといけないので
市販の細切りしてあるマスキングテープを使うと楽ですね

後、オカメは瞬間接着剤(できれば硬化が早く、サラサラとした物)と
プライマー、エッチングソーを使用していますが
これは「あった方が良い」という位で、無くてもなんとかなったりします。


ではキットのパーツ構成を見てみましょう。

左右分割されたシートフレームに背面のシャフト
ヘッドレストと一体化されたクッション部に
フェイスカーテン・エジェクションハンドル部の計5パーツ

72スケールのシートとしてはかなり凝った作りですね。


さぁ~加工を始めましょう。
まずはクッションパーツのヘッドレスト部分に溝を彫る作業

これは後から行う「塗りわけ」がしやすいようにする為で
絶対に必要というわけでもないのですが
やっておいた方が見栄えや後の塗装が楽になると思います。

オカメはエッチングソーで溝を彫ってますが
面倒ならカッターでスジを入れるだけでも十分ですよ。


で、各パーツを組み上げたのがこの写真

どうです?凄い精密感だと思いませんか
まぁ~こんだけ良い造形ですから
このまま塗装するだけでも十分とも言えるんですけどね (^^ゞ


ではディテールを追加していきましょう。

まずは細切りにしたテープを写真のように貼っていきます。


次に、右側のシートのように更にテープを追加します

ポイントは赤丸の部分で
テープの端を最初に入れた溝の位置に合わせてあげること。

これが貼れたら、そこに左側のシートのように
更にテープを追加していきます。

①まずは青線の部分、先に貼ったテープ部分の上に
上乗せする形で貼り付け(これで厚みが増します)

②次に黄色線のように手前側に折り曲げて
(接着面が表になりますが気にしない(笑))

③更に緑線のようにもう一度折り曲げて
先に貼ったテープと重ねるように貼り付け
同じように溝に沿ってカット

これでショルダー側のベルトは一応完成です。

座面側は・・・まぁ~適当で良いと思いますが
好きな方は調べてリアルに仕上げてみてください。

この後、オカメはテープの剥がれ防止の為に
この上に瞬間接着剤を塗りつけてガチッと固めてしまい
塗料の喰いつきを良くする為にプライマーを塗って仕上げていますが
上からクリアー等の塗料を厚塗りすることでも代用できると思いますよ


最後に塗装を行ってシートの完成で~っす♪

基本塗装に関してはキット指定の色番号に準じていますが
クッション部の座面(55番カーキ)と
背面部分(54番カーキグリーン)の塗り分けを上下逆にしています。
オカメ的には、こちらの方がシックリとくるのですが
まぁ~これは好き好き・・・・かな (^^ゞ

メインになるベルトはツヤを落とした308番グレー
ヘッドレストとフレームの頭頂部は56番の明灰緑色
そこを繋いでいる短いベルトは44番タン
下側の細いベルトは43番ウッドブラウンを今回は使用しましたが
この辺りは皆さんが手持ちの色の中で
良く似た色を使ってもらっても問題ないと思います
だって今回のオカメの作例自体が適当なんですからね(笑)


さて、今回のシートのディテールアップはいかがでしたでしょうか?
お金を掛けなくても、知恵と勇気(笑)で手を入れてあげれば
それなりに見栄えを良くする事が出来るって~のも
プラモの楽しさの一つだと思います。

これをベースにベルトを鉛板にしたりバックルを追加したり
資料を基に更にリアルに!
な~んて、自分なりに楽しんでみてくださいね~♪


でも大人は・・・・・
楽で(時間短縮できる)、更に見栄えも良くなる
レジン製シートやエッチング等々のアフターパーツを買った方が
「色々な面」で良かったりするかもね (^_^;) オホホのホ

