2017年7月23日日曜日

オネアミス王国 空軍戦闘機 第3スチラドゥ のファーストレビュー的なもの (^_^;)

現在からちょうど30年前の1987年3月
日本アニメ史に残る大傑作(すくなくともオカメはそう思ってます)
「王立宇宙軍 オネアミスの翼」が劇場公開されました。

1990年代に社会現象を引き起こしたTVアニメ作品
「新世紀エヴァンゲリオン」を製作した「GAINAX」の処女作で
当時の新進気鋭クリエイター達の恐ろしいほどの熱意を感じるこの作品は
現在の目で見ても第一級・・・・というか
CG全盛の今ではもう作れない
まさに「オーパーツ」的な作品と言っても過言じゃないかと思います。

ちなみに、オカメもこの作品が超超超~大好きで
たびたびHPのネタに使わせてもらっている位なのですが
(雑記帳コーナーのオカメインコの翼(プロローグ)を参照)
特に好きなのが作中に登場する架空航空機のシーンでして
とにかく機体デザイン、作画、動き、雰囲気
全てがオカメの琴線にビンビンに響いて



と思っていたのですが
全くキット化される気配も無しに月日は流れ・・・・

が、しかし!

作品公開から30年たった今年(2017年7月)!!
「株式会社ビーエムオフィスエー」さんより
「PLUM」というブランド名で
な、な、なんと!!
「オネアミス王国 空軍戦闘機 第3スチラドゥ」が
1/72スケールでキット化されたのであります!!!!

ク・・・・クオォォォ・・・・・
まさかこんな日が来ようとは(泣)

このHPは実機のプラモがメインってことで
本来ならばこういうページを作らないんですけど
なにしろ物が物ですので今回は特別に♪
ファーストレビューを掲載させてもらいたいと思います (^^ゞ

注)途中に少し否定的な意見も入ってますが
オカメがどういう感想だったのかは
必ず最後まで見てから判断してくださいね



注)今回は1024×768サイズでアップしていますので
大きい写真で見たい方は画像をクリックしてください

まずは外箱
今回キット化されたのは単座の戦闘機型で
パッケージイラストは出撃準備中のシーンになっています。

上側が劇中の画面で、下側が・・・・・・
おそらくキットの写真をトレースした物だと思うのですが
ある意味「広告に偽り無し」と言いましょうか(汗)
上下に同じアングルで並べているので
似ていない部分がハッキリとしちゃってるんですよね (^_^;)

チョッと不安になってきましたが
とにかくフタを開けてみることにしましょう。



むむっ!
にぎやかな成形色だなぁ~ (^_^;)

で、中身を出してみると



パーツ割りはこんなふうになってます。

素材自体に着色してあり、無塗装でパチ組みしても
ある程度「見れる」ようになっているので
どちらかと言えばガンプラに近い感じかな

表面に施されているパネルライン等のモールドは
凹彫りになっているのですが密度は控えめで
幅は(スケールキットと考えれば)やや太めと言ったところ
ただ「彫り」は綺麗なので
ライトに製作することを考えた場合は、そう悪くない作りだと思います。

パーツ数は・・・・・多くも少なくも無しってところでしょうか
胴体とかの大きいパーツはザックリと一体成形になっていたりしますが
意外と細かい所が別パーツに分割されていたりして
けっこう精密感のある仕上がりになってくれそうな感じがしますね (^^ゞ


クリアパーツは前部風防と後部キャノピーの前後分割。

メーカーの試作品?写真では
前面の円形ガラスが小さく、凄く違和感があったのですが
発売にあたり改修されたのか?
こちらは少し大きめになっているような感じ♪

後ろのキャノピーは閉状態と開状態の2種が入っており
これまたオカメ的に高ポイント!

