今回はハセガワ製の1/72スケールキット
F-4EJ(改)のシートをディテールアップする方法を紹介したいと思います。
現在ハセガワから発売されているF-4ファントムのキットは2種類ありまして
こちらは新しい方、いわゆる新版と言われているキットのパーツですので
ご注意くださいませ。
では製作開始で~っす
まずは今回の作業に使用する材料と工具を
はさみ、カッター、カッティングマットにピンセット
これらの道具、極端なことを言えば100円均一の品でも十分ですが
ピンセットのみは精度の高い物を使った方が絶~っ対に!良いです。
オカメが使っているのはタミヤの精密ピンセット(ストレートタイプ)
タミヤ製ということもあり、比較的どこの模型店でも入手しやすい上に
お値段も「定価」で1300円位ですから
一つ買っておいても損はしないと思いますよ (^^ゞ
材料はマスキングテープ
これまたお店で入手しやすいタミヤ製を使ってますが
少し厚みがあってカチカチでなければ他の物でも代用は効くと思います。
かなり細く切りださないといけないので
市販の細切りしてあるマスキングテープを使うと楽ですね
後、オカメは瞬間接着剤(できれば硬化が早く、サラサラとした物)と
プライマー、エッチングソーを使用していますが
これは「あった方が良い」という位で、無くてもなんとかなったりします。
ではキットのパーツ構成を見てみましょう。
左右分割されたシートフレームに背面のシャフト
ヘッドレストと一体化されたクッション部に
フェイスカーテン・エジェクションハンドル部の計5パーツ
72スケールのシートとしてはかなり凝った作りですね。
さぁ~加工を始めましょう。
まずはクッションパーツのヘッドレスト部分に溝を彫る作業
これは後から行う「塗りわけ」がしやすいようにする為で
絶対に必要というわけでもないのですが
やっておいた方が見栄えや後の塗装が楽になると思います。
オカメはエッチングソーで溝を彫ってますが
面倒ならカッターでスジを入れるだけでも十分ですよ。
で、各パーツを組み上げたのがこの写真
どうです?凄い精密感だと思いませんか
まぁ~こんだけ良い造形ですから
このまま塗装するだけでも十分とも言えるんですけどね (^^ゞ
ではディテールを追加していきましょう。
まずは細切りにしたテープを写真のように貼っていきます。
次に、右側のシートのように更にテープを追加します
ポイントは赤丸の部分で
テープの端を最初に入れた溝の位置に合わせてあげること。
これが貼れたら、そこに左側のシートのように
更にテープを追加していきます。
①まずは青線の部分、先に貼ったテープ部分の上に
上乗せする形で貼り付け(これで厚みが増します)
②次に黄色線のように手前側に折り曲げて
(接着面が表になりますが気にしない(笑))
③更に緑線のようにもう一度折り曲げて
先に貼ったテープと重ねるように貼り付け
同じように溝に沿ってカット
これでショルダー側のベルトは一応完成です。
座面側は・・・まぁ~適当で良いと思いますが
好きな方は調べてリアルに仕上げてみてください。
この後、オカメはテープの剥がれ防止の為に
この上に瞬間接着剤を塗りつけてガチッと固めてしまい
塗料の喰いつきを良くする為にプライマーを塗って仕上げていますが
上からクリアー等の塗料を厚塗りすることでも代用できると思いますよ
最後に塗装を行ってシートの完成で~っす♪
基本塗装に関してはキット指定の色番号に準じていますが
クッション部の座面(55番カーキ)と
背面部分(54番カーキグリーン)の塗り分けを上下逆にしています。
オカメ的には、こちらの方がシックリとくるのですが
まぁ~これは好き好き・・・・かな (^^ゞ
メインになるベルトはツヤを落とした308番グレー
ヘッドレストとフレームの頭頂部は56番の明灰緑色
そこを繋いでいる短いベルトは44番タン
下側の細いベルトは43番ウッドブラウンを今回は使用しましたが
この辺りは皆さんが手持ちの色の中で
良く似た色を使ってもらっても問題ないと思います
だって今回のオカメの作例自体が適当なんですからね(笑)
さて、今回のシートのディテールアップはいかがでしたでしょうか?
お金を掛けなくても、知恵と勇気(笑)で手を入れてあげれば
それなりに見栄えを良くする事が出来るって~のも
プラモの楽しさの一つだと思います。
これをベースにベルトを鉛板にしたりバックルを追加したり
資料を基に更にリアルに!
な~んて、自分なりに楽しんでみてくださいね~♪
でも大人は・・・・・
楽で(時間短縮できる)、更に見栄えも良くなる
レジン製シートやエッチング等々のアフターパーツを買った方が
「色々な面」で良かったりするかもね (^_^;) オホホのホ