2014年10月14日火曜日

ハセガワ新版 インテーク周りの小加工

今回はハセガワ製の1/72 航空自衛隊F-4EJファントムの
インテーク内の処理(加工)方法を紹介したいと思います。

加工を施すのは同社の新版と言われる新しい方のキットで
プロポーションやディテールは最高!
まさに文句無しの一級品です。

しかしパーツ割の関係からか
インテーク内に小さい段差が発生しているんですよね (^_^;)

今回は画面をクリックすると大きくなります


これがその段差を正面から見たときの写真です。

インテーク内の下側に、目立つ段差が発生していますよね?
位置的には奥まったところにあるので
まぁ~飛行機やプラモデルに興味の無い方でしたら
「だから何?」ってなもんなのでしょうが(汗)
好き物にはチョッと気になってしまう所なので
軽く加工を施して「とりあえず目立たないように」だけしてやりましょう。


え~っと、このキットを作ったことが無い方は
よろしければ先に、このコーナー内にある「組み立て方」のページを見てください
今回の加工を施す前には
主翼下面と機首下面のパーツを先に接着しておくことが必須で
その接着作業が終わっているのが写真の状態です。

さて、溝状になっている箇所にパテを盛っているのが分かるでしょうか
(って、そりゃ~わかりますよね)
ここがインテーク内の下面になる部分で
先に説明した「飛び出ている出っ張り部分」というわけです。

ここを滑らかなラインに成型するためにパテを盛っているわけですが
後で加工を施しますので、切削のしやすい製品が推奨です。
(今回は瞬着パテを使ってますが、ポリパテなんかでも全然問題無いですよ)

パテを盛る時には、赤のライン部分を高さの基準にし
青のライン部分がそれよりも高くなるようにしておいてください。
少し厚盛りになりますので、タミヤパテのようなラッカーパテは
(プラが解けてしまうため)使用しないほうが無難かな


パテが硬化したら良く研いだ彫刻等などで
写真のようにガシガシと削っちゃいます。

精度を求める作業でも無いので
彫刻等は子供の頃に使っていたような安物で十分ですが
怪我を防ぐ為、刃先は良く切れる状態で
進行方向に指を置かないよう注意して作業してくださいね。


で、これが加工し終わったパーツを仮組みした状態ですが
どうです?
最初の状態に比べたらかなり良くなっていると思いません♪



加工面の形状はこんな感じ
枠の部分(赤線)はパテ盛りの時に基準にしたラインの高さ
出口付近はカーブの付いた凹形状になっているのが分かりますでしょうか
(白を塗る前に撮っとけば良かったなぁ・・・・)

この凹ませている部分、ほんとはインテークリップパーツの形状に
カッチリ合わせて仕上げてやるのが良いのですが
オカメは結構~適当に仕上げています (^_^;) ははは

加工する時の唯一の注意点としては
インテークリップ部より少し低くしておいた方が良いってことぐらいかな
意識しているのはそれくらいで
ほんとに現物合わせでガリガリ削ってからヤスリがけし
表面処理もせずに濃い目の白を吹いてるだけなんですよ
(なのでよく見たら結構~表面が凸凹です(笑))


さて、機体パーツ側のインテークにあたる面をつや消し黒で塗装し
今回の手順で加工したパーツを使って仕上げたのがこの写真
ん~・・・どうです?
最初に述べたように「とりあえず目立たないよう」には
なっていると思いませんか

拘り派の方からすると全然ダメじゃん!って感じかもしれませんが(笑)
そのままじゃ嫌だけど、あれこれ弄り倒すのは面倒臭いやん
っていうオカメみたいな性格の人間には向いていると思います

形状や表面の仕上げなんかに目をつぶれば
かなりサクサクッと出来ちゃいますから
ここが気になった方は一度やってみてはいかがでしょうか

ま、奥まった所でそれほど目立ちませんし
「気にしない」って~のが一番楽で正解なんでしょうけどね (^^ゞ



最新の更新履歴

10.23 製作中のブリティッシュファントムFG.1を更新
10.11 製作中のVF-4ライトニングⅢを更新
10.08 制作中にVF-0S フェニックス バトロイドを追加