(●^o^●)こういう配慮って凄く嬉しいんですよ、ええ

スタンドは飛行状態展示用のゴッツイのが一つと
降着状態時に取り付け可能な
少し小さめの補助クリアスタンドが一つ

第3スチラドゥは脚が細いデザインになっていますので
この小さいクリアスタンドは
展示して飾る時の破損防止に大きく役立ってくれるでしょう。

説明書は一部カラー印刷な上に



注意点等もシッカリと書かれた
かなり理解しやすい構成になっており
更にポイントゲット♪

う~ん、いいじゃんPLUMのキット (^^ゞ


ではさっそく仮組みしていきましょう。

まず最初に行う&注意すべき点はパーツの切り離し
少しゲートがゴツイので、ニッパーで切断してから
カッターや薄刃ニッパー等で後処理と言う流れで進めていきましょう。

間違ってもグリグリとむしり取ったりしちゃだめですよ(笑)



あと、こう言った感じに
気をつけなくてはいけない部分が何箇所かありますので
組み立て前にシッカリと説明書を確認しておいてくださいね

さて、それでは切り出したパーツを組み立てつつ
オカメの感想を述べていきたいと思います


大きいメインパーツはスナップフィットになっているのですが
胴体部分に関してはピンの精度がカツカツになってるからなのか
そのままではスッと入っていきませんので
(無理やり押し込むと変形してしまいますので注意)
イラストのようにピン先端部分の面取りを行うか
ニッパー等で斜めにカットしてあげた方が良いかと思います。

個人的には斜めカットの方が楽で早いからお勧めなんですけど
やりすぎると勘合力がガクッと落ちてしまいますので
その辺は注意(自己責任)してくださいね

ちなみに
オカメは組み立て前の仮組み(後からバラして接着しなおす)なので
ピン部を殆どカットし、勘合力をかなり落とした状態にしています。

で、こうして胴体を組み上げた感想はと言いますと


まずフォルム的に気になるのが
胴体が太くてマッシブ過ぎる点

特にコクピットとエンジン周りがポッテリしすぎで
軽量な構造の機体に大馬力のエンジンを搭載した
劇中の、いかにも航空機然とした雰囲気がいまいち出ておりません(泣)

メーカーからの発売アナウンスを知り
試作品の写真を見た時から感じていた「コレじゃない」感・・・・

やはり製品版でも払拭することは出来ておらず
この段階ではチョッと心配になってました (^_^;)


その代わりと言っちゃーなんですが
主翼の形状は凄く良い感じ♪

少しモールドに大雑把な感じがありますが
まぁ~これなら十分及第点ってところでしょうか

さらに


主翼と先尾翼、垂直尾翼は写真のようにタブ&スロットになっており
はめ込みが少しキツメになっていますが
その分、差し込むだけで角度がピタッと決まって強度もバッチリ!

ここって意外とハードルの高い部分ですので
航空機のキットに慣れていない方にとっては
かなりありがたい作りと言ってよいかと思います (^^ゞ

パーツの精度的には全く問題なし!
合わせるだけで段差や隙間が殆ど発生せず
これはパチ組みだけで仕上げたい方
合わせ目消しまでやりたい方
どちらにも凄~~~くありがたい話ですね♪

で、組みあがった機体に
残りの小パーツを引っ付けていくと・・・・











(;^_^) いや、その・・・これはこれで悪くないですな、うん




巨大なパワーを受けとめる
二重反転式のプロップファンがイカスッ!!



ご覧のように、翼関係は
差し込むだけでピタリと決まって高強度!
これは凄くポイントが高いですね♪

個人的な意見として
チョッとボリューム過多な機首周りが少し残念ですが
複座への展開も考えられたパーツ割には
ワクワクさせられます (●^o^●)



機体はパチ組み、キャノピーのみ筆塗りで仕上げたい時は
調色して機体色を作るのが一番ではあるのですが
かなり難しそうなので(Mrカラーのみで申し訳ありませんが)
手持ちの色の中で近そうなのを選んでみました (^^ゞ

オカメ的には写真に写っている100番マルーンが
一番成形色に近いような感じ・・・かな?

これに30番フラットベースを混ぜてツヤ調整すれば
似たような感じに仕上がってくれる・・・・・かと思うのですが
実際に自分で塗装しているわけではありませんので
まぁ~参考程度ってことにしておいてくださいまし(汗)



降着装置(脚関係)は一部に接着が必要なので
今の段階では取り付けず
とりあえず付属のスタンドを使って
どんな感じになるのかだけつかんでいただけるようにしてみました。



クゥ~~~ッ
こいつぁ~楽しみです♪

それでは悪いと感じた点、良いと感じた点
現時点での総評と、3つ感想を述べてみたいと思います。

●まず個人的に悪いと感じた点
形状や表面のモールド等々、「バンダイ製キット風」になっており
思いっきり架空戦闘機になっちゃってます。

いや、第3スチラドゥはアニメに登場する架空戦闘機なので
それが正しいとも言われたら困っちゃうんですけど
そうとうに拘って作られたと思われる劇中の描写!
アレを見ちゃうと・・・・・ね (^_^;)

正直言って、航空機のキットに長けた株式会社ハセガワさんが
傑作キット「1/72 VF-1」と同じベクトルで
航空機としてガッツリ作ったキットが見て見たかったんだよなぁ

●次に良いと感じた点
キャラクター物として見た場合は
マッシブでカッコイイと思いますし
製作難易度を低く設定&高精度で作られているおかげで
パチ組み、塗装仕上げ、だれでも簡単に
この手ごろなスケールで製作出来るというのが
ムッチャ素晴らしいと思います!

たとえば、ハセガワさんが航空機的にアレンジして作ると
一般的な方には受けが悪くなる形状になっちゃいそうですし
なにより製作難易度が上がって(塗装や接着が必須)
だれでも作れるといったキットじゃなくなっちゃいますからね

●で、総評はと言いますと

良否で全然正反対の意見を出しちゃってますが(汗)
そこはスケールキットとキャラクターキットでは
求める方向性に違いがありますから
どちらもオカメの偽らざる気持ちでありまして

プラスマイナスで考えると
理想的であろうけれども出ないキットよりは
たとえキャラ寄りとは言っても(これはこれで良いんですけどね)
実際に形にしてくれたキットの方が価値は何倍、いや何十倍!
というわけで、このキットは

ヽ(*`Д´)ノ オカメ的ラブリーキットに決定~~~っ!

ま、こんだけ気合の入った(入りすぎ(笑))
ファーストレビューを見たらすぐ分かっちゃいますよね

パーツ割から複座も出るはずなので
(オカメ的にはこちらが本命!)
絶~~~~っ対に買おうと思ってます♪

あと・・・・・
出来たら共和国軍の新鋭ジェットと
水軍の艦上ジェットも出して欲しいなぁ~~~~
PLUMさん、こんだけ応援してんだから

ヽ(*`Д´)ノ 絶対にお願いしますよっ!!

2017年7月15日土曜日

17/07/15の更新分 観測ヘリコプター OH-1 ニンジャ 完成

ウッキョォォォ~~~~~ッ!
陸上自衛隊 観測ヘリコプター OH-1 ニンジャ


ヽ(*`Д´)ノ 完成じゃ~~~い!!

ど~~うですか、この渋さ!
三色迷彩に赤い日の丸、さらに国産ヘリって
このシチュエーションだけでも丼飯を3杯いけそうなのに
キットの出来の良さが加わっても~う大変(笑)


しかも、しかもですよ
これ、1/72スケールなんですよっ!
ちっさい1/72スケール!!

( ̄∇ ̄)大事なことなので2回言いました(笑)

ううう、アオシマの社員さん
ご・・・・ご・・・・・



ごめんなさい
製作前は、このキットを・・・・・

( ;´ Д ` ) 正直、チョッとなめてました(汗)


ストレートに組んでこれだもんなぁ~ (^_^;)

最初チョッとウルサイと感じたリベットも
完成してみればよい雰囲気をかもし出してるし
開発の方々・・・・・
かなりがんばったんでしょうね(感動)

こんな素晴らしい自衛隊機のキットを
72スケールで作ってくれたアオシマさんに

(●^o^●)感謝感謝感謝

ってことで、オカメが感激したこのキット
皆さんもぜひ作ってみてくださいね~♪

ううう・・・・・
他の陸自の機体も作りたくなってきちゃったなぁ~

最新の更新履歴

10.20 製作中にファインモールド製F-15Jを追加
12.07 製作中のバッカニア S.2C エリア88仕様を更新
11.25 製作中のバンパイア(空自仕様)を更新